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【阿倍比羅夫と対話した縄文の末裔の人びと】

日本書紀の記述、斉明天皇の条での阿倍比羅夫の北征。古代世界で突然のように北辺の世界の記述が出てくることから、多くの研究が日本各地で行われてきている。北海道に暮らすものとして、何度もこのナゾに問いかけてきている。今回も現地 […]

【阿倍比羅夫の北方遠征と「後方羊蹄」尻別川】

わたしは旅先とか、出張などで訪れる地域の「地史」への興味が非常に盛り上がるタイプなのか。歴史書は好きですがもちろん網羅的に読破しているわけではない。実際に訪問するとその周辺記憶領域が強く反応して「おい、おまえ、この辺のこ […]

【神々が坐す 素朴な自然崇拝の「後方羊蹄」地域】

きのうのニセコでの環状列石探訪での古代縄文人の痕跡に気付かされ、知らず知らずわたし自身も陥っていた北海道地域観、大自然がそのまま残っている未踏の開拓地的な史観がゆらぎを見せ始めています。人跡・文化性への極度の軽視から目を […]

【古代天文科学・羊蹄山頂同緯度の縄文「曽我北栄環状列石」】

連休初日なので遠出しております。最近出掛けることが多いニセコ方面。カミさんが食事改善に伴って新鮮野菜探究にまっしぐらで、アスパラガスの旬の食感に強いこだわりを求め始めていまして、ニセコビュープラザ道の駅に出店される地元農 […]

【天沼矛神話の「沼島」上立神岩 おのころ島神社探訪-2】

さて、このおのころ島神社は兵庫県南あわじ市榎列下幡多の丘陵上に位置しています。由緒書きには「当神社は古代の御原入江のなかにあってイザナギイザナミの国生みの聖地と伝えられる丘」にあるとされて現在地に存在するのだそうです。し […]

【家と「精神性」古文書類 土佐藩・旧立川番所書院-5】

紹介している旧立川番所書院は、管理の委託を県から受けた周辺住民のみなさんが交代で管理されています。こういう形式はほかの地域、知りうる範囲では奈良県の古格な建築施設などでも見られました。管理と見学のバランス、その行政コスト […]

【四国でも高地では積雪寒冷 土佐藩・旧立川番所書院-4】

いちばん上の写真はこの番所で掲示されていたパネル写真の転載。いまの高知県と愛媛県の県境に位置する立川ですが、高地なのでこんなに積雪する気候条件なのだという。調べてみると1月の最低気温は0°。こういう気候環境では北海道と大 […]

【旧立川番所書院/高知北部山岳道の要衝】

四国行脚篇シリーズ、今回からは高知県と香川・愛媛の県境地域、立川にある旧藩時代の「番所」。重要文化財指定を受けている古建築で、江戸期寛政年間の創建。いまから約210年前のもの。1974年に国の重要文化財指定を受け、198 […]

【北海道と鎌倉・平泉、中世仏教のこころの痕跡】

鎌倉歴史文化交流館での展示「中世の祈り」展を参観しての雑感、書き足りなかったことその2です。きのうは鎌倉の永福寺のことだったのですが、この展示を見ていて北海道と奥州藤原氏などとの関係性のことが思い起こされてならなかった。 […]

【ナゾの鎌倉大寺院「永福寺」と施主・頼朝の心願】

先般の鎌倉探訪シリーズで書き忘れていたテーマがいくつかあります。その中でも以前から気になっていた「永福寺」のこと。歴史事実では、1189年に奥州藤原氏を滅亡させる奥州戦争で遠征したあとに、平泉の「毛通寺」を見て頼朝は深く […]