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【古代地形とナゾの海神・息栖神社① 東国三社探訪-21】

さて東国三社と呼ばれる鹿島神宮、香取神宮、そして若干スピンアウトして蘇我氏の関係する龍角寺とみてきましたが、このシリーズ最後はナゾに包まれた息栖神社であります。 事前にわかる資料もほとんどなく、歴史好きの興味で「東国三社 […]

【素朴な神性「奥宮」・香取神宮⑥ 東国三社探訪-20】

香取神宮の「奥宮」は荒魂というように言われる。荒魂は神の荒々しい側面、荒ぶる魂である。経津主大神の勇猛果断、義侠強忍等に関する妙用とされる。先日触れた拝殿そして本殿の江戸文化最盛期の爛熟デザインに対して、こちらは古格な神 […]

【武神の本殿建築と装飾性・香取神宮⑤ 東国三社探訪-19】

明治以前まで全国の神社の中で「神宮」という名称を託されていたのは、伊勢と香取・鹿島の3社のみ。 神社建築の場合は祀られる神さまが鎮座される建築が「本殿」であり、それに対して参詣する場が「拝殿」ということになる。一般的な神 […]

【キッチュな元禄建築「拝殿」・香取神宮④ 東国三社探訪-18】

楼門を抜けると、香取神宮の拝殿がまっすぐ参詣者の眼前に現れる。三角形の破風と、さらにその下にはまろやかなカーブを見せる唐破風がわたしたちを引き寄せてくれる。香取神宮の前に鹿島神宮を参拝しているわたしからすると、鹿島神宮の […]

【楼門と朝臣像の仁王門・香取神宮③ 東国三社探訪-17】

香取神宮をめぐってその霞のような上代の様子を眺めると、やはり蝦夷、東北地域の制圧に向けた軍事上の重要拠点だったことが露わになってくる。香取神宮の祭神・経津主大神(ふつぬしのおおかみ)は奈良の春日大社でも祀られるとともに、 […]

【総門と勅使門・香取神宮② 東国三社探訪-16】

日本の歴史を見ていると、宗教と政治状況というものは密接に絡み合いながら歴史プロセスが紡がれてきていたことがありありと伝わってくる。この関東シリーズでも龍角寺を探訪したけれど、地域権力の正統性を担保する「宗教的」施設として […]

【香取の海から津宮に上陸・香取神宮① 東国三社探訪-15】

津宮というのは香取神宮「一の鳥居」と称されている。その場所は現在の「利根川」に面して建てられている。水辺から上陸して神さまが渡御されるという故実に即している。 2番目の地図は先般来、このシリーズで紹介してきた古地図で、約 […]

【季節の「水入り」 のどかな水郷景観】

さてしばらくブログでは東国三社シリーズ、スピンアウトで龍角寺と古建築探訪。 本日はちょっとテーマ休止で「水入り」であります。写真は龍角寺を離れた途端に目に飛び込んできた名前もよくわからなかった景観。よく見てみたら「亀の子 […]

【二荒社と校倉、建築の輪廻転生・龍角寺⑦ 東国三社探訪-14】

東国三社探訪での「スピンアウト」だけれど、今回、成田空港の近傍の龍角寺を深掘りしてみた。当初の興味はその創建時の状況から、中央の古代氏族・蘇我氏との関係性に導かれたのだけれど、現地の様子を写真に収め、いくつかの物証、本尊 […]

【東北征夷拠点の豪族育成策・龍角寺⑥ 東国三社探訪-13】

さて龍角寺についての探索、いろいろな資料を参照しながら進めてみて、やはり気になるのはほかの関東地域の豪族の遺跡と比較して中央王権としても仏教導入始原期にもかかわらず、なぜこの地に本格的仏教寺院が開設されたのか、ということ […]