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バイオエタノール燃料暖炉

1909

きのうはカミさんと何軒かの建築、建築的空間の探訪。
最初に訪れたHOPさんの「備前焼」展示会になっているモデルハウスで
おもしろいインテリアを発見しました。
バイオエタノール燃料暖炉という代物だそうで、
たしかに炎は見えているけれど、煙突もなく、まさに炎だけがある感じ。
その炎も、やや青みがかっていて
いわゆる生物起源的な赤みではない炎。
ゆらめきがたいへん微妙で、モダンな印象を受ける。
以下、その説明。

バイオエタノール燃料の暖炉は「エコ暖房」として注目されています。
従来のような煙突付きの暖炉は、熱がほとんど煙突を上がって外に出てしまい、
部屋を暖めるには実は非効率的。
バイオエタノール燃料を使った暖炉なら、燃焼中に煙や煤、一酸化炭素を
排出しないため煙突や換気設備が不要となり、効率よくお部屋を温めることができます。
煙突工事が必要なく、既築住宅でも取り入れやすいのも魅力。

ということなんですが、
しかしいわゆる暖房のひとつとまでは考えにくい。
照明インテリアと暖房インテリアの中間的な存在のような感じ。
炎というゆらめきのあるインテリア装置といったところ。
北海道のような高断熱高気密が進んだ地域で
いわゆる主暖房ではなく、また、ウッディイメージではない
モダンデザインを志向した住宅のうるおいあるインテリア装置として
面白い効果が期待できるかも知れないと思いました。
このデザイン自体はイタリア製なのだそうで、
いかにも、ラテン系らしい軽快さが感じられますね。

さて、本日はあすの出張準備と、
さまざまな原稿関係のまとめ作業に最適な雨模様の札幌であります。

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