本文へジャンプ

あまちゃんブーム

1350

坊主が、なぜかNHKの朝ドラを見ているのを
不思議なことがあるもんだなぁと思いつつ、ついいっしょに見ていたら
すっかり中高年お父さんもハマってしまった(笑)。
原作と脚本の「宮藤官九郎」さんという人の名前もまったく知らず、
だいたい朝ドラマなんて、いったいいつ見たことあったかなぁ、というわたしが、
すっかり能年玲奈ちゃんの大ファンになってしまっております(笑)。
アイドルという、わたしたちの年代ではあまり存在しなかった概念に
一般性を与えて、その中心的概念として「小泉今日子」さんを持ってきて、
彼女に母親役をさせて、AKB48時代に立ち向かっている。
まったくといっていいくらい、興味次元が違う年代からすると
そうか、すでにこういうことが、ある社会的普遍性を獲得しているのだと
そんな驚きの思いがしてきますね。

時代の進行スピードが速くなり、高齢化社会もあっていくつもの時代感覚が共存している。
奈良時代という歴史時代がありますが、
あれって、たかだか74年しかなかった。
それに対して、現代は昭和というひとつの年号時代だけでも63年にもなっている。
そして、奈良時代の平均寿命に比べて、
現代はたぶん2倍近いし、
情報の流通量は、万倍に近いくらいに隔絶しているに違いない。
ちょっと、話が逸れてしまったけれど、
時代の流れで、ひとびとの興味分野は大きく変遷していくのでしょう。
ちょっと前までのNHK朝ドラで、アイドルという存在自体に着目するドラマは
想像すらしなかったように思われるのですね。
大衆社会化というのは、加速度的にいま、進化拡大しているのでしょうね。
そういった時代にあって、アイドルという現象も
ほんとうに面白い社会現象として、相対化の段階に至っているように思う。
いうまでもなく坊主が興味を持ったのは、
AKB48の時代を生きている若い感受性として、
そういった時代感覚にビビットに反応したに違いないと思うのです。
ただ、このドラマ、東日本と西日本で視聴率に大きな開きがあって、
西日本ではイマイチ、反応が鈍いと言うことだそうですね。
そういうのも興味深い。
さて、ドラマは岩手北三陸から舞台を東京に移して、
本格的に「アイドル」という存在に肉薄していくようです。
これまでは、北三陸というローカル性、エスニシティへの
国民的な興味もあったに違いないのですが、
さて、純度の高いアイドル、という社会現象論に迫っていって、
どのような視聴率的な推移を見せるのか、注目しております。
むむむ、がんばれ、あまちゃん!

写真はまったく無関係の北海道神宮・社殿。御神輿です。

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.