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【寒冷気候と皮革ファッション、女性と針仕事】

昨日は石器時代の父子の黒曜石を巡っての技術伝承のテーマとしたけれど、そのジオラマ展示の相方には、当然、母娘のペアリングでのものがあった。こちらでは、捕獲してその肉を家族で食したあとの獲物動物の「皮革」から衣類を作って行く […]

【石器時代の技術伝承と有用資源探究】

写真は国立歴史民俗博物館(千葉県)でのジオラマ展示から。石器時代の生活のワンシーンを象徴的に切り取っていて、たいへんわかりやすく好ましい。石器時代は動物という移動する資源に対して人間の側で「遊動」しながら、狩猟採集すると […]

【石造建築に吸い寄せられ「付加体」地学再学習(笑)】

先日「だんだん石に吸い寄せられている」というヘンテコな名前のブログ投稿をしたところ、予想に反してそこそこの反響があって、わたし自身も興味深かった。英国人建築家・ノーマンフォスターによる鎌倉市歴史資料館建築の石材のデザイン […]

【家形石棺を見て、古代人と対話】

本日はやや風邪気味で、のんびりした話題。 写真は兵庫県福崎町を探訪していたときに見かけた「家形石棺」。 Wikipediaを引用すると以下の記述。〜家形石棺(いえがたせっかん)とは、古墳時代にみられる石棺の一種。蓋石が屋 […]

【奉納「掲額」画に展開する民俗ドラマ 英賀神社-3】

各地ごとの神社仏閣などにはその地の歴史性を教えられるということで努めて参詣することにしている。日本社会ではこういう「地の神」への崇敬心が強く伝承されてきていると思う。欧米のようにキリスト教の一神教社会とはまったく異質な「 […]

【ルーツ探しの手掛かり「英賀神社」に神妙に・・・】

こちらには関西に出掛ける度に、可能な限りは参拝させていただいています。場所は兵庫県姫路市飾磨区英賀宮町2丁目70。WEBサイトを見ると以下のような記述も。 〜NHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」ゆかりの地 紀行「英賀城と英賀 […]

【姫路藩経済・公共事業の担い手主体 兵庫福崎三木家住宅-5】

姫路藩というのは大阪・京都にもほど近く、明治以降開港した神戸が勃興する以前は国内統治の要衝地として、ながく徳川幕府時代には親藩・譜代大名が統治していた。 有名な姫路城を建築した池田氏も、小田原合戦で滅んだ北条氏に嫁いでい […]

【戦国敗残家系はどう生き延びたか? 兵庫福崎三木家住宅-4】

最近身近な人間からブログのチェックを受けてきてありがたい。で、今回「三木家住宅」のことを書き始めたら「これ、シリーズ化するの、しないの?」という問いかけ。まことに指摘されるとおり,あいまいなまま書き進めてしまった。遅れば […]

【庄屋家の8歳神童1831年の絵 兵庫福崎三木家住宅-3】

江戸期の播州での三木家のひとびとの消息がこの福崎には詳細な研究と共にあきらかにされて遺されている。この家の当地での足跡は明暦元年(1655年)に、当時の姫路藩・榊原家から「新田開発」の事業要請を受けた英賀城の末裔で酒造業 […]

【江戸期経済を支配の庄屋とは? 兵庫福崎三木家住宅-2】

きのうの続きです。江戸期の姫路藩、播州・福崎の地域経済を中核として運営していた「庄屋・三木家」再訪篇。江戸期は「武家による政治支配」体制だけれど、それは武力支配の構造が基本ではあるけれど、一方では年貢の取り立てや管理など […]