本文へジャンプ

寒中施工

7141.jpg
さて、本日から本格的に仕事の開始です。
ことしはほぼカレンダー通りのケースが多いようで、
先週末から始動した会社も多いようですが、
仕事、本格的に始まるのはきょうからが一般的だと思います。
どこにも行かない、地味に過ごした休暇でしたが、
その分、ゆったりできた休暇でした。
ということで、会社の近くでは
知り合いの建築会社の現場がスタートしておりました。
冬もこのように現場にシートを架けて
雪を防ぎながら、場合によってはバーナーで暖を取りながら
施工するわけですね。北海道は積雪もするし、
なんといっても寒さも厳しい中での作業。職人さんたちも大変です。
寒中施工には良い面もあって、
コンクリートの打設、乾燥にはドライな北海道の冬は似合っている、
というようなこともあります。
また、こうやって冬場も仕事ができるというのは
企業経営で考えれば、大変有意義。
これまで、北海道では冬場は工事が行われず、
職人さんたちはいったん離職して、
冬の間は「雇用保険」でつないで、春から再雇用される、
そういうケースが一般的に多いのですね。
ただ、最近はそういうしのぎ方ができにくくなってきている。
まぁ、構造改革路線の結果、そういう雇用のセーフティネットに
政府資金を使うのを避けようという方向が強まっている。
もちろん、北海道の建設業でもこのように
冬場、寒中施工をできれば雇用の継続がはかれるので素晴らしいのですが、
しかし、寒中施工はやはり経費が膨らんでしまうので、
経営的に見てみれば、収支計算上は利益を圧迫するだろうと思います。
単純にこのような外皮を現場にかけるわけで、
その「損料」だけでも、夏場に比較すると経費増になります。
もちろん、最近の灯油高騰もあるわけで、燃料費も余計かかる。
しかし、こういう冬期、なにも仕事をしないで過ごす、
というのも経済的には不健康な姿。
さて、こういう問題をどう考えればいいのか、
簡単に二者択一と言うことはあり得ないと思うのですが、
解決の方向性は考えなければならない問題。
ひとつの方向性としては、北海道の冬期間に温暖地での仕事を取る、
という考え方もあり得ると思います。
その場合、どういう方法が考えられるのか、
北海道の建設産業全体で、考えていかなければなりません。

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.