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【古代「国造」権力の見える化 千葉芝山古墳探訪-3】

古墳に祀られた古代における族長たちというものがどんな存在であったか、そういうテーマに具体的に取り組んでいるのが、この千葉県芝山町の一連の活動。そのなかでも年に一度、「芝山はにわまつり」というイベントを継続してきている活動 […]

【権力継承セレモニー「古墳造営」 千葉芝山古墳探訪-2】

 仕事上の立場に大きな変化があって、ある程度の自由な環境を意識するようになってくると、自分の本然としての数寄の部分にこだわりが強まってきますね。わたしの場合には全国の古民家とか、古建築とか、もっと言えば昔人との対話のよう […]

【寒冷気候と皮革ファッション、女性と針仕事】

昨日は石器時代の父子の黒曜石を巡っての技術伝承のテーマとしたけれど、そのジオラマ展示の相方には、当然、母娘のペアリングでのものがあった。こちらでは、捕獲してその肉を家族で食したあとの獲物動物の「皮革」から衣類を作って行く […]

【石器時代の技術伝承と有用資源探究】

写真は国立歴史民俗博物館(千葉県)でのジオラマ展示から。石器時代の生活のワンシーンを象徴的に切り取っていて、たいへんわかりやすく好ましい。石器時代は動物という移動する資源に対して人間の側で「遊動」しながら、狩猟採集すると […]

【暮らしの民俗解析 民俗と住文化のミッシングリンク-3】

 住宅への強いこだわり、住環境への思いが柳田國男・民俗学の出発点であることが明示されていた。柳田は明治43(1910)年には日本民俗学の嚆矢となる『遠野物語』を著した。かれが35歳時であり、この頃は職業としては朝日新聞の […]

【家の狭さと寒さ〜民俗と住文化のミッシングリンク-2】

1875年(明治8年)に生まれ1962年(昭和37年)に87年の生涯を閉じた日本民俗学の父・柳田國男さん。その生家を探訪しての「取材」シリーズであります。幼少期に近隣の地域の「知的情報センター」であった、江戸期以来の大庄 […]

【柳田民俗学から現代住宅 民俗と住文化のミッシングリンク-1】

地域住宅雑誌という仕事をはじめてその経営を次の世代にバトンタッチしたのがわたしの現在ですが、巨大な足跡を残された「日本的な家と暮らし」の先人探求者として、あらためて柳田國男さんの民俗学とさらには柳宗悦の民藝運動というふた […]

【奉納額絵にあらわれる「民俗」意識 英賀神社-4】

絵というのは人間にとって、コトバ以上に本然的なコミュニケーションツール。アルタミラとかラスコーとかの洞窟絵画は低酸素状態になりやすい洞窟で絵を描くことで、意識混濁、もうろうとした心的状態になることを、むしろ意図的に自らを […]

【奉納「掲額」画に展開する民俗ドラマ 英賀神社-3】

各地ごとの神社仏閣などにはその地の歴史性を教えられるということで努めて参詣することにしている。日本社会ではこういう「地の神」への崇敬心が強く伝承されてきていると思う。欧米のようにキリスト教の一神教社会とはまったく異質な「 […]

【大好きな英賀神社「拝殿」と「掲額」に再会】

本日深夜から早朝にかけて、札幌初雪であります。何回迎えても好きな静寂感。北国人はそれまでの日常感からは相当に違った感覚で、この初雪と「再会」する。今年の初雪はどれくらい降るのか。 別に雪に「音」の要素はないように思われる […]