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【2020.3.05 WHO「世界の新型コロナ感染」発表】


いろいろと物議を醸し偏向が指摘されている国連機関・WHOだけれど、
国際的な人間の健康管理協力機関としては、現状はこれしか存在しないので、
そのデータを目安にするしかないと思う。
そのHPをみたら、新型コロナの世界蔓延状況が図示された地図ページ右側に
いわば「感染者数ランキング」が表現されていた。
それをみて驚かされるのが、ここに来てヨーロッパの感染者急増が目立つこと。
イタリア3858・フランス420・ドイツ400と、相次いで感染者数が急上昇している。
で、それよりも上位ランクに「国際運輸」という項目で
クルーズ船「Diamond Prinsess」として単独記述されて696となっている。
当初、日本に感染者数がカウントされ国際報道アナウンスされてきたことが、
国連機関として、正しく是正されて表現されている。
このランキングを見れば、国別では日本は中国・韓国・イタリア・イラン・フランス・
ドイツに次いでいて、感染者数349で第7位の国と言うことになる。
8位にはスペイン261、9位には急増中のアメリカ148が続いている。
とくにアメリカについては大量感染者数になったクルーズ船会社の船で
ふたたび同様の感染が報告されているので、急増の可能性が高い。
よく「日本の検査のやり方が〜」と言われるけれど、
このアメリカ西海岸で発生の「クルーズ船」感染で約3500人を乗せたクルーズ船
「グランド・プリンセス」に対し検査キットは5日朝にヘリコプターで船に届けられ、
45人から採取したサンプルが折り返し検査施設に送られた、とされる。
船内で35人から体調不良報告があったと前段報道があったので、
検査キット総数は、この「45」程度であったことが確実視される。
難易度から「全数検査」はされていないことがわかる。
ウィルス検査手法について、G7の国々では日本とそう違いはないのだろう。
検査手法として厳密性が要求され、判定にも専門的知見が必要とされる。
その想定を前提に考えれば、イタリア・フランス・ドイツの検査と
日本の検査体制・発表体制に大きく条件の相違はないと思える。
G7の「防疫体制」制度は、世界の規範として信頼するしかない。
少なくとも中国の防疫体制とはその透明度においてレベルが違うだろう。
しかも日本は感染確認からの日数がながく、経験知も大きいと想定できる。
なんといっても感染源の中国とは一衣帯水の近さであり人的往来も比較にならない。
そのように考えていくと日本の感染者数はG7標準レベルの指数とも思える。

たぶん中国との関係を考慮して、慎重に対話交渉した上と思われる
対中韓の入国管理策をようやく発表して実施することにもなった。
韓国は激怒対応のようだけれど中国は「理解する」という対応。
普通の国家のように軍事マター的な緊急時対応策がとれない「平和国家」として
法制度も準備されていない中で、それなりに防疫体制は機能している。
もちろん今後どのように推移するかはわからないけれど、
すでに学校の閉鎖や社会への感染拡大抑止のための「要請」も発せられている。
この感染拡大抑止のための施策に、効果あることを願うだけだと思います。
いまだにクルーズ船感染者数を日本にカウントしている「日本」のメディアは
根深く意図的な報道を行っていると言われても仕方ないのではないか。
少なくとも国際機関WHOの発表数字には留意して欲しい。
もうすこし、冷静な「事実」報道を心がけてもらいたいと思う。

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