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クルマに、住む

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さて、やっと落ち着いて住宅ネタに帰っていきたいと思います(笑)。
にしても、やっぱり熱狂しました。
野球は、日本の国技になって参りましたね。
これだけ多様化した社会で、多くの国民の大注目をこれだけ集めうるのは
やはり、野球くらいしかない。
終わってみると、世界中で野球がこれだけWBCに積極的に取り組んでいたのは
極東の2国とキューバなどの国だったのですね。
ことしの野球、シーズンも大いに盛り上がる予感がします。
さて、話題転換(笑)。
現代生活とクルマは、切っても切れない関係。
クルマって、本格的に発明登場してから
まだ、100年にもなっていないけれど、
世界を変えてしまったという意味では、ものすごい変化をもたらせた。
わたしの父親など、体が大手術ですっかり弱ってからでも、
ひょいひょいとクルマを運転しておりましたが、
「移動する」ということが、これほど直接的に実現できる機械って、
たしかに、人間を夢中にさせるものです。
それまでの社会のことって、一回変わり始めると忘れるものですが、
船が基本的な運搬手段だったのですね。
だから、発達した都市には運河網がきめ細かくネットワークされていた。
そういう好適地が、大都市としての基本属性を備えた存在だった。
道路網の整備と、クルマの増大が一体になって進んだのが
20世紀中葉以降の世界の基本的変化だった。
いまでは、全国に高速道路網が完備して、
移動が、実に簡便な社会が実現している。
エネルギーの問題はあるけれど、
その問題解決も、やはりクルマメーカーが主導する形で実現するように思われます。
ホンダと、トヨタのハイブリッド車の戦争が
今後のクルマ社会をリードしていくのは明らか。
住宅でも、いろいろにクルマは関係するのですが、
近いところでは、システムキッチンはクルマと競合関係にある、
っていうようなマーケティングデータなんてのもありました。
先日の住宅設備の展示会で、出展していたのがこの写真。
突き詰めていって、クルマに住むのかなぁ、っていうことなんですが、
どうも、説明が合点がいかなくて
わかったようで肝心のことがわからなかった展示でした。
集まってくるのは、住宅関係の事業者のみなさん。
それに対しての展示なのだから、
っていう前提で見ていて、どうも訴求ポイントが不明。
時間もないし、まぁ、いいや、いいじゃん、これ、
っていうような感じで見ておりました、実にいい加減な次第(笑)。
でも、「クルマに住む」って、
個人的に惹かれるものはありますね。
リプランでは、「コンパクト」という特集をやったのですが、
究極的には、こんなふうに暮らすって言うのも、
「茶室」という文化を持っている日本人としては、
悪くないと感じる部分ではないでしょうかね。
立って半畳、寝て一畳、移動できてミニバン暮らし。
っていうような、現代的「方丈記」の世界が見えてくる感じがいたします。
団塊の世代の、終の棲家のかたちとして、
こういう世界を実践する人たちが出てくるかも知れない、
という夢想を、ずっと持っているのですが、
どうなのでしょうね。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

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