
きのうは千葉県の九十九里に近い、東金で取材。
札幌から来ると、ほとんど真夏に近い日射を感じます。
気温は12時くらいで20度ほどだったのですが、
体感としては非常に厳しい熱射を感じます。
こういった体感できるレベルでの気候条件の分析のようなことが
地域地域で必要ではないかと思うところです。
で、やはり、こういう地域では日射遮蔽と言うことが
最低限の住宅性能要件ではないかと思われます。
伝統的な建てられ方をしている武家屋敷とおぼしき街並みも見られましたが、
そういった街並みでは、深い軒の出が日射しを遮っています。
建物も長屋門や塀、といった主屋以外の要素もあり、
それぞれで陰影を作りだしていて
全体として、白っぽい印象がない。
なんといっても、植栽が重厚に植え込まれていて
照り返しの屋根の瓦のきらびやかさと好一対になっていて
まことに気候風土を知り尽くしていると感じられる。
ひるがえって、最近建てられているというか、
たぶん、戦後の高度成長期以降に建てられたとおぼしき建物は
屋根の軒の出はもちろんなく、窓辺に表情を付けるような庇もない。
外壁はなにひとつ守る素材もなく、日ざらし、雨ざらし、
といっていいような状態に放置されている。
そういう建物では、住み手が厚くブラインドやカーテンを閉め切って
本能的に日射遮蔽を行おうとしているけれど、
ほぼ無防備な窓面からは容赦なく熱が降り注いでいる。
やはり、こういった日射の厳しい地域では
建築の側は、相当目的的に陰影感を心がける必要があるのではないか。
なぜ、日本の建築から
こういう日射遮蔽の要素がきれいさっぱりと抜け落ちていったのか、
本当に悲惨な気持ちを持たざるを得ませんね。
古い年代から受け継がれてきた建築がむしろ現代的で
しかも優れて機能的で、
一方、現代量産されている建物の多くが非常に陳腐。
しかし、そういう現実の中でも
きちんと、日射遮蔽や断熱を考えて家づくりを行っているビルダーも存在します。
そしてそういう作り手に支持を与えるユーザーも存在する。
なんとかこういった部分に支持が広がっていくように
なっていかなければならないなぁと、
そんな思いをずっと抱き続けていた次第です。
<写真は約100万都市千葉市内モノレール>
北のくらしデザインセンター
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北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び
Posted on 5月 9th, 2010 by replanmin
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きのうは朝、会社事務所に出て
わすれものを確認したりして、移動開始。
車で最寄りのJR琴似駅まで送ってもらい、
新千歳空港へ。
やや早く着いたので、メールチェックをしていて、
飛行機の遅れ情報。約30分くらい遅れるという案内。
で、飛行機に乗りながら、書類をチェックして
羽田に到着。
途中、取材先へのスタッフの時間確認などをしながら、
京急線で羽田から品川、そこから山手線で高田馬場。
西武新宿線に乗り換えて取材先最寄り駅の「花小金井」に到着。
カメラマンさんに預かってもらっていた車で
取材先へ、ほんの5分ほどで到着。
急な申し出にもかかわらず、こころよく取材させていただいた
お施主さんに深く感謝。
そこからカメラマンさんの事務所・秋葉原に首都高速で移動。
きのうは、首都高速のトンネル内で警察の取り締まりが行われておりました。
ちょうど分岐点のところで、「あ、いけね」と
カメラマンさんが道を変更しようとした矢先だったのですが、
見ると車線は黄色表示。
やむなく若干の遠回りで、秋葉原へ。
で、駐車させていただいていたお礼を申し上げ、
社長さんにご挨拶。
たいそう、お酒が好きそうな方で、そのうち一杯と・・・。
で、わたしは本日、千葉県東金での取材なので
最寄りの、千葉市のホテルまでクルマで移動。
首都高速から、東関東道を通って千葉までです。
到着は午後7時過ぎという行脚の一日でありました。
土地勘と、移動についての時間感覚を養うには
こういう体験が集中するのは必要。
それと、関東での家づくりの実際にも触れられるわけで、
まぁ、得がたい体験です。
しかし、おかげさんですっかりお昼抜きということに(笑)。
移動で頭を使うのと、体力を使うので
結構、ダイエットにはなりそうですね。
土日で、千葉と栃木の取材が2件、ということで
取材前半戦はこんな感じのようです。
<写真は、以前通った高速PAでの遠赤あぶりだんご。>
北のくらしデザインセンター
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Posted on 5月 8th, 2010 by replanmin
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きのうは連休明け初日の会社で
いろいろな業務の片付け、段取り仕事、座談会企画進行など、
久しぶりに北海道での仕事でした。
インターネットとパソコンで、
どんな場所にいても仕事をすることはできますが、
やはり、落ち着いた環境は、整理整頓が付いて
不可欠なものだと痛感させられます。
それ以上に、座談会では北海道の住宅情報レベルの高さを再認識。
暖房と冷房についての座談会だったのですが、
さすがに日本最先端の話題、テーマだと思われる展開。
帰社後、今度は取材住宅についての選定作業。
実にいろいろな住宅があって、選択もなかなか難しい次第です。
それにつけても、やはり北海道は家づくりの条件がいいというか、
環境条件が恵まれていると感じます。
なんといっても、敷地にまだまだ「ゆとり」がある。
面積的な問題もさることながら、
周辺環境的な部分で、建築が利用可能なさまざまなファクターが存在する。
端的に言えば、家の外部とのコミュニケーションが
住環境の中に取り込むことが可能だという点。
実に魅力的な家づくりの実像がそこに生き生きと展開している。
建て主さんの暮らしが、確かに魅力的に創造されていることが実感できる。
ひるがえって、首都圏での家づくり取材も
平行しているわけですが、
ちょっと違うなぁと実感させられたのが、
ショールーム、という存在です。
通常、住宅の相談って、その建て主さんの家に行くのが普通と考えていたのですが
最近は、「訪問販売」法の趣旨から、
基本的に訪問せず、建て主が建てる会社を訪問して
家づくりを打ち合わせるというのが一般的なようなのです。
そのためにこういう施設を作って打ち合わせることになる。
こういうショールームでは、実際に使う建材などを確認できるように
展示構成されています。
まぁ、合理的な考え方とも言えるのですが、
ややもすれば、建材の確認だけで家づくりが進行していくような
そんな危惧も若干、覚えるような気もいたします。
ある会社のショールームの風景ですが、
きのうも触れた防犯シャッター実機の様子であります。
さて、本日から再び出張です。
今回は短期で、全開積み残しの分の取材。
どうしても土日が取材というケースが多く、
しばらくは休日がこうやってつぶれて行かざるを得ませんね。
まぁ頑張るぞ、というところであります。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 5月 7th, 2010 by replanmin
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北海道や東北地方と関東の住宅で違いがあるなぁと感じることに
「防犯配慮」という点がありますね。
北海道などでは、写真のようなトイレの外部窓に防犯格子が付くなどは
ちょっと考えられません。
居間のテラスドア、デッキなどとともに
開放的な造作で、北国の短い夏を存分に楽しむようなデザインが採用される。
第一、隣家との間に塀を建てるようなことも少ない。
冬期間の落雪と、堆雪スペース確保の関係から
隣家との間の空間をそのような空隙地として確保しておく方が
より合理的という地域文化だと言えるでしょう。
それに対して、そのような条件がない関東では、
むしろ「社会的な要件」のほうが住宅建築の要件になってくる。
居間の大きな開口部に大きなシャッターというのが多く採用されている。
聞くと就寝する前には、必ずシャッターを下ろしてから寝るという。
それらと自然とのふれあい、という意味合いでは
なかなかに難しい部分が出てくる。
まぁ自然とのふれあいといっても、利用できるような自然環境に乏しいというのが現実。
周囲の環境条件に合わせるのが住まいの基本とはいえ
こういう環境条件というのでは、住まいのデザインという部分で
どうしてもさみしい部分にならざるを得ない。
まぁ札幌などでも、集約化された住宅地は多く
そういう地域では中庭の活用というケースが散見される。
今回取材した住宅でも、完全に家の中に取り込まれた中庭もありました。
ちょっと不思議な感覚の空間ですが、
元気な子育て世代の住居で、
こどもさんたちには面白いスペースで、それこそ走り回っていました。
なんといっても、敷地条件が厳しいワケで
そのような条件下、どのような住宅デザインが可能なのか、
基本的には確保可能な床面積に比例した土地面積が
流通可能性としては一番高い。
そうなると、土地面積は条件がどんどん厳しくならざるを得ない。
そのうえで道路付きの問題があるので、
注文建築でなければ解決できないけれど、
さりとて自由な設計デザインの方向を向いたものではなく、
このような社会的要件に対する対応が一番求められている。
さて、こういう条件下で
「いい家ってなんだろう?」っていうところですね。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 5月 6th, 2010 by replanmin
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連休も今日が最後ですね。
なんとか天候にも恵まれたようで、よかったのではないでしょうか。
さて、札幌に帰ってきてやや体を休められておりますが、
連休明けにはふたたび残った取材を片付けなければなりません。
そういう出て行って仕事するためには、拠点がしっかりしていなければならない。
ということで、仕事場の整理整頓を行っておりました。
まぁ、総務経理関係から資金繰り対策、営業の仕事、編集制作の仕事と、
たくさんの種類の仕事をしていると、仕分けを定期的にしないと
どうしても仕事場所が、分けわかんなくなるのです。
今回もたくさんの収納物の整理整頓、捨てるものを確認しながら
残すもの、それぞれの役割ごとの仕分け作業を行ってみました。
都合、1日半だったのですが、
それでも仕分けされてゴミと判断したものの総量は200kgを超えておりました。
それも大部分が紙なんですね。
紙には、たくさんの情報が密封されている。
それらを丹念に確認しながら、まぁ、「事業仕分け」であります。
整理した後、ゴミを車に積み込んで
札幌市のゴミセンターに持ち込んで処分してもらいました。
何回か、行っているのですが、
やはりありがたい存在だと思います。
こういった分けわかんない環境にいると、
自然と気分も退嬰的になり、仕事を追いかけると言うよりも
仕事にどんどん追いかけられるようになる。
段取りとか、順序づけができなくなって、
すべての事柄がフラットに、全部すぐにやんなきゃならない
っていうように、脅迫観念的になるのですね。
しかし、こうして仕分け作業をしていくと、
その後の仕事の位置関係が明瞭化してきて、
巨視的な把握がきいてくる気がします。
っていうように過ごす連休であります(笑)。
坊主はずっとバスケットのクラブ練習だし、
どこにも行けない、というのが基本的な理由ではあります。
子どもと遊びに行けなくなって何をしようか、まだ定まっていない。
そのうえ、本日は、事務所のアプローチ部分の庭木の下草掃除。
約2時間ほどで、腰にじんわり効いてきます(笑)。
こういう過ごし方も、それなりにまた楽しいものであります。
写真は、甲府から見た富士山夕景。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 5月 5th, 2010 by replanmin
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関東を歩き始めて、いろいろな歴史に触れる機会を得ます。
東京に8年間ほど住んでいたのですが、
こういう歴史的なことがらって、興味が興らなければ見えない。
っていうか、関東とは言っても東京は全くの別物であって
明治期以降、産業の集中による人口の大膨張は
地方からの人口流入によってもたらされたので
東京という都市は、そもそもが
巨大な地方移住者群によって形成されているとも言える。
神奈川も、基本的には横浜の開港以降、
活発な貿易都市として計画的に作られたような地域なので、
これも別物と考えられ、そうすると、
古代からの歴史的関東というのは、むしろ北部地域の
上野、下野、常陸、といった関東武士団揺籃の地域が中心だったといえる。
毛の国、と言われた地域は、ヤマト王権成立の時期から
関東における最大の中心地域として認識されており、
高崎市が運営している「かみつけの里」博物館では、
火山噴火で埋没した古代地域王権の存在を知ることができます。
畿内地域と関東地域で、それぞれ違いのある歴史的歩みを見せてきたのが
日本歴史の縦糸なのだと知られますね。
そんななかで、F・サビエルの記述でも
板東のアカデミーと記されていて、室町期に最盛期を迎えていたのが
この「足利学校」ですね。
学校という概念を持って教育を行っていた嚆矢の存在だったようです。
人気のカリキュラムは、当時の「実学」とされた
易学・兵学だったということですから、
戦争を日常的に行っていた武家の子弟がここで学んで、
「足利学校で兵学を修めました」と言って、各地の武家勢力に
仕官していったのでしょうか。
それとも、有力武家の子弟が「家業」のために頑張ったのか。
学校という概念が独立していない時代なので、
周囲を環濠で巡らしていて、武家的な防御的施設の外観を有し、
同時に、寺院風の建築様式を備えています。
学生は僧体で生活して、近隣に寄宿し、
自分たちの食べるための菜園も耕していたと言うこと。
そして学費は無料であったということですが、
たとえば隣接する足利家ゆかりの寺院・鑁阿寺〜ばんなじ〜の屋根瓦には
琉球のシーサーが見受けられたりするところを見ると、
入学金代わりに、なにがしかの貢物が習慣的であっただろうと推測します。
まぁなかなか、奥の深い歴史を感じてくる関東であります。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 5月 4th, 2010 by replanmin
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って、そんなもの、あるのかよ?
という疑問は当然なのですが、あるのだそうで、
最近では、「踊る大捜査線」でもフジテレビが奉納祈願している。
テレビ業界も、「家族揃ってテレビを見る」という
娯楽の王様の座から、どうも滑り落ちていっているように思います。
住宅でも、リビングルームが必ずしも家族団らんの場とは言えなくなって
若い年代のお父さんは、子どもにも近づけさせない
「親父の居場所」的な空間への志向が強いのだそうです。
ガンダム世代のひとたちには、自分だけのこだわりのガンプラに包まれた
そういった「個人的な空間」こそが癒やしの空間なのだそうで、
奥さんが、台所に隣接した家事コーナー的な
オープンな空間への志向が強いのに対して対照的な性向を見せているとか。
そういう傾向を考え合わせていくと、
大型テレビが置かれているリビングルームって、
一種の現代的床の間空間になっているものかも知れません。
何となくよそよそしい、家族の一体感というにはやや遠い空間。
そういう意味では、やはり食の空間の方が
確実性の高い「家族一体空間」ではあるのでしょうね。
考えてみると、テレビのような娯楽装置が
家の中に入ってきたのは、ここ50年程度の話で
竪穴住居以来、というかそれ以前の洞穴住居以来、
人類の普遍的な共同体空間って、むしろ食の空間だったように思います。
食と火の場のほうが普遍的。
テレビは、むしろ個別的な個人的な趣味傾向に細分化する
「映像情報体験装置」に変わっていく方が自然なのではないかと思える。
やはりパソコンなどに各個人がアクセスして、
見たい動画情報を好きなときにダウンロードして楽しむ方が
この番組はこのチャンネルで、この時間からやりますから
家族全員その時間に揃ってください、
というように強制するよりははるかに合理的でしょう。
ただ、ダウンロード型だと、そもそもCMの価値測定が難しい。
テレビ局という、番組垂れ流し媒体が必要でもなくなる。
必要なのは、特定テーマについてのセグメントされた情報機能。
それが動画であったり、静止情報であったり、文字であったりは
それこそあまり領域分けに意味がなくなってくる気もする。
そうですね、やはりiPad的な「媒体」が、
ユーザーの個人的興味に対して、セグメントされ、編集された
そういった情報を享受する方向になっていく可能性が高い。
っていうような思弁とはまったく違って
「まぁ、テレビも雑誌もそうは変わらないから、ついでにお願いしよう」
という下心もあって、足を運んだことは
正直に白状したいと思います(笑)。
なんとか、雑誌の販売が伸びますように、神様・仏様・・・です。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 5月 3rd, 2010 by replanmin
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きのうは全国的に素晴らしい好天だったようです。
さて、取材ツアー最終日、東京多摩地区で取材でございました。
日射しがすっかり初夏のもので、札幌などと比較にならないくらい強い。
南国、というか太平洋南海のどこかの島か、
と思われるような日射しが厳しく降り注いできます。
やはりこういう気候風土が関東の基本的なものでしょう。
住宅ということで考えていくと、
こういう厳しい日射しに対しての対策というのが基本になるべきだと思います。
大きな断熱要素の大きい屋根と日射遮蔽、
ということが求められている気がする。
そうですね、太平洋の島々に残る
植物性繊維質で厚く大きく軒を出して屋根を葺いた、通風性の高い建築。
高床式建物って、日中朝の北東アジア世界の中で
日本の特徴的建築といわれますが、
気候風土的には、そういった建築が似合っている。
ところが、現実には断熱と言うことがまったく無視され、
開口部についても、その視覚性にだけ着目したような建築が建てられ、
日射遮蔽に至っては、まったく顧慮されていない。
たぶん、建築文化的には
現代はそれ以前から「退化」していると言っても過言ではないのではないか。
最近、20世紀建築の素材の代名詞とも言えるガラスが
高規格に作られ、自然破壊はないとされていたものすら、
結局は自然破壊が進行し、
ビルからガラス破片が落下したというニュースがありました。
都心にはほぼ全面をガラスで覆ったようなビル群が林立しています。
日射遮蔽の工夫は、ごく一部の建物で外部ルーバーが取り付けられていましたが
それ以外ではほぼまったく為されていません。
よく行くビルでは、全面のガラス壁面からの過剰すぎる日射取得に
常時、ブラインドが厚く閉じられ続けています。
よく観察すると、ほとんどのビルではそのように対応している。
ということは、このようなガラス全面による壁面構成というのは
建築的に破綻していると、使用するユーザー側から結論されているのだと
わたしには、思えてなりません。
ブラインドを開け放てば、確かに大都会的な眺望は得られるけれど、
あまりの過剰日射取得で、まったく締めきられているって、
一体何の意味があるのかと、もうそろそろ、目覚めるべきだ。
それに熱環境のことから言えば、
ブラインドってほとんど意味はない。
日射自体は遮ることができるけれど、ガラス面を透過して熱は
室内にたっぷり取り込まれる。
日射遮蔽は外側でしなければ意味がない。
こうして暑くなった室内空気を電気エネルギーでしゃにむに
クーラーでクールダウンさせている。
ヒートポンプ利用しているからいい、とは絶対に言えない。
このようなデザインを売り物にしている建築家は、
その環境性無配慮ぶりを、恥じなければならない。
連休のさなか、スイスイと走れる首都高速を走っていて
こんな印象を、周辺の建築風景から感じ続けていた次第です。
ちょっと、意地悪すぎるかなぁ。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
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Posted on 5月 2nd, 2010 by replanmin
Filed under: 住宅取材&ウラ話 | No Comments »

さて、今回の取材ツアーもようやく一段落間近。
本日が今回最終の取材で、また来週末ということになります。
世間とは逆に、連休二日目のあした、家に戻るという日程であります。
きのうは山梨県での取材。
甲府の周辺と言うことで、宿泊は甲府。
といえば、なんといっても信玄さんにご挨拶に伺わなければなりません。
駅のすぐ近くにあるお城、天守の土台だけ残っているものは、
信玄公、武田家とはなんの関係もない、江戸期鉢植え大名のもの。
この地に成立した武権・武田氏の栄華を伝えるものは駅からまっすぐ北に延びる
「武田通り」の突き当たりにある「武田神社」であります。
ここが、躑躅ヶ崎館の跡地と推定されているのですね。
よく信玄さんは、城を造らず
「人は石垣、人は城」と謳って、守るのではなく
一歩でも国を出て外で戦え、防御的な姿勢を取るな、
と遺言したのに、遺子勝頼は大きな城を造って防備を固めたことが
退嬰的な姿勢と取られて、滅亡を招いたとされています。
なんですが、この躑躅ヶ崎館の跡地に歩いてきてみると、
こんな天然の要害要地はないと思われますね。
城なんて、ほんのちょっと石垣を造作すれば、
背後と左右がしっかりと山でガードされた地理的な位置を占めています。
写真は前面に掘られている環濠からそびえ立つ石垣。
石垣を否定していたとは思えない。しっかり石垣があるじゃないか(笑)。
まぁよく見てみると、形は「人型」ではあるかなぁ、というところ。
でもこの土地に立って思念をこらしてみると、
前には、数限りない甲斐の国の山々が連なっていて、
ここを出て、京都までの道を切り開こうと考えるのは、
かなりの飛躍した考えだっただろうと思います。
老齢も進行する中で、焦りにも似た心境だったのだろうなぁと。
それでも、押して上京軍を編成して、
「雲と興れや武田武士」と、出陣していった心境は悲壮。
このひと、たぶん、軍事的に京都を制圧しても、
伸びきった補給線を信長に叩かれ続けて
結局、京都での政権を維持することはできなかっただろうと思います。
でもこういう老齢にめげず、
立ち上がった姿勢は、勇気と挑戦心の若々しさを感じさせますね。
家康は、終生、信長に学ばず、敵である信玄に私淑していたとされます。
自分に似た資質を感じ続けていたのでしょうね。
三方原の戦いで、完膚無きまでに家康を叩いたときに
上京ではなく、家康の領地を簒奪することに努めて
信長に強い圧迫を加え続けるという作戦もあったのではないかと思うのです。
しかし、それも高齢という自分の条件から
目的達成に集中せざるを得なかったのでしょう。
まぁ、戦国の大スター、敬意を持ってご挨拶して参りました(笑)。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 5月 1st, 2010 by replanmin
Filed under: 歴史探訪 | No Comments »

なんか、最近はいろいろおかしいことが頻発します。
マスコミ各社の「日本崩壊報道」っていうのは一体何なんでしょうか?
どうも常軌を逸していると思われるのです。
一昨日ですか、検察審査会、というところが小沢を立件すべしと
結論を出したそうですが、
そんな機関の事って、一度でも報道されたことがこれまであったのか
ちょっとでも丹念に報道を見ていたら、
なぜこういう機関が突如登場するのかについて、
みんな、その中身を詳しく見てみる必要があると思うのです。
無作為に選出された国民(公職選挙法上における有権者)11人によって構成される機関。というようになっているそうですが、
ある特定のひとびとが特定の人が疑わしいと考えたら
控訴棄却の判断後にも、
延々と「疑わしい」と言い続けることができる事になる。
こういう組織と判断は、この件で始めて公になったような気がします。
まず基本的に、疑わしきは推定無罪、という立場であるのが
法の趣旨であるはずです。
それも検察が立件を諦めたような件について、
検察リークに無批判な結果の洪水報道に
情緒的に反応しやすいようにひとを集めれば、
こういう判断をしたくなる人間がが出てくるのもある意味自然でしょう。
そうではなく、このような制度を突然運用し始めると言うことの方が、
そういう全体状況自体、かなり異常なのだと思いませんか。
マスコミは一斉に民主党非難に舵を切ってきていることは明白。
確かに小沢をつぶせば民主党政権は持たないという判断は正しい。けれど、
冷静に国民の側で、この間の衆議院選挙での「民意」を
もう一度確認する必要がある。こんな程度の事態で、
ころころ権力の所在を変えていたら政治なんて持たないし育たない。
日本の危機はこういう部分にこそ最も大きく現れている。
そう思われてなりません。
・・・まぁそういうことはきょうの本論ではありません。
実はきのう、実に恐怖の体験をさせられたのです。
きのうは取材のエアポケットで、群馬県から山梨県に
移動だけしていたのですが、
山梨県に入って、きょうの取材先の下調べということで、
確認した後、甲府に向かって道路を走らせていたら、
前を走っていたクルマ2台ほどが、急ハンドルを切っていた。
交差点近くでもあり、そうスピードは出していないのですが、
それでもびっくりしていたら、
そのクルマの影から、急に自転車がわたしのクルマの直前に
急ハンドルで突っ込んできたのです。
一瞬、目が点になって、あわてて急ハンドル。
幸い対向車線からはクルマが来ていませんでしたが、
わたしは緊急避難で黄色車線を少し越えてハンドルを切っていました。
で、そのくだんの自転車の男性の表情を見ると
日焼けして、口元だけが異常に白く、大口を開けて笑っている。
こういうの、もし気付くのが遅れてはねたら、
やはり「前方不注意・業務上過失」ということで、
こちら自動車側が、加害者側に立たされるのでしょうね。
大きく人生が狂わされざるを得ない。
そうでなくとも、この結果、
わたしは黄色車線オーバーという違反はしたことになる。
冷や汗と、そういう人間がいるのだという事実の恐怖で
心底から、震え上がるような気がしました。
やはり、なにかがおかしくなってきている、そんな思いがしますね。
<写真は浅間神社から見た富士山>
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
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Posted on 4月 30th, 2010 by replanmin
Filed under: 出張&旅先にて | No Comments »