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【木製床仕上げ・1000年前北海道住宅〜ところ遺跡-4】

 きのうのブログで触れた「アイヌ期」住宅では、もうひとつ重要な擦文期までとの違いとして、縄文・続縄文・擦文と約3,000年間「竪穴」住宅で北海道の先人たちは暮らしていたのに、アイヌ期には「平地住宅」に移行していることが挙 […]

【1000年前北海道「カマドと囲炉裏」〜ところ遺跡-3】

昨日に引き続き、擦文期(約1000年前当時の北海道島での時代区分)の竪穴住居。きのうは主に竪穴住居の土壌面の掘り下げ土木工事作業と、その「温熱的」人類知に沿ってまとめてみた。成員30名程度のムラ社会にとっての価値感を考え […]

【竪穴住居・基礎外周のつくり〜ところ遺跡-2】

 北海道北見市常呂町に残る「ところ遺跡」には約4,000年前頃からの竪穴住居痕跡が残っている。最後の「擦文文化期」が約1,000年前ということで延べ3,000年間の先人の痕跡。  住の側面からみると、一貫して「竪穴住居」 […]

【北海道の遺跡「古民家」再見〜ところ遺跡】

 さて、全国各地の住宅探訪をライフワークのように続けてきて、一方でそういった取材の「整理整頓」が生来の怠け者のせいでまったく進んでおりません(泣)。せっかく高断熱高気密などの現代的住宅進化のただ中で住宅取材を続けて来られ […]

【明治でも女性たちは太陽だった 富岡製糸場-6】

 きのう見たように、幕末明治初頭の日本に対して、欧米の市場経済が期待したものは養蚕業による絹製品群だった。近代国家として独立を確保しさらに欧米列強と伍して行くためには、当然ながら「国力」の涵養が第一に必要。国内戦争を経て […]

【幕末明治期日本の貿易産品 富岡製糸場-5】

 日本史の激動期、幕末明治初期の「経済構造」というのはあんまり歴史教育で触れられていないように思う。歴史としては政治・軍事的な側面に集中していて、その下部構造、どうしてそのような「革命」が起こるのかについての経済的側面を […]

【北海道開拓とも並行〜必死な開国近代化 富岡製糸場-4】

 このブログでは2019-20年頃、北海道の住宅史の始原期を探って明治最初期の状況をずっと深掘りしてみていた。ちょうどコロナ禍によって社会閉塞のやむなき背景事情があったのだけれど、日常的な仕事の状況を反映したブログから、 […]

【幕末-明治、殖産興業への邁進 富岡製糸場-2】

今回ようやくにして世界遺産「富岡製糸場」を探訪することができたのですが、遠く北海道から、東京出張の合間時間での訪問と言うことで、事前にはほとんど準備も出来ていなかった。関東には東北の半分くらいの「馴染み」のある北海道人で […]

【日本製造業の始原・富岡製糸場】

 江戸期の古民家を探訪することが多いわたしですが、とくに最近行った福島市民家園では、多くの古民家で「養蚕〜機織り」が家内制手工業として営まれている様子に触れていた。また、ツルの恩返しという古民俗の様子もいかにも地域密着で […]

【幕末期の福島「割烹旅館・客自軒」/福島市民家園-7】

 昨日までは会議参加などで東京に出張しておりました。昨年、環境の変化があったのですが、それ以来推移を注意深く見守るような時間が経過している次第。ちょうど1年間の期間が過ぎてきて、ひとつの節目になっておりました。今後は徐々 […]