
表は、最近聞いた講演で示されていた日本の人口の
推移と今後の予測を表したもの。
明治以前は明確な統計はない世界なので、推定ですね、当然。
また、現在から先はこれも推定の世界。
食料の総生産力などから推定すれば、
過去形のものは、たぶん、ある程度は信憑性はあるのではないかと思われます。
やはり表を見ていて感じるのは、
明治以降、急激な近代化社会の結果、人口がうなぎ上りになっている現実。
これはやはりわかりやすく、社会の生産力が向上し、
それだけ多くの人口を養うに足るほどに急上昇した、ということでしょう。
で、生産手段と規模はこのように拡大したけれど、
人口は、この表のように2100年レベルでは、中位推計で5400万人、
低位推計では4600万人あまりというレベルまで、急下降するという予測。
この今後の予測というのが、難しい。
たぶん、統計は国家が管理していて、優秀な官僚のみなさんが予測していることなので、
現状の趨勢をベクトルにして考えればこうなるということなのでしょう。
しかし、本当にこうなったら、すごいことになる。
約100年間で人口が3分の1になるという歴史時間がやってくるということ。
戦争とか、天変地異とかではなく、
こういう事態が社会的理由によって発生するというワケ。
ここまで急激な減少は、一種の民族的自殺行為に感じます。
ここまで人口が減少するのであれば、
生産手段の規模を維持できないことは明白。
ほぼ全産業で、マーケットが急縮小し、生産手段が放棄されるようになる。
もし本当にこのようになるとしたら、ビジネスでいま、設備投資をしていることは
必ず失敗しますよ、といわれているに等しい。
いつもこの手の資料を見せられて、思うのです。
本当にこうなるのでしょうかね?って。
中国から日本に来て一部上場企業を短期間に造り上げた宋文洲さんなどは
懐疑的に語っていますね。
いまの日本の人口減少局面は若干の揺り戻しであって、
長期にわたって、人口減少など続かないだろう、という意見。
「民族としてのDNA」という大きな見方をすれば、
こういう未来予測は杞憂にしか過ぎないのではないか、ということ。
普通に考えれば、人類の歩んできた道のりからすれば、
どうもこういう人口の急減少という事態は推定しにくい。
1億3000万規模の人口を養うに足る社会基盤というものは、
それを維持するほうが自然だと思われるのです。
少なくとも、日本人が減少していったとしても、
この社会システムを維持運営していく方が有利だと考える
移民のひとたちが増えてくると考える方が自然ではないか。
そういう疑問が強くなってきてならないのですが、
さて、みなさん、どう考えられますか?
Posted on 10月 8th, 2007 by replanmin
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前九年・後三年戦争の時代って、
ここのところ、いろいろな書物を見て想像力を膨らませております。
で、読めば読むほど、平将門とか、その後の頼朝を盟主に据え、
やがて鎌倉幕府にいたる、関東の独立運動と比肩されるものだった印象が深まっています。
律令の体制が基本的には崩壊していくなかで、
大寺社や藤原氏などの私権勢力が全国に私有領地を拡大し、
地方では、土地争いなど剥き出しの利権争奪が常態化していたのですね。
そういうなかで、源氏の一統は「陸奥守」の官位を利用して、
なんとか奥州に利権構造を築きたい、という魂胆丸見えの動きをする。
いやはや、すさまじいものだと感じます。
この戦争の発端となった事件は、当時の東北地方北部を清原氏と2分して
実効支配していた安倍氏に対して、
剥き出しの私利私欲の戦争を仕掛けていったものといえます。
朝廷の側ではその時々の政治情勢に即して「正史」が書かれるので、
いちおう、大義名分に沿っての歴史記述になっていますが、
実態は、源氏の一統がなんとかして奥州の利権を我がものにしたいという
すさまじい権力闘争。
しかし、源氏という武家貴族は、結局現地の勢力によって利用されただけですね。
こうした戦争の結果、白河以北に藤原氏の独立政権が成立する。
このことが、関東の武士団に与えた影響は大きかったのだと思います。
「ああやればいいのか」というわけですね。
それ以降の展開は、日本史の本格的な開始、とも言える展開になるのですが、
東北日本の実効支配を確立した藤原政権って、
その後、ふたたび関東(鎌倉幕府軍)によって滅ぼされて植民地化されるまで、
100年間くらい、日本にあって日本ではないような、
独立政権として存在したのだろうと思うのです。
やはり、金の産出というのが、キーワードだったのだろうと思います。
戦争が起こるというのは、そこに人を狂わせるような利権が存在した証拠。
この金は、どのように生産され、その分量はどれほどだったのか、
そしてそれはどのような勢力が資金を出して発掘作業を行ったのか、
さらにそれはどのように流通していったのか?
租庸調というような公権力の収奪に、この金生産は対象になっていたのかどうか?
やがて、「金売り吉次」という存在が日本史に出現するけれど、
かれは藤原政権と、どのような関係であったのか、
謎は深い。
って、素人歴史好きの想像力は、制御不能な?マークで埋め尽くされております。
日本の仏像生産において、金・金箔の重要性はいうまでもなく、
その争奪は、権力者にとっての基本関心事であることは火を見るよりも明らか。
さてさて、いったい真実はどういうようなものだったのでしょうかね?
Posted on 10月 7th, 2007 by replanmin
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ここにきて、マンション騒音、近隣騒音の問題への判決が
相次いで出てきています。
きのうは、200m離れた近隣公園の噴水で、こどもたちが歓声を上げている「騒音」に
耐えられないという訴訟に対して、原告勝訴の判決。
原告はマンションの住人で、部屋の中はその最中で60デシベル程度だったということ。
ちょうど、東京都の騒音条例のページがあったので、
そこからレベルの基準値を抜粋したのが、上の表です。
これでみると、60デシベルというのは、普通の会話レベルということ。
こういう判決は、あくまでもこの周辺的状況をしっかり把握しなければ、
うかつには論議できないとは思いますが、
噴水で遊ぶ子どもの時間帯を合わせて考えると、
公共的な公園のなかでのことでもあり、それを認識した上で
住居を選択した近隣住民としての受忍限度内のことではないのか、
そういう印象も受けられるところだとは思います。
さらに言えば、そもそも200m離れているほどであれば、窓の気密化をしっかりやれば、
たぶん、音をかなりレベルダウンすることは可能なハズ。
そういう方向での解決はなかったのか、いきなり公共の公園が
使用の制約を受けるというのは、ちょっと理不尽な気もします。
しかし、このマンション騒音問題は奥が深い。
きのうも書きましたが、実はわたしも苦い経験があります。
いまから25年以上前なのですが、住んでいたマンションで、
上階の方が、夜中にドラムを叩いていたのです。
ちょうど、わが家の寝室の上が息子さんの部屋と言うことで、
ガンガン響いてくるのですね。
音にはいろいろなタイプのものがあるのですが、
ドラムスの場合は、低音域から高音域まで幅広いので、
ちょっと、どうしようもない、受忍できない騒音でした。
で、お願いに行きまして、そのときは止めていただけるのですが、
何日かするとまた始められる。
何回も苦情を言いに行くこと自体も、やはりストレスは溜まるものなのですよね。
息子さんも音楽をやりたいという欲求はわかるのですが、
やはり、夜の就寝時間にやられると、近隣住民としてはたまらない。
かれはかれなりに、ドラムスをたたける時間の制約もあるのでしょうが・・・。
そんな状況に、「まぁ、こりゃ、マンションは住むものじゃないな」と思った次第。
いくら「区分所有」という、権利を持った不動産資産とは言っても、
近隣関係への音の配慮などは、お互いに言いようがないストレス。
こどもにも、そういう環境はどうなのか、と考えて、
戸建て住宅を指向するようになったのです。
それと、同時期にNHKでマンションの絨毯のダニの問題が特集で放送され、
マンションのフロアを板張りにするブームもあったのが、
こういう生活騒音問題の拡大に影響したという記憶もあります。
そんなことで、わたしどものNPO住宅110番HPのアクセスもうなぎ上り。
みなさん、だいぶ、関心が高くなっているように思われます。
そんなことから、急遽アンケートも実施することにしました。
マンション騒音緊急アンケート
こちらで、みなさんのご意見をお聞かせください。
Posted on 10月 6th, 2007 by replanmin
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写真は最近の「住宅クレーム110番」への投稿リスト。
大体、日に2〜5程度の投稿が舞い込むのです。
で、これを読み込んで、その上で、回答アドバイスをボランティアの
建築関係技術者のみなさんにお願いする次第。
場合によっては、NPO住宅110番としての回答アドバイスなどもします。
まぁ、日課にして取り組んでいかないと、溜まると大変になる。
そういうなかでも困ってしまうのが、マンション騒音問題なんですね。
きのうはフジテレビ系列の夕方のニュース番組からインタビューも受けまして、
お答えはしたのですが、たいへん難しい問題。
一応、壁面などの防音対策として、最近アドバイスをいただいたケースでは
以下のような方法がありました。防音対策として
隣室との境界壁に石膏ボードを施工して
さらにGWを充填するという方法を業者さんから提案されたユーザーへの回答です。
アドバイスいたします〜(ハウテック)
そもそも、界壁に石膏ボード(GL工法か?)がちょっと不安ですね。ご懸念のとおり、太鼓現象がお隣側にも張ってあるのであれば、発生するでしょう。室内で大きなレベルで音を発生させる場合は、これを吸収すべく設備を施せば、他に伝播するレベルを下げることができます。簡単なのは部屋の容積に比して、表面積を増やすことです。通常のマンションですと、吸音する何ものもなく遮音性ばかり上げているので、室内で手を叩くと日光の鳴き龍みたいな音が聞こえます。ただ、天井に懐があるとか、二重壁にするとかの室内の余裕がないので、十分な吸音処置はなかなか困難です。となると、オーディオ空間としては悪くなりますが、結局はさらに遮音性を高めて隣戸に迷惑を掛けないのが最善の方法になるかと思います。
とりあえずは界壁のプラスターボード張りの部分は、言われる通りグラスウールを充填してください。200k以上の密度の濃いものとします。プラスターボードは2枚張りとして間に遮音シートを挟みこんでください。3ミリ以上のものとしてください。天井は直天であれば、軽量下地で組んでこれにプラスターボード壁と同じように遮音シートを挟みこんで二枚張りとします。軽量下地部にはグラスーウールを充填してください。仕上げはビニールクロスではなく高いですが、布クロスを使用してください。吸音率が高まります。カーテンは布の厚い吸音性の高いものにして、室内の椅子などは木製、皮製を避け、布製のものを使用してください。床はフローリングであれば、置き敷き絨毯をしてください。室内出入り口は防音木建具に変更します。給気口があればこれも防音タイプに変えてください。この処置で30dBぐらいの遮音効果が期待できます。ほぼ、周囲に迷惑を掛けずに音楽を楽しめます。工事費はオプション費用で100万もアップしないでしょう。全く同じ工事で、グランドピアノを置く音大生の部屋を2回、マンションでオプション工事をした経験がありますが、クレームはありません。私はこれで十分かと思います。
通常のケースでは、下の階の音がうるさい、
というケースはまれなので、天井面の防音はあまりケースがないと思いますが、
その場合は壁面と同様な工事を行う方法も考えられるでしょう。
首都圏など密集地でマンションにお住まいのみなさんなどには、
おとといの裁判所の判例は、人ごとではない問題。
で、本当にわたしにも人ごとでない経験があります、それはあしたに。
Posted on 10月 5th, 2007 by replanmin
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マンション上階に住む幼児の足音は騒音、36万支払い命令
10月3日20時28分配信 読売新聞
マンションの上の階に住む幼児の騒ぐ音がうるさく、精神的苦痛を受けたとして、東京都内の男性が、幼児の父親に240万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が3日、東京地裁であった。
中村也寸志裁判官は「幼児の騒ぐ音は我慢できる限度を超えていた」として、36万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は東京都板橋区のマンション1階に住んでいたが、2004年4月ごろに幼児の家族が2階に引っ越してきて以降、幼児が室内を走り回ったり跳びはねたりする音に悩まされるようになった。抗議をしても、幼児の父親は「文句があるなら建物に言ってくれ」などと取り合わなかったため、男性は騒音計などで音を測り、提訴。幼児の家族は05年11月に転居した。
わたしどもの「住宅クレーム 110番」 http://npo.house110.com/
は、きのう、用があって調べてみたら
直近の半年間ほどでも投稿数は合計533件。
とにかく切れ目なく次々といろいろな悩み事の相談が寄せられます。
もう、10年近くやっているワケなんですが、
始めた当初は雑誌のスタンスが戸建て住宅中心なので、
住宅性能のことを中心に、ユーザーの方たちの悩み相談というものを
基本的には考えていたのです。
ところがいざ、ふたを開けてみたら、どんどん来るのは
「マンションの騒音問題」が圧倒的に多数なんですね。
一時は投稿テーマの2〜3割を占めている時期もありました。
考えてみれば、日本の住宅密集地・首都圏や関西など
大都市圏地域では、住宅といえばむしろマンションの方が多数派で
戸建て住宅というのは少数派であるという現実もあります。
で、そのなかでまったく語られない問題がこの騒音問題なのだと知らされた次第。
マンションの情報って、一般的には販売時点の広告情報くらいで、
切実になる、「住んでからの情報」っていうものはほとんど出てこない。
たまに触れられることがあっても、生活騒音の問題なので複雑多岐。
建築的なことから、むしろ近隣関係・人間関係に属するテーマまで幅広く、
一概に論じることも出来ない問題なんですね。
そういうなかで、司法的判断が出ていたので、気になっています。
個別のケースについて、個別の判断があり得ると思うので、
この事例について裁判所がこのように判断した、というところだろうと思います。
これだけを取り上げて、こどもが普通に歩き回るのを禁止する、
というように拡大解釈して捉えてはならない。
こういう判断が出ると、近隣関係の問題が
大量に裁判で争われるようになるのではないか、という懸念も持ちます。
基本的には公共的共同住宅としての近隣受忍限度と、
拡大する一方の個人主義的な権利主張とのバランスの問題なので、
線引きを単純化することは出来ないと思います。
なのですが、さて、こういう判例が出て、どうなりますか、
少々気になったもので、取り上げた次第です。みなさん、いかがお考えでしょうね?
Posted on 10月 4th, 2007 by replanmin
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自民党の擬似的な政権交代「劇場」効果が
高い内閣支持率というかたちで出てきていますね。
まことに、ゆれ動く民意なのか、メディアによる目くらまし効果なのか?
そもそも、選挙による民意と、こういう調査による支持率って、
同じようには扱えないものではないかと思います。
そういう情勢の中で、沖縄の民衆の声が政治状況の本質を暴き出しつつあると思います。
例によって、安倍さんを筆頭とするような復古主義者による
歴史歪曲の「教科書検定」問題で、
なんと、沖縄戦での集団自決について「旧日本軍の関与はなかった」
とするように記述を改めさせている動きに対して、
沖縄で11万人の集会が開かれて抗議の声が上がったということ。
現地でここまで大きな声が上がった問題を強行するのか?
これは、巨大与党勢力を背景として次々と、
「戦後レジュームの総決算」を強行採決し続けた安倍政権がもたらした負の遺産。
この安倍政権というのは、自民党総裁選挙は経たけれど、
選挙による民意を経た政権ではなかった。
いまの巨大与党体制は、小泉政権の郵政民営化選挙の結果にすぎない。
あの選挙で、「戦後レジュームの総決算」など、だれも付託してはいなかった。
さて、野党4党は多数を占めた参議院で、
教科書の記述改悪に対して、共同提案で法案を提出するようです。
多数の参議院では可決されるでしょう。
それに対して、すでに公明党が与党の枠ではない動きを始めている。
世界的に日本の外交的孤立を導き出すだけの
「戦後レジュームの総決算」というものが、しっかりと論議されるべきだと思います。
そろそろ魂胆丸見えの目くらましから、目を覚まして、
こういう根源的な政治問題をまじめに論議すべきだと思います。
野党勢力は、こういう地道な努力によって、
現在の政権の、非正統性部分を暴き出す政治的努力を続けるべきです。
Posted on 10月 3rd, 2007 by replanmin
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北海道版は先月25日に発売、東北版は今回から22日発売になります。
今回の特集はキッチン。
これまでは年末時期の発売号で特集していたテーマですが、
来年春の号では20周年を迎えることもあって、
いろいろにモデルチェンジを計っていく流れから、
今回秋の号で特集テーマとした次第。
とくに東北版は今回から、販売書店が大幅に増強される予定。
販売ルートの強化が順調に進んでいる結果です。
いまはいわゆる全国向けの住宅雑誌が不振の状況とか。
75年も発行されてきた雑誌が休刊したりしています。
全国一律の家づくり情報っていうものが、どうも成立しにくく、
いきおい、無難なインテリア的な情報ばかりになってしまい、
本当に家づくりを真剣に考える読者の欲求に
似合わなくなっている現実があります。
あたりまえですが、家は土地の上に立つものであり、
その建てられる地域性から大きく影響を受けるもの。
寒い地域、暑い地域、風の強い地域、地震の多い地域、
日射取得の多い地域、少ない地域などなど、
日本各地でそれぞれの地域的な特徴があります。
やはり実際的な情報は、その地域の気候風土を知り尽くした
地域工務店のノウハウや経験のなかに蓄積されているもの。
そういう立脚点を踏まえて家づくりの情報を発信するのが本道。
最近、東京で目にする住宅雑誌には、
「千葉の家づくり」とか、「湘南スタイル」とかといった
地域にこだわったものが増えてきていますね。
リプランはそういう流れを早くから行ってきた雑誌。
にしても、もう20年になろうとしています。
しかし、これからも地域の気候風土をわきまえ、
地域の暮らしが豊かになるような住宅に注目していきたいと考えています。
北海道東北で発展する住宅性能は、日本全体の省エネルギー、CO2削減の流れのなかで
脚光を浴びることは間違いがないオリジナル住宅技術。
エコロジー時代に、もっと情報発信を強めていきたいと念願しています。
お手軽な値段ですので(笑)、ぜひ全国のみなさん、ご購読ください。
ご案内は以下で。 http://web.replan.ne.jp/hokkaido/
Posted on 10月 2nd, 2007 by replanmin
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先日のブログで建築基準法の改正に絡んだ混乱について書きましたが、
一方で、同じように公共がからんでの動きで、
大変ユニークで面白い動きをしているのが北海道の取り組み。
3ヶ年の計画で「中古住宅流通促進」のための施策を検討しているものです。
わたしも、この審議会には参加させていただいているのですが、
基本的な方向性としては、
既存住宅をきちんと資産として評価して、
それをどのように手を加えればどのように資産価値を向上させられるのか、
ハッキリと評価可能な基準を作り出そうと指向しているもの。
北国住宅としての性能について、
研究の積み重ねが重厚な北海道だから、
こういう具体的な指針策定も可能なのだと言えます。
多くの先人の知恵と工夫があって、積み重ねられてきた実践的な家づくり技術の
ベースがあって初めて、こういうマーケッティング的な取り組みにも
具体的な説得力が出来てきていると思います。
既存住宅の、現状の品質データなども入力し、
それに対して、どのように手を加えていけば
「資産価値としての向上があり得るのか」という部分も明確になるもの。
これまで、住宅リフォームというものが必ずしも明確にならなかった部分を
くっきりとさせる、いわばコンプライアンスの導入という意味。
ユーザーとしては、こういう調査結果に基づいて、
中古住宅としてそのまま流通させてもいいし、
場合によっては、品質向上のリフォームを行ってから
高く販売する、という選択肢もあり得る。
購入する側も、第3者の公平性のある調査済み物件を購入できる。
そんなメリットが住宅流通に生まれ出てくる可能性があります。
リプランとしても、こういう動きを大いにパブリシティしていきたいと考えています。
Posted on 10月 1st, 2007 by replanmin
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あっさりと決めてくれました、わが北海道日本ハムファイターズ。
もういろいろなメディアで洪水のように語られています。
セリーグの優勝決定と時期がずれてくれたので、よかった(笑)。
昨年、北海道に移転してくれて以来のひとつのドラマが
夢のように完成したので、ことしはまさか、
いくらなんでも、という思いがあって、負けても淡々と、
それでも若手の選手が想像を超えて元気のいいプレーを見せてくれて、
すごい、すごい、とは思っておりましたが、
なんと、ここまでたどりついてくれるとは想像だにできませんでした。
しかし、経営的に見たら、ことしのファイターズの戦いはすごい。
昨年は新フランチャイズ移転以来、新庄という広告塔があり、
小笠原という古い時代のファイターズを支えてきたバットマンがいる、
という、いわばそこそこに華もあるチームだったわけですが、
そういう高額年俸選手が相次いでチームを去り、
シーズン当初は3番を任せるバッターを固定できず、
試行錯誤していたのですね。
「まぁ、小笠原の穴はそう簡単には埋まらないよなぁ」という感じだったんですね。
それでもなんとか戦っていたのは、ひとえに投手陣と守りの強さ。
ダルビッシュくんを中心にした投手陣の強さは最近でもまれな強さだと思います。
昔の阪神、江夏や村山、小山というエース級が活躍したチームにも
比肩するような投手王国なのかも知れないと思います。
当時とは、投手の役割分担も確立している点での違いはありますけど。
そういうなかで、打撃陣に刺激を与え、
チャンスを掴んでいったのが、小谷野選手や工藤選手といった存在。
小笠原の穴を埋める、とまではもちろんいっていないけれど、
苦しいチームを何度も救ってくれましたね。
いずれにせよ、まだ、ダルビッシュが3年目と若く、
年俸もそうは高くない、稲葉などの野手陣もそうは高額年俸でない、
というような条件で、たぶん選手年俸総額は12球団でも下から数えた方が早いはず。
そのなかにさらに若くて生きのいい低年俸の若手が食い込んできている。
まことに景気の低迷している「地方経済」の
今後の方向性をいろいろに指し示してくれている希望の星。
金はないけど、元気でカバーしてきたチームの優勝です。
もちろん、この条件で優勝できたのは、
選手のマインドを実にうまく管理して、戦い方を冷静に分析して
数少ない「打てる手」を実に効果的に使ってきたヒルマン監督の采配が大きい。
昨年の成功で一番学んだのは、ヒルマンだったのだと思います。
だから、去年よりもさらに厳しい戦力で、打てる手を考え、
的確に打ってこられたのだと思います。
昨年は「たまたま」と言われ続けたと思いますが、
ことしのこの優勝は、現代野球の今後の方向性も示してくれた優勝ではないかと思います。
野球はかならずしも、戦力が充実すれば勝てる、金があればなんでも出来る、
のでは、ないのだ、ということを明確に示してくれました。
地域というもの、経済が良くない、という現実に、
勇気を与えてくれるような優勝だったと思います。ありがとう。
そして今年も再び、頂点を目指して、さらにがんばろう! 北海道日本ハムファイターズ!
Posted on 9月 30th, 2007 by replanmin
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早朝散歩は全国を歩くときの最大の楽しみ。
どんな場合でも、できるだけ自然に触れられるようなコースを考えてみます。
今回の東京出張では日本橋近くのホテルでしたので、
地図を見てみたら、なかなか緑地がない。
ということで迷っていたら、高速道路の狭間に隅田川発見!
「のぼりくだりの・・・」という歌は知っているけれど、
隅田川って、これまで一度も見たことはないことにも気付きまして、
さっそく挑戦してみた次第。
まぁ、ホテルからは片道2km以上って感じでしたが、
なんとか、ビルまたビル、車また車、道路また道路、を
超えて、感動(?)の隅田川であります。
東京の河川は公共の土地でもあるので、
高速道路として利用していたり、
その周囲なども超幹線道路として利用していたりします。
なので、隅田川には地図上ではたどりついているけれど、
川辺に行くにはこれも立体歩道を越えていかなければならない。
それも、歩道はあるけれど、その登り口が発見できない。
降りていくのも、一カ所間違えると違う歩道に降りる。
なんていうように、歩道なんだけど、車道並みにわかりにくい。
というような貴重な経験をさせてもらうことになりました。
で、無事、ごらんのような景色に出会うことが出来た次第。
思ったよりも川幅も大きいし、水量も大変豊か。
わたしの札幌でいえば、豊平側では太刀打ちできない。
きっと、石狩川がようやく、くらいの大河の感じがします。
まぁ、東京湾への注ぎ口がごく近いということのせいでしょう。
現代ではコンクリートのなかの風景になってしまっているわけですが、
ゆったりとした流れは、その歌詞に謳われた昔の光景を
脳裏に想起させてくれます。
まぁ、現代の都市機能の中枢地域のなかの点景というのも
決して悪くはない気はしますけれど、・・・。
まだ、周辺に緑もあり、木造の建物に囲まれたような風景のなかに
あっただろう、そういう時代の雰囲気のなかで見てみたい気もしました。
都心のなかの自然発見編ですね。
Posted on 9月 29th, 2007 by replanmin
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