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戦国期北条家の政令

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写真は、歴史民俗博物館展示より。
いわゆる「楽市楽座」という新政策について、
中世的支配体制を破壊した「戦国大名」たちの立場というものがわかる。
北条といえば、最後まで関東の支配権を維持した
戦国大名の雄。
時代の読み取りにおいて、固陋な体制で対応できず
滅び去ったという側面が強調されているけれど、
この政令書では、世田谷に「新宿」を開くために
その地に「楽市」を開催することについて、認定している。
中世的な経済的既得権益を排除して
自由経済体制を推進する立場に立っている。
こういう文書から見れば、革新的な経済政策を推進していた。
織田信長が、楽市楽座を推進したというように
歴史の教科書には書いてあったけれど、
正しくはそういうものを、ほかよりも積極的に行ったくらいのことなのでしょうね。
たぶん、どういう政権でも庶民の経済活動の盛り上がりに
依拠せざるを得ないのであり、
経済の最先進地域、畿内地域に武権を樹立した
織田政権としては、ごく自然な経済政策だったということができる。
しかし、こういう政令書類は、
どういう主体が申請し、許認可を得たものか、
従来は許認可をする側の歴史だけが残されてきたけれど、
こういう経済行為は、庶民の側に主体があったことは間違いがなく、
興味深い部分ですね。
で、なんと、現代に続く市場の始まりが
こういう時代からのものだいうことです。
この「政令」文書を起源として、こんにちも「ボロ市」というのが
世田谷地域では行われているのだそうです。
そういう意味では、北条家の政策が今日まで継続してきている。
なんとも奥深い、経済の世界であります。
さて、きのうまで2日間、
建築家セミナー・相談会を開催。
これまで、建築家の紹介、というイベントという位置づけでしたが、
建築家のみなさんとも、有意義な話し合いができた結果、
より、お客様のニーズの把握、
その個別の状況にあった「相談会」重視の運営に変えてきています。
その結果、2日間とも、より具体的な相談プロセスになっています。
やはり、家を建てるのはあくまでも建て主さんということを
改めて実感させられますね。
まぁ、当たり前っていうことですが、
徐々に、方向性が明確になってくる。
事業というのはどんなものでも、やはり
やってみないと本当のところは見えてきませんね。
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マイフェィバリット「木」

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昨日から土日で「建築家セミナー・相談会」です。
それと2ヶ月近く続いている懸案の最終進行もあって、
なかなか気ぜわしい状況が続いております。
なんですが、本日は早朝からお散歩で、
最近、よく行っている「北海道神宮」周辺の散歩であります。
この神宮前の公園地帯は、
明治の初年に、政府の「お雇い外国人」の都市計画家たちによって、
日本的な庭園公園ではなく、
欧米スタイルの自然公園として整備されたものです。
以来、140年近くが経過して、植樹された緑も堂々とした景観を魅せていて、
札幌市民の、自慢していいすばらしい公共資産になっていると思います。
やはり時を経て熟成した緑地環境はすばらしい。
まぁ、もともとの円山自然林がベースにあったものと思われますが、
随所に並木道など、植樹された痕跡も見られて、
こういう昔の人たちの計画性に守られて、
わたしたちの現在に恩恵がもたらされていると実感できます。
写真は、そんな森の中でも、
わたしが一番好きな木であります。
公園平坦地から、やや神宮の高台に至る途中にある樹木で、
樹種はカシワ。
樹齢が230年超、という木です。
近くにある北海道神宮の末社の御神木のようなんです。
札幌の自然林は、こういう広葉樹と、針葉樹の混淆林ですが、
やはり葉肉のつやつやした広葉樹は夏場はみごとです。
ひときわ豪快な枝振りで、たくましい、北海道を感じさせる。
もう30年以上も前からときどき見に来ては、
なんとも元気をくれる木なんですね。
まぁ、そういう木だから御神木になったのでしょうか?
さぁ、今日も元気出してやるぞ、という気分になれる。
この木のほかにも、円山自然林一体、
実にみごとな森林になっていて、
天気が良くてもやや涼しいくらいの木陰が連続しております。
休日の早朝散歩、トクした気分になれますね。
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さすがは歴史「民俗」博物館(笑)

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千葉県佐倉にある「歴史民俗博物館」であります。
ことし、2度目の訪問を果たせた次第なのですが、
まぁまぁ、太古から戦後までのこの列島社会で生起した事柄や、生活ぶりなどを
さまざまに記録して保存する機能ということで、
あらゆる種々雑多な情報に満ちあふれています。
じっくりと思考を巡らしながら見て回ったら、
とても開館時間内では無理。
開館時間を前提にすると、たぶん、1週間くらいの滞在が必要、
いや、それでも無理でしょうね。
また、体力的にもそんなに続くわけがない。
そうですよね、何万年か、歴史時代が始まってからでも2000年以上の
日本列島上で人間が活動してきた歴史時間を追体験なんて、
そんなの、無謀というものですね(笑)。
写真は、そんな博物館の最後の方の、ごく現代に近い
戦前の社会風俗を展示しているコーナー。
それも、いわゆる「風俗」に属するような営業店舗の復元。
お堅い、役所仕事の博物館なハズなんですが
「民俗」と謳う以上、たとえば東北地方の土俗的な稲わら人形なんかも展示するわけで、
かなり猥雑な部分も、含まれてくるのは自然。
ここでは、「美人局・うるとら」という「カフェ」なんですね。
うたい文句が「喫茶の気軽さと、カフェの濃艶とを兼ねた、情熱工場」。
「うるとら娘のハリキリサービス」なんていう猥雑さ(笑)。
などというような想像力は、しかし、わたしのような年代以上の人間だけのようで、
もっと若い年代の子ども連れのお母さんたちなどはあっけらかんと、
「なんだろね、これ。いやぁ、古くさ!」とかいって笑っておりました。
まぁ、確かに、時代を経てこういう光景を見ると、
その時代の中での雰囲気や空気感のようなものが揮発する部分があるのでしょうね。
しかし、逆に言えば、
たとえば広い意味での風俗というものが
貴族や王侯階級にも広く受容されてきたのが日本文化の特徴とも言えます。
その時代が生み出す、活力や熱気というようなものが
こういう風俗の世界には表現されるものなのだと思います。
きっと、どの時代にも、こういうような部分というのは存在し続けたのでしょう。
そういうのはおおらかな王朝文学の世界にも、
活気に満ちた戦乱の時代にも、かならずサイドストーリーとして存在しますね。
まことに根深いというかなんというか(笑)。
それにしても、こういう展示まであると、
歴史というものの奥行きの深さに、目がくらくらとしてきます。
わたしも「カフェ」という場所で一休みしてみたくなりました(笑)。
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店舗の流行性

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写真は宮城県の地方都市、亘理で見た居酒屋店舗。
店舗建築というのは、流行性を表現するものですが、
現代の「癒し」というものの所在をなんとなく教えてくれる。
居酒屋さんなんていうのは、
その典型のような存在でしょうね。
まぁ、あんまり外食とか、たくさん行くわけではないのですが、
そういえば、こういった昭和初期風の店構え、
よく見るような気がします。
わたし自身でも、古い雰囲気を残しているような店が好きですね。
札幌は古い木造建築に対して
たいへん厳しい地域で、その耐え難い寒さの記憶を「持っている世代」
にとっては、ちょっと懐かしむ、までの心理はなかなか生まれてこなかったけれど、
最近は、そういった店舗が徐々に出てくるようになってきている。
「こういうの、昔、あったよなぁ」
っていうような懐かしさが、ようやくその寒さの記憶を
追いやってくれるようになってきたのか。
それとも、寒さの記憶自体を持っていない世代がそろそろ現れてきたのか。
ひょっとすると、そういう若い年代がデザイン感覚だけで、
いいかも、というようになってきたものかも知れませんね。
こういう店舗設計の世界では、
この店の外壁に貼っている看板の類、
結構な需要なんだそうで、いろいろ手を尽くして集めている専門店もあるのだそうです。
また、古材の需要も高まっているので、
世界中に、安くて、それらしい雰囲気の出る材料を
探し歩くビジネスも存在しているのだとか。
こういうのって、何を表現しているのでしょうかね。
昔の時代が持っていた、癒しの雰囲気が
現代のぎすぎすした人間関係からみて、ノスタルジックに思える。
そんなことだとすれば、やはり寂しさがありますね。
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日ハム、インフルエンザ

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好事魔多し、とはよく言ったものですね。
ほんとうに昔の人の知恵には驚くばかりなんですが、
今回のわが北海道日本ハムファイターズのインフルエンザ禍はまさに言葉通り。
空気感染するインフルエンザに、しかも激しいスポーツをやっている選手に
防御を完璧に対応するということは難しい。
プロ野球選手には、長距離移動が付きものであり、
飛行機や列車など、大量の人間が集まる場所への出入りも多い。
まぁ、北海道のチームなんで、ほかのチームよりも
移動の時間や距離が長いので、罹患する機会も多くはなるのでしょうが、
そういう点は、北海道に住む人間としては、辛い。
チームは今季、まさに堂々の成績で、首位を驀進中。
梨田監督も、各ポジションで活発な選手の競争を仕掛けて
選手たちの潜在能力をフルに引き出して戦ってきています。
そのうえ、ベテラン選手たちには戦力を考えながら適度に休養させながら、
慎重にペナントを戦ってきていました。
シーズン当初から、一喜一憂せず、長いシーズンを見越して
調子が出ない選手も我慢して活用したり、
いろいろやりくりしているな、と我慢の采配をしてきていました。
昨年の秋期練習で、各選手の課題に取り組ませて
全体としての打線の底上げを、たった1年でここまで果たせたというのは
長いプロ野球の歴史でも稀有なのではないでしょうか?
昨年まで12球団最低クラスの貧打にあえいでいたチームが、
いまや、打撃ベストテンに6人入っているチームになったのです。
ファン獲得の長期戦略でも、
まずは広いフランチャイズ球場の特性を考えて守備を第一に重視して
そのポイントでチーム力を底上げし、
幸いにもその過程で2度のリーグ優勝を果たし、
それだけではかげりが出る前に、ここまで劇的に打撃が活発化した。
長い目で見たチーム方針も良く理解できます。
梨田監督は、そういうチームの方針に満点に近い形で結果を出していると思います。
さて、そういうなかでの今回のインフルエンザ。
たぶん、もう少し発症者が出るかも知れませんね。
きょうの試合のメンバーがどうなっているか、
まさに監督の心中や、察してあまりあるところです。
しかし、こういう時期こそ、チーム一丸となって、
逆境を跳ね返して、最後まで諦めない姿をファンに見せて欲しいと思います。
確かに1軍半のようなメンバー構成になると思うので、
苦しい戦い方になるでしょうが、
そういうドラマも、プロ野球のひとつの魅力なのではないでしょうか。
インフルエンザには勝てないけれど、
そういう状態の中で全力を尽くす姿を、多くの注目が集まる試合で
ぜひ魅せて欲しいものだと思います。
がんばれ、北海道日本ハムファイターズ!
<写真は、苦難の門出みたいな意味(笑)>
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縄文期の土偶面

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歴史民俗博物館の展示より。
縄文時代の土偶のお面の陳列です。
いろいろな表情のお面が作られて発掘され保存されています。
紐が通せるようになっているので、
お面として使用したであろうことは明白。
だからこそ、このように変わった表情をしているのでしょう。
弥生ののっぺりとした、つるんとした埴輪などの表情とは全然違う。
一番上のお面は、以前に一度触れたことがあります。
恵庭付近で発見されたモノのようですが、
表情がなんともいえず哀切で、
まるで、幼くして失った息子のことを想いながら作ったのではないかと
見るものに強く伝えてくるような表情をしていました。
そのほかにも、全国各地でこのように、まさに豊かな表情のお面が作られている。
やはり縄文の社会に、こういうお面を必要とするような習慣があったと推定できる。
地域ごとに表情が違うと言うことは、
作り方が手作りであり、しかも画一的な用途、
たとえばこのお面を使って、お面に人格を憑依させて踊るというような
そういう場面が想定できるけれど、
そういう憑依人格には一定性はなかったと思われます。
なにがしか、「神懸かり」の状態を演じる個体が存在し、
その人物を通して、神の意志を受け取ろうと考えた、
というのが一般的な理解かなぁ、と。
たぶん、かがり火のまわりをこうしたお面の人物が踊りまわり、
周囲を多くの共同体構成員が囲んでいたのではないか。
日常ならざる光景の中で、
いったいどのような呪術的な願いが託されたものか。
残された、このお面の表情の中から、そういう部分を想起するしかないでしょう。
それにしても、縄文期って、
まことに表情豊かで、「個人」を強く意識させるような表現力に満ちている。
たとえば今日に至るまで続く、「なまはげ」のような
そういう始原的なパワーを強く感じますね。
こういうものが、繰り返し、この日本社会の基底から
吹き上がってくるようなことが、たびたびあっただろうと
そんな想いが起こってきます。
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小堀遠州の作庭

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写真は宮城県松島の円通院の庭の小屋。
いつ行ったのか、良く覚えていないのですが、
なにげに歩いてみて、瑞巌寺からほど近くにありました。
松島には、いろいろな機会に行くことがあるので、
瑞巌寺前庭の杉の森など、好きなのですが、
この庭を歩いたのは、ほんの偶然でした。
で、歩いてみてびっくりするほど繊細な造作ぶりに感嘆したのです。
で、あとから、この庭が小堀遠州の作であると聞いた次第。
なんでも江戸の伊達藩屋敷にあった庭を、
この松島に移築させたのだそうです。
「え、庭を移築?」と、驚きますが、
江戸初期の時代には、そういう感覚が存在したのでしょうね。
小堀遠州というひとは、
千利休・古田織部とならぶ、近世の芸術家といわれます。
西洋とは、すこし日本は芸術の価値観が違うと思いますが、
そういう世界観の中で、独特の芸術世界を生み出したこの3人は面白い存在。
小堀遠州というひとの来歴を見ていると、
武家としての栄達も遂げていますが、
現代の価値観から言えば、かれは建築家といったほうがいい。
いろいろな建築の奉行を務めていて、
それも幕府御用達、というような存在のように思います。
師匠である古田織部の非業の死を見ていたので、
政治的に、幕府との距離感を常に計算している感じがして、
そのあたり、清々しさには欠ける面もありますが、
しかし、利休からの権力と芸術の関係を見ると、やむを得ない面がある。
そういう遠州に、庭を依頼できたのですから、
伊達の世渡りのうまさ、というのも十分に伝わってきます(笑)。
庭は、まぁ、ことばでいくら説明してもしょうがない。
見て、感じて味わうものでしょうが、
写真はさりげなく建てられていた小屋がけであります。
石置きの屋根、円窓、といった構成でしたが、
庭と一体感があり、建物の意味を感覚させてくれるものでした。
わたしはとても感激しました。としか、言いようはありませんね(笑)。
やはりこのひと、面白そうだなぁと、小堀遠州のことを
もっと知りたくなったきっかけになった次第です。
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鉄刀木(タガヤサン)

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最近の北海道の住宅では、ほとんど本格的な和室が見られない。
いわゆる床の間というものを造作する数自体が少ない。
なので、「床柱」という木にこだわりを持つという文化は
どんどん消滅に向かっていると言えるのでしょうか。
そのような「日本的」決まり事からは自由になって、
むしろインターナショナル的な方向に向かっているとも言える。
日本海岸の増毛にある商家の古民家、といっても
相当の成功者の家なんですが、
明治の初年に建てられた住宅に見る床柱です。
鉄刀木、と書いてタガヤサンと読むのだそうですが、
どうもよくわかりません。
黒檀、紫檀、と並んで唐木三大銘木と呼ばれるものだそうです。
原産地はタイ、ミャンマー、ベトナム、カンボジアなどということなので、
この時代に、それも北海道の北の地域で
こういった床柱を使用するのは、大変贅沢なことだったことでしょう。
北前船の便に乗せて運ばれてきたものでしょうが、
北海道では、まことに希少な材料使いだったことでしょう。
現在では、流通が良くなっているのでしょうから、
比較はできませんが、40〜50万円程度の価格のようです。
木材の重くて硬いさまが、
まるで「鉄の刀のようだ」ということから「鉄刀木」の漢字が当てられるそうです。
腐りにくいことから、家が長く続くということに掛けて
床柱には、縁起がいいと言うことなのでしょう。
南洋材がこういう北海道の果てまで流通していたということが
旺盛な日本の建築需要を表現しているでしょうね。
それにしても、住宅建築の中のこういう一部分にこだわりを持つ文化性って、
日本建築のなかのどういう出自を背負っていることなのか、
いつも不思議な思いを感じます。
こういう部分に世界性を表現しようなどと考えるのは
「舶来」に対する強烈な日本人の憧れを表したものでしょう。
茶の湯でも、その茶碗に世界性を求めることが流行した
そういうものと通底するようなことなのでしょうか。
現代の住宅で、こういう日本文化的な部分が
もっと進化していくとしたら、
さて、どういうような領域にこだわりが向かうものか。
いろいろ発想は湧いてくるのですが、
北海道的なとらえ方の世界では、まことに興味をそそられる部分です。
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高校の同期会

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いやぁ、筋肉痛であります、肩腰と腹部。
昨日は高校の同期会が開かれまして、って、もう30年近く続いている
「伝統」の同期会なんですね、これが。
地方の高校なので、東京や全国に散らばって生活している仲間が多い。
それで、年に一度夏休み、お盆に時期に合わせて開催し続けているもの。
わたしたちの年代では、親類との付き合いって言うのは
兄弟関係は別にして、なかなか少なくなってきている。
そういうなかでは、高校の同期の連中というのは、
気も置けないし、ほとんど親戚付き合いに近づいてきている(笑)。
現代のコミュニケーションは、いろいろ変化してきているけれど、
こういう関係というものが、
これまでのなにごとかに代わってくる部分というものもあるだろうと思う。
っていう次第ですが、
まぁ、朝早く6時半にはゴルフ場に集合してワンラウンドのコンペ。
わたしは、しばらく年に一度のゴルフという状態なので
スコアは言うに及ばず、第一がスウィングをするのも1年ぶり。
まぁ、なんとか、球には当たりますが、カップにはほど遠い(笑)。
まったくパターはノー勘であります。3パット4パットの大連発。
おまけに翌日はカラダのあちこちに筋肉痛。
関係ない筋肉大出動の結末ですね(笑)。
で、夜は6時から翌日まで、何杯飲んだかわからない延々の大宴会。
店から外に出ると、熱帯っぽいなま暖かさで、また酒が飲める。
転々とお店を移転。
バカバカしいゲーム大会で、お腹の皮がよじれきっていて
たわいのないジョークでも敏感に反応してしまう(笑)。
というようなことで、本日は静かな1日を過ごしております。
あすからは、ふたたび年後半戦の開始。
いろいろと懸案満載ですが、きょうは骨をたっぷり休めたいと思います。
写真は、道南鹿部町の「間欠泉」。
豊富な湯量の温泉地で、10分ごとくらいに盛大に吹き上げております。
まことに豪快で気持ちよい。
久しぶりに行ったら、なんと、無料の足湯に浸かりながら見物できる。
メーンの国道5号からは海沿い側にはずれるのですが、
なかなか楽しい温泉地であります。
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木挽の技術

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歴史民俗博物館では、こんな展示もある。
いわゆる「木挽」っていうのは、室町のころからはじまったと言われているそうです。
それまでの日本では、木を水平方向に切る鋸はあったけれど、
垂直方向に切る鋸はなかったんだとか。
材木屋さんという存在は、大型木造建築の需要が高まった歴史年代に
この「木挽き」職人たちを集めて商売したのが始まりだそう。
神社仏閣などの大型公共工事目当てに仕事を受注したあと、
それでも、京都などで住み続けた職人たちに木を挽かせて
店の前で展示販売していたら、けっこう人気になって売れた。
いまでも、材木屋さんでは木を柱状にしたものを立てかけていますが、
ああいうスタイルが、室町期ころからはじまったと言われているのですね。
写真は、そういった木挽きの職人仕事をジオラマにしたもの。
こういう時期に、寸法という概念もできて
市中での流通の基盤になったことでしょうね。
製材と、木組み建築技術の社会的な分離は、
建築の産業化にとって、大変重要な過程だっただろうと思います。
それ以前の大型木造建築では、
材料自体をその場で切ったり、割ったり、かんな掛けしたりしていた。
それが、この写真のように木を挽く専門職が成立していったのですね。
もっと前の、竪穴住居の時代にはそもそも鉄もないわけで、
そうすると、石の道具などで切ったりしていたのでしょう。
アイヌの聖地、二風谷では、付近の河床から鋭利な木工細工に利用できる石が取れる、
ということで、そういう石を使って、丸太船を造ったりしています。
たぶん、そういった技術で木を扱っていたのだろうと思います。
いずれにせよ、鉄を加工した大鋸というのは、最先端技術製品だったようです。
もちろん、一般庶民にはそんな製材などを利用して家を建てるなどは
とんでもないことで、考えもつかなかった時代が長く続いただろうと思います。
一般庶民は、なんとか丸太を縄で組み上げて構造を造り、
それに茅などの線維製材を屋根・壁材として掛けていったのでしょう。
もちろん、自分たちの家は自給自足で作ったことでしょう。
こういう製材品は、一部の高級建築としての
国家施設、貴族などの建築施設などでだけ利用されたものなのでしょう。
そういったすばらしい建築が、ひとびとを感嘆させる装置として、
今日までありがたく拝観すべきものとして
日本的な権威の象徴でありつづけてきたのでしょう。
さて、お盆の休暇真っ盛りですが、
きのうは、かねてからの懸案業務で一日、執筆仕上げ作業。
ようやくメドが見えてきたところです。
ということで、本日は年に一度の高校の同期会。
朝からゴルフ、夜は宴会というスケジュール。
とはいっても、ゴルフは悲しいかな、ことし初めて。
さて、当たるものやら、どうなんだろうか、というところであります。
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