
昨日、4/8付の空気調和・衛生工学会「換気設備委員会」からの情報を得た。
「新型コロナウイルス感染対策としての空調設備を中心とした設備の運用について」
一連の「換気」への注目の高まりへの専門家の立場からの情報発信。
かなり専門的用語も多く読解には少し読み込みが必要と思われるので
精査してからテーマごとにまとめてみたいと思います。
ただし、そのなかできわめて応急的な「対策」の記述が見られた。<以下要旨>
●トイレでは便器の蓋は閉じて洗浄、換気の励行
1 感染者がトイレで排便し水を流して汚物を洗浄すると活性のあるウイルスを含む
「エアロゾル粒子」が発生する可能性がある。これをなるべく減らすためには,
洗浄時は<便器の蓋を閉めて>行うことが推奨される。
さらにトイレの水封の万全を定期的に確かめる。トラップが「破封」していると
排水管からの異臭がするのでわかる。<注:破封とは排水設備の配管内に溜めている
封水が蒸発などで減少し悪臭や虫が排水元に入らない塞ぐ機能が失われること。>
・・・新型コロナウイルス感染対策として生活実用的なレベルでは
密集・密接・密閉を避けることが基本ですが、建築的には換気も避けて通れない。
その危険性の中でも、排便時のトイレ排水の仕方の指摘は知られていなかった。
感染症の恐ろしさを自覚し、こういった生活上の「マナー」も常識化したい。
家庭内生活習慣レベルで、もし万が一自分自身が無症状の感染者かもという
そういった危機認識をもっていることがお互いに大切だと思う。
家族の身を守るひとつの「暮らしの知恵」としてこれは大切だと思える。
うかつながらわたし自身、こういった知識はこれまでなかった。・・・
2 また感染を引き起こす可能性があるエアロゾル粒子が漏れ出て
別空間を汚染しないようにトイレの排気ファンは<常時運転>を徹底する。
トイレに窓があってその窓が風上側になると、エアロゾル粒子を含むトイレ内空気が
家内に漏れ出る可能性があるのでそのような窓は開けないこと。
・・・これも案外気付かないポイントかも知れない。
普通、トイレには換気扇が付いていて排便時には運転させていると思われるけれど、
臭気対応もあって窓を開けて使う習慣のある方も多いかも知れない。
それが「風上かどうか」という気付きはあまりなかったように思う。
逆に外気が風として感覚されると「気持ちいい」くらいだったかも知れない。
それが「風上」として風下側の家の中に拡散していく危険性への気付きは大切。
今回の新型コロナ禍は実にさまざまな「変化」を生み出していると思うけれど
このような生活習慣レベルの「対応策」も重要なことなのだと思う。
自分を守り家族を守る、社会を守ることができるのはわたしたち自身ですね。
<写真はイメージ。TOTOホームページから>
Posted on 4月 21st, 2020 by 三木 奎吾
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上の図は4/18(土)に行われた日本感染症学会「COVID-19シンポジウム」から。
厚労省のクラスター対策班を率いる東北大学大学院の押谷仁教授が示した図。
このところ毎日上限に張り付いたままだった「新規感染者数」の推移です。
ちなみにWEBメディアBUZZFEEDを参照したものです。
で、その下は日経新聞社のチャート図と、北海道庁が発表している推移図。
どちらの図も時間軸が概ねそろうように加工させています。
これらをみると、一番上の図の説明として押谷仁教授のコトバ、
「4月の8日、9日、10日にかなり大きな山があります。2週間前を考えると、
あの3連休とその前の週。日本に住む人たちの気持ちが緩んだあの週の結果を
我々は受け止めているんだという風に理解しています」ということ。
そこから政府から緊急事態宣言がありわれわれも一気に社会収縮を受け入れた。
新型コロナは2週間程度のタイムラグ推移が結果に出る。
で、図の推移傾向を見ると、おしなべてやや低下傾向に入り始めている。
<北海道はやや違っているが、この図の最終一昨日38からきのう27へ低減>
ようやく社会収縮の効果が数字に表現されてきたと言えるのだろうか。
しかし、ここでまた気を緩めれば同じ轍を踏むことになる。
気を緩めることは出来ないけれど、曙光は差し始めたと言えるのではないか。
日本社会というのは4月新年度ということで
3月末から4月初めに大きな「民族移動」が定期的に繰り返される。
兵庫県警では3月末に開催された人事異動後の歓迎会の飲み会で感染が拡大した。
こういった「定期異動」という社会変動、流動活発化が
タイムラグを経て日本社会を襲っているというように見ることができる。
緊急事態宣言以降の移動制限の成否がこれから本格的にあらわれるのだろう。
本当に移動制限に対して全国民的に行動できたかどうか、
その結果がこれから発現してくる。ややコワいけれど・・・。
わたしたち自身の行動の「報い」がこれから正直にあらわれる。
なんとか、期待を込めてしずかに結果を正視していきたいと思います。
ただ先述の押谷仁教授からは、これから人口集積地域から周辺地域へ
この波動が伝播していく可能性が指摘されていて、
そうした地域は「高齢化率」が相対的に高いので重篤化が懸念される旨、
情報提起がされていました。北海道の状況などからまさに要注意だと思います。
いずれにせよ未知の感染症との戦い、社会の最先端的な科学者の知見を頼りに
冷静を保ちながら、沈着な対応を心がけたいところだと思います。
先日ご紹介した「テレビ情報漬け」でやや判断力の平衡を逸しているのではと
心配させられた方に昨日こちらの方から電話連絡。
かれは独居であり、巣ごもりストレスとテレビの無責任情報番組に毒されたことを
自覚できていたようでやや落ち着きが見られた。
なおわたしから、テレビだけではなくインターネットからも情報摂取をと
ガラケーからスマホへのスイッチ、情報摂取の多角化をオススメした。
情報リテラシーを高める重要性もいま緊急的課題だと思います。
Posted on 4月 20th, 2020 by 三木 奎吾
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新型コロナとの戦いは相当の長期戦を覚悟しなければならない。
ということで、できることはやっていきたいということで、
「ソーシャルディスタンス」〜相互距離の拡大作戦。
わが社では当面、テレワークの実施比率を上げていく作戦で、
これまで50%相当目安としてきたけれど70-80%にレベルアップ予定。
それだけでなく長期戦に備えてスタッフ間のデスク距離見直しも。
で、少しでも近接程度を下げたいということで、
前から気になっていた収納家具をよりコンパクト化を計画。
2列引き出しの固定収納を1列にして相互距離、25cm程度拡大へ。
劇的にはなかなか難しいけれど、着手できることは手を打つ。
この場所の収納は造作で天板の平面がテーブル面になっていて、
そのまま天板の荷重を支える構造にもなっていたので、
知り合いの大工さんに来ていただいて作業をお願いした。
さすがに大工さんの仕事なので仕上げはキレイに収まってくれた。
床面はタイルカーペットの後敷き込みだったので、
当然隙間ができた。そこはわたしのヘタな「日曜大工」で貼り込み。
悲しいかな色合いは変わってしまったけれど、まぁ許して(泣)。
ごらんのような仕上がりであります。
収納家具は残りの半分は再利用可能かなぁと思っていたのですが、
実際にやってみるとムリだったので、残材は廃棄処分に。
必要な収納量確保はスタッフとも相談して別の場所に確保を予定。
自分も身体を使って作業すると精神衛生的に楽しい。
やむを得ない「社会収縮」の局面では、
自分たちの身の回りの環境の整理整頓アイデアが不可欠だと思います。
テレワークで自宅で仕事作業してもらっていますが、
聞いたら各自、環境整備にいろいろ取り組んでくれている。
自宅の一部を工夫してデスク環境を確保してそばに花を生けたりとか、
それぞれでオンオフの切り替えを試みてくれている。
Replanでは3号前に「住む➡働く」〜暮らしも仕事もうまくいく家〜
っていう特集を組んでいたのですが、今回思わぬカタチで
自分たち自身がそういった環境に身を置くことになった次第。
これはこれで、ReplanWEBマガジンのネタにできるかもと、
前向きに考えたりしておりますが、さてスタッフの意見やいかに(笑)。
Posted on 4月 19th, 2020 by 三木 奎吾
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写真は2010年に北海道斜里町に出没したヒグマさんたちの図。
この年、ヤマの食料が不足したのか野生のヒグマさんたちがたくさん、
人間世界にやってきて、人間世界を恐怖に陥れ、
当然ながらこの街の人間活動、経済活動に恐怖と災害をもたらした。
このときは、幸い一時的な出没で街の警護体制が防衛出動して
ヒグマさんたちは数日で姿を消してくれて事なきを得た。
世界秩序を激動させる新型コロナは世界を席巻し日本でも社会収縮が極まった。
昨日、週末を前に安倍首相は会見して緊急事態宣言を全国に発出した。
こうした世界の社会不安は、すでに勃発からで4−5ヶ月であり
日本社会では現実的には約3ヶ月、欧米社会でも3ヶ月に及ぶ。
多くの人にとって今次事態は事実上の「第3次世界大戦」であるとも言われる。
全人類的脅威として考えて、こうした捉え方はごく自然だろう。
いま日本・欧米はパンデミックの最中にあるけれど、
ひと足早く抜け出たと言われ選挙まで行われて与党が大勝した韓国のメディアから
「コロナ後」の世界の動向について記事発信があった。
中央日報という新聞社記事で「中国、日本・米国企業撤退の動きに緊張」
<4/16(木) 14:30配信>と言う記事。以下要旨。
〜新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大する中、日本と米国が中国に進出の
自国企業にUターンを呼びかけ中国を緊張させている。偶然日米両国は4月9日同日、
中国に進出している自国企業にUターンを促した。(中略)
こうした米国の立場はトランプ米大統領の就任以降、一貫している。昨年8月
「我々の偉大な米国企業が中国からすぐに撤退を始めることを命じる」と述べた。
新型コロナで米製造業の中国撤退を強調する声はさらに強まっている。
ロス米商務長官は「新型コロナは米製造業のUターン加速につながる」と述べた。
米国に続いて日本も加勢している。日本経済産業省は9日総額108兆円の
コロナ関連経済援助計画を発表し日本のサプライチェーン改革に関連して
2,435億円を予算組み。中国から必要部品を調達できない状況再発防止のため
サプライチェーンを多元化。2,435億円は日本製造業の中国撤退支援に使われる。
日本と米国だけが自国の製造業のUターンを要求しているわけではない。
独メルケル首相も6日、医療機器部門で自給能力を備えるべきだと力説し、
仏マクロン大統領も「生活必需品を他人に依存するのはとんでもない」と述べた。
<自ら罹患した英国ジョンソン首相も中国への怒りを隠していない。>
新型コロナで中国で人材の移動と物資の流通がふさがり苦難を経験した国では、
対策を考えるしかない。今後、世界企業の「中国離脱」がどれほどの規模で
どれほどのペースで進むのかが注目される。〜と書かれている。
いまは新型コロナの対応で日本社会がさまざまに混乱しているけれど、
いまのところそれが「政変」にまで至ることは考えられないだろう。
もしそんなことが起これば、国家の損失は計り知れないし、社会混乱は
相当長期にわたってダメージが残ることは自明だろう。
成熟した民主主義国家では、今回事態でそうした破局は直接はあり得ないと思う。
(そのような「仕掛け」を望む動きがあることはわかるけれど・・・。)
それは民主主義が「社会扇動」に敗北することを意味する。
そうであればこの危機の後、常識的に考えて世界がどのように変動するか、
その底流、トレンドを見据えていく必要があるということだと思う。
この韓国「中央日報」の記事は半島国家の報道機関として有益な分析。
アメリカもいま大暴風の最中にあるけれど、トランプ大統領からは
経済再開のプロセスに言及も見られた。多くの「戦死」を乗り越えたあと
世界情勢のもっとも基軸要素であるアメリカの趨勢が明らかになってきた。
先行的な動きとしてWHO「制裁」がありG7テレワーク会議でも合意があったと。
そして今回の世界的大災害を引き起こした中国共産党国家体制に対して、
正面からの批判プロセスが各国から発出されつつある。アメリカでは
武漢での発症根源への徹底解明検証がなければ納得しない世論が見られる。
徐々に見えつつあるこうしたトレンドに踏まえ、行動指針を考える必要がある。
Posted on 4月 18th, 2020 by 三木 奎吾
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昨日夕方、ふだんはあんまり連絡のない人から電話。
「あら、どうした?」と、電話に出たら最近あまり外出していないそうで、
外出自粛でずっとテレビを見続けている生活なのだという。
「オレはインターネットはやっていないから・・・」とのこと。
・・・っていう話を聞くうちになんとなく悪い予感が募ってくる。
「いったい政府の対応はどうなっているんだ!」と
さっそくヒステリーっぽい咆哮一発(泣)。
ようするに特段の用件はなかったけれど、つい怒りの矛先を
話を聞いてくれそうな、わたしあての電話で発散したかったようなのですね。
「わかりました。でもそれをわたしに言われてもどうも解決はしないけど」
とやんわりと伝えるけれど、血圧が高そうで、なかなか・・・。
誰にもストレスが溜まっていることはよく理解は出来るので、
なるべくサンドバック役を引き受けたいのは山々なんですが、
わたしにも片付けたい作業はあるので。早々に切り上げさせてもらった。
ふ〜〜、でありました。
まぁわかるのはわかる。
誰かを、とくに為政者を悪者にして悪罵を投げつけ発散したい、という欲求。
たぶん一種の精神の平衡喪失、一過性の病理に属することなのでしょう。
テレビというメディアにはどういう解決策情報があるワケでもないけれど
とりあえずは「視聴率」というお尻についた火に「煽られて」
集団ヒステリーを扇動し続けることになるようですね。
(わたしはほとんど選択的に番組を決めてそれしかテレビは見ない。
とくにワイドショーのような番組はまったく知らない。)
そういった番組を朝から晩まで見ていたら、すこし平衡を逸脱するのでしょう。
ただ「誰か、俺に任せろと頼もしく引っ張っていってくれるヤツはいないのか」
っていう無意識の「独裁者待望」のコトバが発せられていたけれど、
あぶない傾向だと思う。集団ヒステリーこそ反民主主義狂気に繋がる・・・。
こういう時期のテレビ番組って、もう少し工夫できないものでしょうか?
ニュースとニュースの間にはドラマとか、自然の動物の生態観察番組とか、
人々にいま落ち着いた生活をナビゲートする役割を果たすべき。
そういった番組構成を考えるべきなのではないだろうか。
正確な情報を得たいと思ったら、基本的には一次情報をWEBで直接確認し
それ以外は、行動自粛期間なのだから今後のために役立つことに利用すべき。
いまはテレワークのやむを得ない緊急実施環境の中で、
どうしたら安定的な環境を構築できるのか、などは非常にニーズが高い。
テレビなどの情報メディアは、こういうアイデアとか実践を
大いに拡散する必要があるように思う。
わたしどものノートパソコン群でも個体によって不具合があるものがあった。
またプラットホームZOOMなどいくつか不具合も発見されすぐに修正もされた。
これまでの人間環境とはまったく違う非接触型のコミュニケーション手段の
さらなる進化は、いま待ったなしで求められていると思う。
また、例の30万円の施策の不明性が指摘され、全国民一律に10万円の
支給の方向性が決まったというニュースもある。
不具合があればみんなが知恵を出し合って改善していけばいい。
この時期ヒステリーではなく、前向きに対応していくことを心がけたいですね。
Posted on 4月 17th, 2020 by 三木 奎吾
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全国で新型コロナ禍の大嵐が収まりません。
北海道では札幌市内の「呼吸器科」病院でクラスター感染が広がり、
そこだけで20人の感染者が発表されている。
なんと、物品の納入業者さんも感染という発表まで。
世界的に言われ危惧されている「医療崩壊」とは、
まさにこうした「最前線」での機能マヒが管理不能な状況を生むこと。
呼吸器科ということで新型コロナの発症から考えれば専門の病院に
多くの人が救いを求めて出入りすることは至極当然だと思います。
逆に言えばまだ持ちこたえているそれ以外の病院関係者のみなさんの
感染阻止努力は想像をはるかに超える困難。現状はそれと闘っている結果であり、
いま現在なんとか、社会としての「防衛力」を発揮してくれているのだと思う。
そう考えれば、不幸にしてクラスターとなったけれど、
積極的に患者を受け入れてきた結果でもあるのではないかと思います。
医療最前線での負傷退場ではあるけれど、捲土重来を期待したい。
全体としての日本医療がなんとか踏みとどまっていただけることを期待して
ヒステリーに陥らず、巣ごもり忍耐を受け止め冷静を維持しましょう。
昨日は「般若心経」と「写経」みたいな日本人的精神沈静化方を考えた。
読者投稿からはそのほか、禅とか茶とかの日本文化のススメもいただいた。
わたしの場合、禅は忙しいのでムリ、茶はコーヒー道系なのでピッタリしない。
しかし、鳥獣戯画のような「大和絵」系の絵画鑑賞には強く惹かれている。
京都高山寺まで鳥獣戯画真筆を見学もしてきた。
このような精神の癒しにはやはり日本画への数寄が効果的ではないか。
日本画は日本人のこころが造形感覚・表現感覚として表出したもの。
で、わたしはこのコロナ禍以前、大量の北海道の資料映像を収集していた。
その江戸期までの図版類から、この絵を発見した。
新型コロナ禍発生以来、動物たちの様子が癒されるということで、
動物園が人気が高まっているのだとか。
わたしもイギリスの都市封鎖住宅街に周辺の自然からヤギさんたちが
わが物顔で人間界・住宅街を闊歩している様を取り上げた。
この絵は江戸期安政年間に描かれた北海道に生息する「エトピリカ」図。
以下Wikipediaの記述では、
〜エトピリカ(花魁鳥、アイヌ語:Etupirka)Fratercula cirrhata は、
チドリ目・ウミスズメ科に分類される海鳥。鮮やかな飾り羽とくちばしが特徴。
体長40cm・体重750gほどでハトよりも大きい。エトピリカとはアイヌ語で
「くちばし(etu)が美しい(pirka)」という意味で、名のとおり
橙色の大きなくちばしをもつ。くちばしは縦に平たく縦に数本の溝がある。
足は橙色で顔と足以外の全身は黒い羽毛。冬羽は顔が灰色で飾り羽がなく、
くちばしの根もとも黒っぽいが、夏羽では顔が白くなり目の後ろに黄色の
飾り羽が垂れ下がり、くちばしの根もとが黄褐色の独特の風貌となる。
頭部が鮮やかに彩られる様から「花魁鳥」(おいらんちょう)という別名も。〜
なんとも表情、体躯ともにかわいらしい。「がんばれ人間。」
説明の手書き文字も、いかにも人間的な愛情が籠もっている感じがする。
緊張しやすいこういった時期には、このような日本画を眺める時間も
こころを平安に保ってくれる効果があるのではないか。・・・
Posted on 4月 16th, 2020 by 三木 奎吾
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さてわが社も「テレワーク」体制での分散オフィス型に移行。
いくつかのトラブルも発生しましたが、とりあえずはスタッフの安全確保。
問題点はなんといってもパソコンのパフォーマンス管理が大きい。
こういった環境になって見て、支給している端末ごとに
それぞれの問題点なども表出するので個別対応が必要。
問題点ポイントの特定、探索が必要になりますね。
コミュニケーションは減少するので、日常管理は大変だと感じます。
しかし緊急避難的な社会対応として、制約の中でどう仕事が可能か、
これも未曾有な環境条件のなかでの経験になっていくのでしょう。
しかしやはりストレス感は沈殿し、積み重なっていく。
こういうときには、どのように精神ストレスを落ち着かせるのか、
きっとみなさんお考えだろうと思います。
わたしは、般若心経をソラで唱えることが出来る特技があります。
父親が亡くなる時期に自然と憶えたのですが、
その以前、大学生の頃に東洋哲学に凝っていたことがあって、
般若心経の意味内容を父親に話したりしたことがある。
大学に行っていったいなにを勉強しているのかと懐疑的だった父ですが
この話にはいたく感心してくれて、数少ないわたしの親孝行だったかと
いまふりかえって思っている(笑)。
で、この写真は叔父が書いた書の般若心経であります。
漢字文化圏の表現文化で、絵画というのは中国発ではこれという
名作とか、これが最高みたいなものは見聞きしたことがない。
墨絵のような表現はあるのでしょうが、日本の鳥獣戯画みたいな
自由闊達な表現文化をわたしは知らない。
で、その代わり、書の文化というものがあって、
それに人格が投影されているみたいな感受性文化がある。
アルファベット文化、表音文字の文化圏ではあまり重要視されないけれど、
表意文字の漢字文化ではこの「書」が絵画のような存在なのかも知れない。
顔真卿の書が台湾故宮博物館から東京上野の国立博物館で公開されたとき
「死ぬまでに一度はその真筆を見たい」と中国の人たちが押し寄せた。
日本も基本的に漢字文化を受容してきたので
素養として書をたしなみ、その書を通して人格の涵養に努める文化を持つ。
しかし奥が深すぎて、その「審美眼」にはなかなか到達しにくい(笑)。
顔真卿の書には親族の無念の死に接して感情のほとばしりがあるとされた。
般若心経と書の世界、その深遠なゆらぎのなかに身を置いて
筆の運び、濃淡、微妙な文字の踊りようなど、にらめっこしておりますが、
さてこのコロナストレスは少しでも解消できるものでしょうか?
Posted on 4月 15th, 2020 by 三木 奎吾
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日本建築学会前会長の吉野博先生が主宰する東北フォーラムから
ふたたび新型コロナについての情報発信がされました。
そのなかで、東北医科薬科⼤学医学部 感染症学教室特任教授
東北⼤学名誉教授 賀来満夫先生からの「市⺠向け感染予防ハンドブック」が
情報発信されていましたので、ぜひダウンロードください。
コロナウイルス感染予防ハンドブック-CoV-2_20200402
<クリックするとPDF文書がダウンロードされます>
感染症についての専門的知見に基づいて平易に解説されているので
冷静な対処法が一般人にもとてもよくわかりやすい。
事柄は感染症の対応であるのですが、
当然ながら国家単位で対処していく以上、政権が矢面に立つことになる。
国民とその国の政権とは、緊急時に当たってはある程度は「相互信頼」が必要。
そのために民主主義的なプロセスでわれわれは権力を「委任」している。
危機に当たって基本的には政権は透明な対応をする必要があり、
国民の側も大枠ではその対処方針を受け入れる必要がある。
細部に批判ばかりをしていては、社会不安ヒステリーばかりが昂進する。
結果として国民の生命と健康を守ることも難しくなる。
社会の側、国民の側で冷静な対応が何よりも必要だと思う。
今回の対応を見ていると、政府・厚労省が感染症の「専門家会議」を組織し
その意見を最大限に尊重しながら対応策に当たっているのはあきらか。
政権の対応が問題だと思えば、次の選挙で遠慮なく叩き潰せばいい。
しかしそれまでは、最低限の規律を守っていくべきだと思います。
今回、東北フォーラムからの情報発信ではドイツ・メルケル首相のメッセージが
同梱されて送られてきていた。印象的なコトバは、
「噂を信じないでください。公的機関による通達のみを信じてください。」
わざわざこういう文言が入っていることが、ドイツ国内の状況をも示している。
どこの国でも似たような状況にあることが見て取れる。
民主主義国家では政権への反対勢力は必ず存在するし、言論の自由もある。
悪意の憶測とか「ためにする」非難などの暴風もあるのでしょう。
そういうなかで為政者は、透明な姿勢から信じ得る対処法で戦っている。
危機に当たってはやはり社会の「自制」がなにより重要なのだと思います。
LINEが厚労省に協力して2,450万人の調査を行った。
この調査に深く関わった慶応医学部医療政策・管理学教室教授の宮田裕章教授が
FORBES JAPANというメディアのインタビュー
検査が少ない日本の貴重なデータ、LINE調査で分かったこと に答えていた。
〜第1回調査の結果では、4日以上発熱していると答えた人が全体の0.11%、
2万7000人。もちろん4日間発熱が出たからといって、新型コロナウイルスに
感染している訳ではありません。新型コロナウイルスの感染の実態を把握するには、
本来はより多くの方にPCR検査を行うことや抗体検査を実施することがより正確な
アプローチ。しかしPCRを多くの人に実施する体制が整っていないし時間がかかる。
また抗体検査も精度に課題があり、時間とコストがかかります。
このような中で出来る限り早く日本の実態を把握し対策を打つために用意したのが
今回の調査です。〜と紹介されている。さらに、
〜この調査を実施したもう一つの背景としてはその時点で政府は感染が確認された
患者(PCR検査の陽性者)を軸にした限られたデータしか無かったため、
「その外側」の状況が分かるデータを補完する必要があったということです。
日本は当初の方針でPCR検査の実施を一定の基準で絞っていたこともあり、
基準の中で陽性と判定された人以外でどれほどの人に、関連症状があるのか
分かっていませんでした。外側の状況が分かると医療需要の予測に役立ちます。〜
とのこと。わたしもLINEの調査には協力して回答しましたが、
これはこれで日本の専門家会議の対ウィルス戦略ではあると思われました。
ここまでの専門家会議の戦い方の結果として、日本は死者数が劇的に少ないし、
軽症や無症状感染者を個室ホテルなどに「隔離」する体制も整備してきている。
第2波の原因も3月末の花見や転勤時期に伴う「会食機会」と国外からの感染流入が
重なったと要因が比較的明確とされていた。ぜひこの記事を参照下さい。
冷静な科学的対応を保っている感染症対策の
専門家のみなさんの戦い方の効果あることを願っております。
情報の大洪水なので、いっそう科学的で冷静な情報への選別眼が求められます。
Posted on 4月 14th, 2020 by 三木 奎吾
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昨日、道知事さんと札幌市長さんから緊急共同宣言が出された。
昨日のわたしのブログ記事でも「第2波」という表現をしましたが、
感染拡大が深刻化してきている認識からの行動。
〜鈴木直道知事と秋元克広札幌市長は12日、道庁で会談し、
新型コロナウイルスの感染が拡大している札幌市内の市立小中高校や
道立高校などを、14日から5月6日まで休校する方針を決めた。
同市内の道立、市立の施設も同期間休館する。早期収束に向け、
休校などの対応策を緊急共同宣言としてまとめ、繁華街の接客を伴う
飲食店への外出自粛も道民に要請した。〜(道新WEBより)
新年度での人事異動などで人の往来が活発化したことと、
新型コロナによる世界的な「帰国」往来が重なって
今回の第2波はあるように思います。
こういう危機の状況の中では、わたしたちは民主的に選んだ首長を信頼して
その趣旨に沿った行動を取らねばならないと思います。
いまこの国で起こっている状況の情報は為政者に集中されて
対処のための施策が打ち出されているものだと思います。
とくにいまの第2波では、都市部・札幌での感染拡大が急激。
そうした判断に従ってそれぞれが責任を果たすのが民主的だと思います。
さらに心を引き締めて感染拡大阻止のための行動が必要でしょう。
わたしどもでも本日から、在宅勤務を相当規模で実施して
分散型オフィス環境に移行したいと思っています。
まったく未経験の環境になるのですが、これまでもWEB会議的なものは
常時行ってきてもいるので、一定の「規則」も周知して
なんとかこのテレワーク環境で成果あらしめるように、努めたい。
具体的にはパソコン環境の整備拡充と、2拠点間の通信環境の整頓、
そして各種遠隔会議システムの導入などです。
準備はそれなりにしてはきていますが、実際にはどのように
「運用」できていくのか、未経験のことが多発することが予測される。
困難にひとつひとつ立ち向かって、それを解決させたいと思います。
<写真は昨日の札樽高速道から対岸、暑寒別連峰の眺望。自然は春爛漫>
Posted on 4月 13th, 2020 by 三木 奎吾
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図はほとんど毎日チェックしている北海道HPの感染状況。
棒グラフは「新規感染者数」で4月中旬に至ってふたたびヤマが来ている。
この図は4/10段階できのう11日も16名の確認がされているので、
2月末の知事さんによる「非常事態宣言」と同等か以上の感染推移。
2月の感染急増時には世界的なイベントである「さっぽろ雪まつり」による
中国などからの入国があり原因経路が比較的に明確だった。
だいたい2週間前の「感染」推移が発症として出てくるとされるので、
今回の感染急増は欧米や国内移動での伝播というように言えるのか。
いま日本は海外との人的往来はほぼ途絶した状態なので、
この急増時期は覚悟して過ごすしかないと思われます。
北海道は第1波でのクラスター封じ込め戦略が奏功したように感じられ、
この第2波もいまのところの感染事例を見て、なんとか
関係のみなさんの追跡確認、隔離努力でしのげるのかどうか。
まさにギリギリの状況の中にいるのだと思います。
わたしたちが選んだ首長さん、道・各市町村の努力を信頼したい。
しかし今回の状況はひとり北海道の突出した事態ではなく、
東京・全国の感染急増は一ケタ違う規模で起こっている。
まさに戦争がいま、勃発してしまったに等しい。
こういった事態が、情報のパンデミック状況の中で起こってしまった。
第2次世界大戦の時には、情報が国家単位で封鎖されやすい社会だった。
ちょうどいまの中国と似たような状況だったのでしょう。
メディアと言っても新聞程度であり、当時のメディアは朝日新聞をはじめ
むしろ世論を反英米の方向に積極的に扇動していた。
いまの各種メディアの状況を見ていると、非常に危ういと思える。
とくに開かれて無秩序な日本のメディア言論状況では
意図的な中国共産党などの「宣伝戦」が旺盛に展開していると感じられる。
冷静に情報の意図を読み取って、取捨選択を賢く行わなければならない。
ヒステリーを助長する方向は、こういう局面では慎まなければならない。
経済も平時型のままの発想では破綻しつつあるのだと思う。
あのトヨタでも1兆円の融資枠を銀行団に要請したし、
リクルート社も、4,500億円規模の融資枠を要請したという情報。
このパンデミックの嵐のなかではとにかく人間の健康と安全を守り、
なんとか企業経済を「存続」させることに注力すべきでしょうね。
Posted on 4月 12th, 2020 by 三木 奎吾
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