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あまちゃんブーム

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坊主が、なぜかNHKの朝ドラを見ているのを
不思議なことがあるもんだなぁと思いつつ、ついいっしょに見ていたら
すっかり中高年お父さんもハマってしまった(笑)。
原作と脚本の「宮藤官九郎」さんという人の名前もまったく知らず、
だいたい朝ドラマなんて、いったいいつ見たことあったかなぁ、というわたしが、
すっかり能年玲奈ちゃんの大ファンになってしまっております(笑)。
アイドルという、わたしたちの年代ではあまり存在しなかった概念に
一般性を与えて、その中心的概念として「小泉今日子」さんを持ってきて、
彼女に母親役をさせて、AKB48時代に立ち向かっている。
まったくといっていいくらい、興味次元が違う年代からすると
そうか、すでにこういうことが、ある社会的普遍性を獲得しているのだと
そんな驚きの思いがしてきますね。

時代の進行スピードが速くなり、高齢化社会もあっていくつもの時代感覚が共存している。
奈良時代という歴史時代がありますが、
あれって、たかだか74年しかなかった。
それに対して、現代は昭和というひとつの年号時代だけでも63年にもなっている。
そして、奈良時代の平均寿命に比べて、
現代はたぶん2倍近いし、
情報の流通量は、万倍に近いくらいに隔絶しているに違いない。
ちょっと、話が逸れてしまったけれど、
時代の流れで、ひとびとの興味分野は大きく変遷していくのでしょう。
ちょっと前までのNHK朝ドラで、アイドルという存在自体に着目するドラマは
想像すらしなかったように思われるのですね。
大衆社会化というのは、加速度的にいま、進化拡大しているのでしょうね。
そういった時代にあって、アイドルという現象も
ほんとうに面白い社会現象として、相対化の段階に至っているように思う。
いうまでもなく坊主が興味を持ったのは、
AKB48の時代を生きている若い感受性として、
そういった時代感覚にビビットに反応したに違いないと思うのです。
ただ、このドラマ、東日本と西日本で視聴率に大きな開きがあって、
西日本ではイマイチ、反応が鈍いと言うことだそうですね。
そういうのも興味深い。
さて、ドラマは岩手北三陸から舞台を東京に移して、
本格的に「アイドル」という存在に肉薄していくようです。
これまでは、北三陸というローカル性、エスニシティへの
国民的な興味もあったに違いないのですが、
さて、純度の高いアイドル、という社会現象論に迫っていって、
どのような視聴率的な推移を見せるのか、注目しております。
むむむ、がんばれ、あまちゃん!

写真はまったく無関係の北海道神宮・社殿。御神輿です。

蝦夷梅雨なのかなぁ

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一昨日、仙台・秋田から帰ってきましたが、
今週は北海道、ずっと雨模様の日々が続いております。
梅雨というのは、どんな季節感なんだろう、不思議な季節なんだろうなと
北海道に生まれた子どもとしては思っていたのですが、
東京での暮らしも体験して、そして北海道に帰って来て
この季節感を体感してきてみて、
やはり北海道にも、梅雨はあるように思います。
というか、北海道では春夏秋冬だけでは捉えきれない
さまざまな「季節」があるように思います。
春は、ほとんど印象に残らないのですが、
考えてみると、北海道の春は雪が残っていて、
それがなかなか融けてくれない期間が、春なのかもと思えます。
ときどき冬がぶり返してくるけれど、
じっと雪解けを待つ、あの時期が春ではないかと。
そして雪が融けると、一気にさわやかな晴天が続き、
ほとんど初夏のような季節が一気に訪れてくる。
そのあと、「ぐずついた日々」は、結構ある。
春が完全に終わって、夏がなかなか来ない時期ってある。
ちょうどいまがそんな時期ですね。
場合によっては、このような状況が延々と続く場合がある。
また、こういう状況と、さわやかな初夏が交互に現れるとも思える。
そんなオセロゲームが続いた後、一瞬、本州地区と似た蒸暑の気候が訪れる。
この時期は、本当に短いけれど、年によっては異常に長い年もある。
一貫して、湿度は低いけれど、
オセロゲームのように好天とじめじめが交互に訪れるように思う。

なんですが、本日も北海道神宮周辺を散歩させていただきました。
曇天でも、多少の雨でも、
やはり森の中をあるくのは気持ちがスッキリします。
さて、今日もがんばるぞ、っと。

上下階窓での「温度差換気」

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先日の秋田県仁賀保での住宅取材から。
なかなか各地の工務店さんは頑張っているなぁと実感させられました。
というのは、夏の冷房対策についての取材でのひとこま。
北海道を中心に発行している住宅雑誌の側としては、
夏の室内気温のコントロール、涼房というものは新しい気付き分野。
頭では理解したつもりでも、なかなかとっさには実感を伴っては出てこない。
そういう取材の中で、1階の階高がやや高く3.5mくらいある居間に
高い位置に「排煙窓」が開けられていまして、
それの電動のセンサーが取り付けられていた。
ややごつくて、これはどうかなと思わされたのですが、
その機能面のメリットを教えていただいたとき、
「2階の窓といっしょに開けていると、この1階の高窓からは冷気が下りてきます」
と言われて、そううまくうくかなぁと思ってしまった。
で、そんな表情を浮かべてしまったのを、めざとく見つけられ
「温度差換気ですよ」と咄嗟に言われ、はっとさせられた次第。
そうなんです、
この「温度差換気」が日本の通風換気の基本要素なんだと再確認させられた。
北海道でも、冬の内外温度差を利用して、
「パッシブ換気」という名称をつけて普及が進んでいますが、
むしろ、日本の温暖地・蒸暑地ほど、
この「温度差換気」を活用しなければならない。
屋根のある建物の中では、空気は上に行くほど温度上昇するのは物理の基本。
で、その基本をわきまえていれば、
2階が高温になるのを利用して、
そこからは暑い空気を排出させ、下の階からは外気の新鮮空気を導入すればいい。
そうすれば、風のない日にも通風を呼び起こすことが出来る。
先日見学して来た沖縄の中村家住宅でも、やはり基本は同じ考えで
屋根頂部に空気抜きをしつらえ、室内空気の排出経路を明確にしていた。
いまから少なくとも250年ほど前の建築で実現させている
非常にパッシブな工夫であります。
中村家では日中にセラミックである屋根瓦に「蓄熱」させ、
夜間には、その屋根頂部に向かって、
開放的な室内をわたった空気が、どんどん上昇気流を起こしていた。
自立循環型住宅の研究では、
ひたすら方位にこだわった「卓越風」の分析が多かったけれど、
どうもそれでは解決はしないのではないかと思わされていました。
風は、その地域で確かに方位に卓越性はあると思うけれど、
その方位にこだわるよりも、
建築実務では、やはり通気の仕掛け、それも「通気」という言葉のイメージが
どちらかといえば、平面図的であるのに対して、
そうではなく、建築物理的に、見えない「温度差」に注目すべきなのではないか、
そんな風に思っております。
さて、どうなんでしょうかね?

写真は、いいのがなかったので、
涼やかな水の中を泳いでいるなまず、じゃなく、「みたいな」ヤツです。

アオサの味噌汁

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ただいまわたし、食事のダイエットを実施中であります。
さて、何度目の挑戦でしょうか(笑)。
ムダなことは省く方が人生が単純化できていいのではないかと思うのですが、
やはりムダに何度目であろうが、ダイエットは永遠不滅の大目標であります。

なんですが、いきなりおいしい食の話題です(笑)。
いや、食事を抑えようとすればするほど、
食へのこだわりは増していくように思います。
少なくすると言うことは、それでも食べるものへの興味を掻き立ててくれる。
そういうときに、ふと出されたこの味噌汁に
目が止まってしまった次第であります。
日本人は、味噌で仕立てたスープを生きている間、
ずっと食べ続ける。
毎朝、坊主と黙々と味噌汁をすすりながら食事するのですが、
一種玄妙な、生きていることを深く実感させられる瞬間。
その味噌汁は、土の色にも似た黄土色の液体。
それが、味噌と汁のあいだに微妙な色合いのグラデーションがあって、
単色の黄土色の味噌汁とはまた違った深遠さを感じる。
こういう瞬間の美しさに強く惹かれるのですが、
そのなかに鮮やかな緑色が点景になって目に飛び込んできたわけです。
場所は、秋田県南部の仁賀保のあるレストラン。
北部日本海の漁港であるこの地では
豊富にアオサがとれるのでしょうね。
その鮮やかな色合い、風味、食感に耽溺させられました。
まぁたぶん、アオサはどこでもとれるのでしょうが、
北海道ではあんまり食べていないのではないかと思います。
それより、ワカメが圧倒的だと思います。
わたしは、髪の毛が年の割にはたいへん豊かでして、
それって、やはり食習慣、海草類が大変大好物であることが関係していると思っています。
とにかく目がありません。
このように美しいお姿を拝見すると、もうたまりません(笑)。
ということですが、

一般的に「アオサ」、「アオノリ」と呼ばれる海藻には、ヒトエグサ、アオサ、スジアオノリなど多様にあるが、食用として養殖され、流通しているアオサ・アオノリの殆どは「ヒトエグサ(一重草)」のことである。同じ海藻でも方言で表すと異なり、鹿児島県では「オサ」沖縄県では「アーサ」と呼んだりする。<Wikipedia>

なんだそうで、
きょうも生きていられることに感謝の気持ちがこみ上げた瞬間でした。
あ〜、おいしかった。

明瞭になって来たセ・パ格差

1355

きのうは秋田県仁賀保で住宅取材3件でした。
これは6月29日放送予定の、テレ朝系列地元局番組での住宅解説です。
秋田県でも、県南に位置する仁賀保には、
もう10年前近くに取材に訪れたことがありましたが、
今回は、仁賀保といっても最近市町村合併で統合された旧・金浦(このうら)地区。
こちらの様子については、おってご報告いたします。

で、昨夜は注目の日本ハム・大谷君の二刀流完全披露の日でしたが、
旅の空ですのでCATVは視聴できずインターネット中継に頼るしかないのですが、
疲れ切っていて、試合後の結果チャックしかできませんでした。
で、結果としてはリリーフ陣大活躍の日で
試合はモノにして、これでセパ交流戦全日程は終了。
その交流戦を終わっての順位が上の表です。
計算してみると、パリーグでは負け越しているのは2チーム。
最下位のわが北海道日本ハムファイターズと5位の
オリックスバファローズのみで、しかも借金総額は7だけ。
一方でパリーグの貯金総額は、28。
ということは、差引で21もパリーグはセリーグチームから貯金できたことになる。
単純にわが北海道日本ハムファイターズの勝率は最下位ながら
0.458なので、そのままセリーグに当てはめると堂々たる3位に位置する。
まぁ、最下位とはいってもまだ、8ゲームしか差がついていないので
まだまだ優勝も決して夢ではない成績だと思えます。
それは別の分析になりますが、明瞭になって来たのはセパの実力格差。
交流戦の成績で見ると、巨人・阪神だけが、
なんとかパリーグとの戦いで互角に戦っている結果。
それ以外のチームについては、結果から見るとやや残念な状況になっています。
セリーグではことし、巨人・阪神の2強状況ですが、
この2チームをパリーグに参入させて拮抗した試合を提供した方が
野球人気は盛り上がるのではないか。
わたしは、どうもセリーグの球場に広さの点で問題があって
それが、野球をつまらなくさせているのではないかと思っています。
狭い球場で、指名打者制度もないので、
どうも野球が小さくなっているように思えてならない。
とくに東京ドームのみすぼらしさはたまらない。
わが北海道日本ハムファイターズが札幌ドームに移転してから
成績が上がってきたのは、どうも球場の広さにも関係があると思うのです。
野球のコミッショナーさん、
こういう問題について、指揮権を発動させて貰いたいものだと思っています。

Skype活用のWEB会議

1353

本日はわたし、秋田に来ております。
きょうは秋田のテレビ局さんのアレンジで、住宅番組に出演します。
きのうまでは天気が良かったと言うことですが、
本日は朝から雨模様であります。
どうなるか、さて、というところ。

なんですが、きのうは仙台で札幌のスタッフも交えた
Skype活用のWEB会議を行っておりました。
これまでも活用して会議は行ってきていましたが、
やはり情報共有はどんどん進めたい、ということで積極的に活用。
多元中継的なこともできるようで、きのうは3箇所というか、
合計7人の会議ができました。
やはり圧倒的に便利であります。
顔を見ながら会話が出来るので細かいニュアンスも完璧に伝わる。
わたしどものような「情報企業」にとっては、
不可欠なツールと言えますね。
ただ、実際にやってみるとパソコンと大容量回線は不可欠ですね。
iPhoneなどのデバイスでも可能だけれど、
データ量が相当レベルなハズなので、
びっくりするほどの通信料金になることと思います。
そのあたりをよく検討しなければなりません。
今後、これ以外の場所からもアクセスするときには、
そのあたりをよく研究していかなければならない。
それと、最初はノートパソコンをバッテリーで駆動させていましたが、
あっという間に、蓄電レベルが下がっていく。
大体、20分くらいで20%くらい使っていた。
あわててプラグから電気を接続しましたが、それでもなかなか
充電していかない。
電源管理も重要になるようです。

しかしまぁ、わたしが仕事社会に入った頃と比べたら、
まず、隔世の感であります。
すごいことが実現できるものですね。

最下位チームの大きな「挑戦」

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ことしのプロ野球も交流戦がおおむね終了。あとは雨天順延試合が数試合です。
対広島の1試合を残している
わが北海道日本ハムファイターズは、いま現在パリーグ最下位。
上の表は、きのうのゲームの結果の出る前の統計発表ですが、
きのうも勝ったので、現在27抄32敗1分という成績。一時期は2桁まで広がっていた
借金が5コまで減ってきた。
トップのロッテとの差はまだ8.5ゲームということ。
この状況をどう考えるか、でありますが、
試合ぶりを見ていると、昨年までの戦力とは大きく変わっている。
田中賢介がMLB傘下に志願移籍し、またオリックスに糸井選手が移籍して
さらに主力の稲葉選手がいまだに打率1割台で出たり出なかったり。
投手陣は昨年と大きくは変わっていないが、
昨年開幕投手も務めた中軸の斉藤佑樹投手が肩の故障で離脱したまま。
こういった戦力的なマイナス要素に加えて、
コーチ陣も大きく刷新されて、ヘッドコーチ、投手・打撃コーチもチェンジした。
同じチームだけれど、中身はだいぶ変化してきたと言えます。
一方で、新戦力としては
2刀流への挑戦に賛否両論のかまびすしい大谷君が、高校ルーキーながら、
一昨日の試合では3番を務め、しかも接戦をモノにする活躍を見せている。
投手としても2戦に登板して1勝も上げている。
その他の新戦力では新外国人のアブレイユ選手が現在パリーグ本塁打王の活躍ぶり。
また、昨シーズンから頭角を現してきた西川選手が
守備面での不安がありながらも打つ方では活躍を見せてくれている。
そのなかで中田選手は、まさに全日本4番に近づく本格化で非常に心強い。
さらに糸井選手との交換トレードでやってきた木佐貫投手が主軸の活躍を見せ、
もうひとりのショート・大引選手は攻守に欠かせない大活躍。
正遊撃手の金子誠選手の衰えをカバーする活躍で、いまや中軸そのもの。
っていうようなところでしょう。

一度完成に近かったチームをあえて解体して
新たに作り直している段階が、現状だといえるのでしょう。
やはりいちばん大きいのは、二遊間コンビのチェンジ。
ここがまったく別のメンバー構成になった上に、2塁の西川君の守備に不安がある。
こういった状況の中で、一時期は借金10を超えていたけれど、
最近、ようやくチーム状態が上向いてきたという段階なのではないかと思います。
ただ、きのうの試合でも露呈したように
ストッパーの武田久に往年の輝きは薄れてきて、
まぁなんとか顔でしのいでいるというところなので、
ここをどうするのか、という不安はあります。
その上で、マスコミ的な注目を一心に浴びている大谷君の2刀流挑戦で
必然的にメンバー構成や打順が固定できていない。
大谷君の挑戦は、そういう意味で個人としての挑戦だけではなく
チームとしても大きな挑戦と言えるでしょう。
普通は、こういう破天荒なことをやればチームは破綻する可能性が高まる。
それぞれに明確な役割を与えて、その結果で報酬が決まるプロの世界で
あまりにも危険な賭けとなると思われる。
大谷君自身はいいとしても、ほかの選手には複雑なものがあるに違いない。
マジックを謳われた采配を見せた三原監督を目標にする栗山監督。
かれにとっても、ここは勝負がかかっているといえます。

交流戦の締めくくりの18日には、広島で大谷君が、
先発投手で5番に入るのではないかと言われている。
超本格的な2刀流の戦いをプロで行ってみせるというのですね。
まぁ、プロ野球なんだからやってみる価値はある。
大谷君にとっても、栗山監督、そして今シーズンの北海道日本ハムファイターズにとっても
大きな節目になりそうな1戦ではないかと思います。
どうであれ、ファンとしては固唾をのんで見守っていくしかない。
がんばれ、大谷君!
がんばれ、北海道日本ハムファイターズ!

北海道神宮末社・開拓神社

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やはり神社というのは面白いのですが、
最近はいつもの散歩をさせていただいている北海道神宮に興味があります。
蝦夷国一の宮という社格を与えられている神社です。
こういう「社格」というものが存在し続けてきたというのも面白いのですが、
北海道神宮は、明治の創建以来、この社格がずっと上昇し続けてきた、
言わば、日本の神社の一番星であります。
北海道は、日本という国家の国運を賭けた地であったわけで
日本が世界に開国して以来、ずっと仮想敵であったロシアに対しての
最重要防衛拠点であり続けてきた。
日本の神社のなかで稀有に、鳥居の方位が北東に向けられています。
これは、ロシアに対しての国家意志を明確に表現したものであって
もっとも暴力的な「欧米列強」に対しての日本民族の敵愾心を表しているそうです。
まことに神社というのは面白い。

なんですが、日本国家にとってもっとも肝要なことは
この蝦夷地新天地に民族としての開拓の鍬を入れ、入植の実を上げることだったはず。
その意味で、北海道神宮の末社に「開拓神社」があるのですね。
で、その神社に祀られている「祭神」として、以下の37人が上げられている。

吾妻謙命 伊能忠敬命 井上長秋命 岩村通俊命
岡本監輔命 黒田清隆命 小林重吉命 近藤重蔵命
佐藤信景命 佐野孫右衛門命 島義勇命 清水谷公考命
下国安芸命 鈴鹿甚右衛門命 栖原角兵衛命 高田屋嘉兵衛命
武田信広命 田崎東命 伊達邦直命 伊達邦成命
田村顕允命 続豊治命 中川五郎治命 永山武四郎命
鍋島直正命 早川弥五左衛門命 東久世通禧命 本多利明命
松浦武四郎命 松川弁之助命 松田伝十郎命 松前慶広命
松前徳広命 間宮林蔵命 村山伝兵衛命 最上徳内命
依田勉三命

「命」とあるのはみな、「みこと」と読むのですが、
仏教の戒名とは違って、俗名+命なので、わかりやすい。
歴史を好きな人なら、このうちの半数くらいはどこかで名前を聞き知っている。
とくに十勝の晩成社の依田勉三命も祭られているのは、印象深い。
かれは、官僚主導型の開拓であった北海道西部に対して
開拓移民団を組織して、十勝の開拓に情熱と人生のすべてををかけた。
最後は仲間からもよく言われなくなるような境遇になったそうですが、
やはり北海道開拓の最重要な人物だったと思います。
北海道西部地区が、ケプロンの献策とは違って
米作の寒冷地での推進、という方向に向かったのに対して
なにも導かれなかった十勝の開拓移民たちは、ケプロンの献策通り、
米作ではなく、畑作中心の農業経営の方向に向かった。
こうした人物も神として祭っているのは、喜ばしい。

毎朝、なにげなく通り過ぎる神社なのですが、
人間の痕跡を感じさせてくれて、楽しい。
折から、北海道神宮例大祭では神さまたち、
年に一度、御神輿として「渡御」されます。
コースを見ていたら、ススキノ周辺も回遊される。
なじみ深い神社の年間最大行事であります。
日本でいちばん末っ子の神社なのでしょうが、
だんだんと歴史が積み重なっていくのでしょうね。

ヤマボウシの白い花

1347

たしか、去年は当社の庭のヤマボウシ、
白い花は咲いていなかったように思うのだけれど、
ことしは、開花を確認できました。
一時期のころよりもその数は減っているように思いますが、
それでも、久しぶりに見られてうれしい。
自然の営みは、人知を越えて継続していく。
そんな思いがしてきます。

先日、Replan北海道の100号を記念して
石巻の小学校に絵を送るスマイルプロジェクトという企画を立てました。
北海道のReplan誌読者の方100人からのメッセージを
絵文字に込めた作品を送呈させていただいたのですが、
校長先生から、その後の子どもたちの様子を知らせるお便りをいただきました。
学校の玄関正面に掲示していただいているのだそうですが、
毎朝、こどもたちがその絵文字をじっくりと見てくれているのだそうです。
その作品の持つ力なんだなぁと、つくづく思わされます。
作家の方の思いの強さが子どもたちになにか、訴えるモノがあるのでしょう。
素朴に、いろいろなメッセージが書かれていて、
しかもけっこう難しい漢字も多く使われているカラフルな絵文字を
多くの子どもさんたちが、素朴に受け止めてくれる。
絵を送呈させていただいた日のことを
わたしはずっと、忘れないだろうと思っています。
校庭で運動会の練習の合間を縫って、こどもさんたちに向かって
掻かれていることば、ひとがひとに伝えようとする思いのようなことを
話させてもらいました。
陽光があふれかえりむせ返るような暑い日でしたが、
演壇のような一段高いところから見回した子どもさんたちの姿が
繰り返し、胸に去来します。
そういう子どもさんたちが、じっと見つめて読んでくれている・・・。
ありがたく、うれしくてなりません。
子どもたちの状況を教えていただいた校長先生の言葉の端から
子どもさんたちを思う心が伝わってきて、
「先生、いいお仕事に就かれていらっしゃいますね」とつい言いました。
なにもかもが不確実だけれど、
しかし、ひとがひとに伝えたいと思う心は伝わっていくものがある。
そんな体験をことし、させていただきました。
この庭のヤマボウシを見ながら、
この様子を掲載した雑誌が出来上がって、それに添える文章を
わたし自身も「手書き」で、したためてみました。
やはり、パソコンの活字には表現できない部分を伝えたいと願った次第です。
繋がる実感を持てて、本当にありがたい体験でした。

和の住宅デザインと北海道

1346

写真は先日の十勝での住宅見学での様子。
この現場は、設計者は本州地区からの移住者で、
建て主さんも同様な方なので、
デザインにおいても和風の仕上げを希望されて取り組んでいる現場です。
ただし、住宅性能は落とすことなく、
北海道で必要とされるレベルを確保する努力をしている。
断熱と気密をしっかり確保して、和のテイストをどう出していけるのか、
たぶん、これからの北海道の住宅デザインの方向性のひとつには違いないと思います。
ここでは真壁の作りの内部と、大壁的な作りの「付加断熱層」の組み合わせで
基本構造を作り上げています。
で、この写真は「軒の出」の様子です。
詳細なデータは入手していないのですが、
この軒の出部分は非常に繊細な薄さ、ほっそりとした印象になっている。
このような仕上げの場合、軒の構造材には丹念な気密化作業が発生するハズです。
断熱は、この軒の出とは無関係に成立させるのでそのようになると思われる。
非常に面倒な作業になるけれど、
そこのところは一体どのように納めたのか?
興味を持ちました。

日本の家屋はこの「軒の出」の細さを競うようなところがある。
どうしてそのような傾向になるのかについては
論議があると思うのですが、
白井晟一さんの秋田県に遺された住宅を見学した記憶があり、
まさに軒の出の細さが強調されたデザインになっていた。
屋根の存在感が、まさに「かかっている」という語感に近いように迫ってくる。
ただし、無造作にこういうデザインを取り入れれば、
積雪寒冷地では、積雪荷重に耐えきれず軒は折れてしまう可能性が高まる。
であるのに白井晟一さんは秋田県内にこうした建築を多く遺している。
そういった日本の住宅デザインの流れを北海道で再現したいと思っているのか。
一度、設計者にお話を伺ってみたいと思いました。
ただ、そうしたこととはまた別に、
「軒の出」のほっそりとした印象、というものが
果たして、北海道の人に「日本住宅のデザインの特異性だという「伝統的認識」が
あるかどうか、そこもよくわからない。
数寄屋建築においては、それはそうだとは言えるけれど、
どうもそれは、北海道の人はそれほど価値を見いだせないかも、
と思う次第なのですね。どうなんでしょうか?
もうちょっと、考えてみたいテーマだと思いました。