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まっとうに古美る

きのうから久しぶりに北海道で落ち着いて
仕事の進行管理をおこなっております。
やっぱり寒いですね(笑)。
一昨日まではずっと夏用の服を着ておりましたが、
やはり似合わないので、冬用に逆戻りであります。
桜は開花したけれど、
春の進み方は一気にペースダウンで、
まぁゆっくり桜を楽しんでください、という
神様の思し召しなのでしょうか。
明日明後日と、寒の戻りのように寒さがぶり返して来る予報。

写真は一昨日、栃木県栃木市を通過中に見かけた街並み。
どうも最近、古い建築の方が好きになってしまって
困ってしまっております(笑)。
この写真で言うと、右側の伝統的商家建築と、左側の
「近代的ビル」との対比になりますが、
まぁ、この近代的ビルというのも、かなり古色蒼然ではありますけれど、
低層である、という点は使用していく機能面でマイナス部分があるでしょうが、
その点を除けば、強い日射への対応力という意味合いでは
表情に凹凸が工夫されていて、
まことに伝統的スタイルの奥行きを感じさせてくれます。
そして使っている建築材料にも違いがあって
時間の風化感を余すところなく表現できる素材の古美感が明確。
それに対して、左の建築って
どうも、無国籍・ノーホェアーっていうたたずまいであります。
なんといっても、軒の出があるのとないのでは、
関東の強い日射しの中で、
防御する考えがあるのかないのか、っていう明確な違いがある。
鉄筋コンクリート建築って、形を自由に作ることができたと言うことから、
ひたすら、経済機能性の方向に発展してしまったと言うことなのではないか。
それはすべて悪いことではなかったと思うけれど、
人間の感受性にとって、かなり弊害をもたらしたものかも知れない。

どうもこういう感覚に陥っておりまして
ある意味で、困っておるのが現状認識であります。

北のくらしデザインセンター
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