本文へジャンプ

【鬼ヶ城に「空海の風景」 皇統神話と熊野の旅-18】

熊野探訪に復帰致します。 熊野詣といわれたような古代から中世、江戸期などの地域ブームはやはりカルデラが生み出した奇岩が織りなす「この世と思われない」地域景観が人びとの神秘志向を刺激した側面があるのでしょう。 そういう奇岩 […]

【温暖地リゾートホテルへ寒冷地人のおせっかい目線】

本日、閑話休題。皇統神話シリーズは小休憩。 高齢者になって来たので休暇の取り方についてはある程度自由度が高まってきております。正月の休暇をやや遅らせ、いま、温暖地をジャーニー中。旅行の訪問先についてはそれぞれ好みが反映さ […]

【古代のヤタガラス族との種的共存 皇統神話と熊野の旅-17】

熊野探訪篇から本筋の「神武東征」篇への岐路にはヤタガラスという重要キャラ。 わたしは率直に言って、カラスに対して好印象を持つということはありません。最近のヤツらは子育て時期の凶暴なふるまいが問題視されてきている。札幌の市 […]

【明治の日本語創造と古語「記紀」 皇統神話と熊野の旅-16】

昨日、素戔嗚尊(スサノオ)のことを書きましたが読者の方からご意見もいただきました。その内容に触発されて「日本語の書き言葉」について少し触れたいと思います。 わたしは「芥川荘」の取材時に自分は日本のコトバ表現にメッチャ思い […]

【素戔嗚尊(スサノオ)主祭神の本宮 皇統神話と熊野の旅-15】

熊野を歩き始めたわたしの動機は、生来の歴史好きが高じて「皇統」について、その起源とされる初代の神武帝の「行軍路」についての身体的体験を得たいということ。また日本の建築文化というものを総合的に理解するためにもこうした知見は […]

【民族の「再生」力の根源思想 皇統神話と熊野の旅-14】

熊野三社という存在はそれを歴史などで学習する機会は現代ではほとんどないのではないだろう。 しかし自然神・山岳信仰の集約者ともいえる役行者。そして紀州の山岳地帯・高野山に本拠を持った空海などの日本精神史の重要人物たちは色濃 […]

【熊野本宮・大斎原と「蘇〜よみがえり」 皇統神話と熊野の旅-13】

熊野地域は三千六百峰という嶺嶺のさざめきが生み出す空気感が自然のベーシックトーン。奈良・京都からみて聖なる方角・南にあたる紀伊半島。熊野はさらにその南の先端部分を占めている。そういう自然の中を熊野川が貫流している。 この […]

【熊野本宮大社と北海道「新十津川」 皇統神話と熊野の旅-12】

熊野と言えば日本史の精神的背景としての「熊野信仰」が基層であり、その象徴は「熊野三山」と言われる熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社。現代の「熊野詣」を北海道人として志したワケだけれど、当然のこととしてまずはこの三社 […]

【季節は真冬本番へ。洞爺湖冬景色】

昨日で今年度の実質第1週が終了。夜には新年会もあって、本日は連載テーマは一時休止。 今週はいろいろなスタートもあったのですが、わたしは取材で伊達方面に行っておりました。久しぶりの北海道内での「遠出」。それも積雪もほぼ例年 […]

【徐福伝説を「活かして使う」ニッポン 皇統神話と熊野の旅-11】

さてきのうの続編。徐福伝説という物語自体はあらすじは理解できたのですが、わたし的には、有名な「史記」に記述があるとは言え、なぜそのような中国王朝での説話が日本に根付いたのか?という疑問。歴史書に記載があるとは言え、中国社 […]