本文へジャンプ

【軒天デザインの好対照 法隆寺と仏国寺-10】

古代の寺院、宗教建築の彩色感覚を調べるのに参照したのは 国立歴史民俗博物館研究報告・第62集(1994年) 「日本建築における色彩」濵島正士氏の論文資料です。 神社建築や住宅建築では素木で無塗装というのが日本建築の基本だ […]

【韓国木造工法「韓屋」社会復元状況 韓国河回村追想-15】

河回村ハフェマウルの住宅見学記を書き続けていると 自然と韓国の伝統家屋「韓屋」についての探究も並行してくる。 現代での韓屋の研究論文も発見できました。 「近年の韓国における木造住宅生産に関する研究」 -全羅南道・幸福村プ […]

【オンドルと北海道の竪穴火力  韓国河回村追想-14】

朝鮮の民家で特徴的なオンドル文化を見てきた。 いくつかのポイントがある。 1 建物の基礎床面は石積みで高くなっていること。 2 その中空部分に薪などの火力で温度上昇された温熱がもたらされる。 3 温熱を逃がさないように天 […]

【土モルタル気密工法の保温性能  韓国河回村追想-11】

河回村・ハフェマウルの古民家群を見ると、構造木材・素材の周辺部分を モルタル的塗装で補強し密閉性を高めていると気付く。 床暖房のオンドル施工の様子も見たけれど、粘土で気密度を高める工法が これら古建築で伝統的な工法として […]

【韓屋の優位性「オンドル床暖房」  韓国河回村追想-9】

さて韓国・河回村の住文化を日本と対比させながら掘り下げています。 住宅にはさまざまな要素が込められるのでこれまでは主に民俗の違いを見た。 まずは水田耕作主体で土木技術発展と生産管理技術が進化した日本と、 気候的に乾燥気候 […]

【掘立から石場建てへ/日本のいい家㊳-9】

竹中大工道具館の木造進化プロセス展示シリーズ、古代編の最後に このような「石場建て」の様子が提示されている。 木造の建築は最初は掘っ立てで主要な柱を地中に埋め込んで土圧で安定させた。 三内丸山、出雲大社、そして20年ごと […]

【継手仕口の進化・吉野ヶ里高層建築/日本のいい家㊳-2】

1万数千年続いた縄文時代は定住という人類生存形式、社会の形成と 画期的な時代だったと言えるのだと思います。 日本列島に渡ってきた現生人類は海を超えるのに木を伐採利用した船を使った。 四周を海で囲まれた列島の環境に適合した […]

【日本の木組み紀行〜縄文/日本のいい家㊳-1】

さてきのうはわが家周辺でのクマ出没情報で中断の日本のいい家シリーズ。 神戸の竹中大工道具館での展示・インスピレーションからの木造技術探検。 日本列島に人々が定住をはじめたのは縄文期から。 石器時代の痕跡も発掘されるけれど […]

【国の住宅制度の「病根」整理/鎌田・前WEB対論】

昨日5.22WEBセミナー形式で室蘭工大名誉教授・鎌田紀彦先生と いま、国の住宅制度策定に関わって活動中の東大・前真之准教授の対論開催。 このふたりにはReplan誌面で連載原稿を4−5年以上お願いしてきています。 新型 […]

【釿(ちょうな)加工の風合い/日本人のいい家㉙-8】

上の写真は神奈川の古民家・旧岩澤家住宅土間から床上接続部分。 この床の横架材には刻み跡も楽しい、釿(ちょうな)仕上げが見えている。 この建物は復元ですが材はできるだけ既存材を使ったとされる。 ふしぎに柱を挟んで左右で仕上 […]