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【豪壮な蔵。構造と外装/日本人のいい家㉝-9】

蔵という建築様式は相当昔からあるように思います。 中世の都市の様子を描く絵画で土蔵が描かれる。 挿入写真は成立が1309年とされる「春日権現験記. 第14軸」(国立国会図書館)。 周囲が火災にあって焼け野原となるなかで一 […]

【大谷石張り防火外壁/日本人のいい家㉝-8】

米軍の宇都宮空襲の火災で市域の6割が焼失したとされています。 そのときに市中心部のこの建物は堅牢な「防火性能」で生き残り、 空襲翌日以降、日本軍が戦災罹災した市民のために炊き出しを行ったとき その会場として宇都宮市民のい […]

【豪商家の目を奪う奥座敷空間へ/日本人のいい家㉝-7】

きのうの続きですが、ハイレベルなビジネス情報を得るために 江戸期から奥州街道・日光街道の分岐点で商売していた篠原家では 情報を運んでくる「人流」をチェックすることが重要なポイント。 1階奥の個室的応接室で「特別客」的な扱 […]

【商家支配人の差配目線/日本人のいい家㉝-6】

商家というのは来客応接という側面が欠かせない要素。 先日触れたように人の往来の多い奥州街道・日光街道の分岐点で なお、宇都宮城にもほど近いという立地選択の商家では 日中、さまざまな来客がこの店棚を訪問し商談を重ねたことで […]

【商家のビジネス中枢・帳場/日本人のいい家㉝-5】

昔も今も、経営のキモは勘定であります。 江戸期には醬油醸造業、明治以降は肥料の販売と業態が変化した篠原家、 どちらにせよ、計数管理の様子を象徴するのがお金回りの設備。 日本の商家には必ずこのような帳場が定番で存在する。 […]

【ケヤキ材階段収納にぞっこん/日本人のいい家㉝-4】

宇都宮駅前旧・篠原家ぞくぞく続篇であります。 この住宅には確か仙台から土日の休日を利用して取材した 「市貝の平安期豪族館遺跡発掘報告会」のついでのヒッチハイクでした。 ところが遺跡の方は当然生々しい建築物はないので、 あ […]

【黒漆喰・大谷石の外観と立地/日本人のいい家㉝-3】

こういった建て方を「土蔵造り」と呼ぶのだそうです。 江戸時代18世紀末頃からこの篠原家はJR宇都宮駅近くのこの場所で 醬油醸造業を営み、明治期になると「肥料業」を幅広く営んでいた。 一番上の写真は2016年の現地取材時の […]

【豪放な構造材・明治豪商の家/日本人のいい家㉝-2】

写真上は明治28年、今から126年前建築の宇都宮豪商・篠原家大黒柱。 1〜2階の通し柱でケヤキの無垢材。太さは45cm角。 現代で通常使われる構造材は12cmもしくは10.5cm角という材なので4倍か以上。 そしてその材 […]

【宇都宮豪商「篠原家」石張り防火壁/日本人のいい家㉝-1】

日本人のいい家シリーズ今回は、過去にも取り上げた宇都宮駅前商家であります。 やはり圧倒的な撮影の写真量で再整理していても迫力がある。 ということで、再度紹介させていただきます。 ちなみに前回の掲載は2016年11月3日で […]

【北方型住宅2021年度諮問会議 キックオフ】

昨日はZoom方式で北方型住宅の会議が開催されました。 日本の一地方で独自の住宅施策を持続的に追究する自治体である北海道。 開拓殖民の歴史的経緯から住むこと自体の研究は常に大テーマだった。 日本の生活文化がそのままでは保 […]