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文章を書く行為

小さいときから、絵を描くとか、文章を書くとか、
なにか、表現すると言うことがなんとなく好きだった。
そんな思いがあったから、いまの雑誌出版のような仕事を続けてきたのだと思う。
でも、だんだんプロデュース的な仕事、
段取り仕事の方が比重が高くならざるを得なくなっていく。
こういう「仕掛け」や、「企画」の仕事というのは
それはそれでいろいろな知識の蓄積がなければならないので
長くやっていると、そっちの方は経験重視の人間に振り分けられてくる。
でも、たまに自分自身で書いたりしなければならない局面もある。

そんな局面になっていて、
沈み込むような日々が続いております。
材料としての取材活動はいろいろに行っていて、その分量はかなりになる。
あらかじめ設計図が完全に出来上がって取材できるばかりではないから、
とりあえず、現実世界が先にどんどん進行して、
それをあとで整理し、統合するという作業がやってくる。
こういう局面になると、
まずは材料の整理整頓、その仕分け分類。
そして全体設計図面に落とし込みながら、構想を煮詰めていく。
なるべくわかりやすくするためにはどう見せるべきか、
どう読ませるべきか、いくつかの柱を立てて、見通しをよくしてみる。
このあたりは、試行錯誤の世界なので、あれこれ頭のなかだけでしかできない。
そうすると、やや沈思黙考型の思考過程が必要になる。
あんまり外部との情報交換には、向かいたくない状況になる。
なので、なるべく情報を遮断するようになる。
構想・分類・整理・統合・・・。
そんななかから、ようやく全体方針が見えてくる。
試しにいくつかの確認作業に落とし込んでみる。
そこそこのシナリオが書けたら、少しまとめてみる。
ようやく、「書き始める」というところにまでたどり着く。
・・・そこからさらに、より小さい領域で試行錯誤を繰り返していく。

っていうような週末を過ごしておりまして、
しかし、まだ週末だけでは終了させられなかった。
引き続き、ようやく概略骨子が固まったものの詳細部分に取りかかっております。
けっして嫌いな事柄ではないのだけれど、
さりとて大好きか、と言われれば、なんともいえない。
まことに複雑微妙な空気感のなかで、作業がまだ、続いていきそうです。
そういうなかでも、自分で決めているブログの更新時間も迫ってくる(笑)。
・・・どうしても、甘いものが欲しくなってきます(笑)。
写真は、最近食べたデザートのなかでも出色の美しさだったスイーツ。
あぁ、もう一回食べたいなぁ・・・。

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