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【研究進化「人間・いごこち科学」 前真之講演】


東京大学の前真之准教授には、本誌Replanで
連載記事執筆をお願いして、もう3年書き続けていただいています。
いわゆる建築の「プロ向け専門書」でもない当誌からの
無理矢理のお願いでしたが、住宅内熱環境という先生のメインフィールドで
北海道との関わりというのは、お役に立てる部分もあろうかと
ずっとお願いし続けてきております。
読者のみなさんにとっては、そういった専門の先生の定期発表であり、
また北海道東北、さらに全国の住宅の作り手のみなさんにとっても、
まことに力強い援軍の研究者とも言える存在になっていただいています。

きのうは、函館地区で北海道のZEH推進で中核的な存在である、
函館eハウジンググループさんの住宅検証発表を中心に
講演されました。久しぶりにじっくりとお話を伺わせていただきました。
ちょうど、北海道内は全島が冷凍庫の中に入ったような
まさに「おあつらえ向き」の厳寒期に突入。
札幌から函館まで今回はクルマで移動してみましたが、
道中は、一昨日までの吹雪模様が収まった青空の状況。
とくに苫小牧周辺では、ふと見た外気温計でなんとマイナス17度。
しばれ上がる寒波まっ盛りでありますが、
同時にいかにも北海道らしい清涼感に満ちた清々しい寒さでもあります。

先生の講演では、まさにいまの先生の研究の現段階を
いろいろな表現方法でお伝えいただきました。
たまたまわたしのブログでも、暖房方式の「体感」についての
いろいろな雑感を書き綴っていましたが、
まさにそういった皮膚感覚での体感について、
それこそ人間の「いごこち」についての実証的なアプローチを
さまざまにうかがうことが出来ました。
コトバとして「PMV」ということの理解はあったつもりですが、
先生のわかりやすい噛み砕いたご教授で、
ふつうの人間スケール感覚で、その内容を実感することができました。
とくに先生の祖母さまの広島での生活ぶりの熱画像と
そのPMV的解題では、まことに目からウロコの思い。
拙ブログで先日「北海道の無断熱・寒い家体験」について書きましたが
うっかり先生からのFacebookでのコメントを見落としていた。
この祖母さまのケースの平行移動・北海道バージョンとして
先生の現在の研究テーマにぴったりの事例と、
狙い通りの(笑)強い関心も持っていただけたようです。
今後とも先生の研究が発展され、またその研究成果が
多くの住まいの作り手にフィードバックされるよう、期待したいと思います。

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