
いきなり怪しげな写真で申し訳ありません。写真は
Timemachineバックアップから復元中のMacBookPro15の画面ショット。
なんですが、それをiPhoneで撮影しているので、
わたしの手がゴーストで写っている(笑)。
一昨日くらいから、いま使っているMacBookPro13の具合が悪くなってきた。
マウスが異常動作を繰り返したり、
トラックパッドがレスポンスしなくなったりの症状。
いろいろと症状改善のためにPRAMクリアとかやっていたのですが、
どうにも不具合が改善されないということで、
環境をもう一回、MacBookPro15の方に復帰させることにしました。
ただし、ほかでの利用を考えていたので、環境データは消去している。
もう一回、復元させる必要があるのですね。
ところが、2TB容量のHDDのMac環境からもとの1TBのSSD搭載のMacには、
やっぱり普通には乗り換えられないのであります。
いろいろ試してみたけれど、大きい記憶媒体容量から小さい容量への移行は
たぶんマシン側で想定していないのでしょうね。
やむなくいま現在はフュージョンタイプの2TBHDDを装着させてから、
環境を移行させている。
きのうの夜9時くらいから移行作業していますが、
あと残り3時間超の時点での画面ショットです。
で、もとのMacbook13をとりあえず、慎重に使ってこのブログも
その環境で書いておりますが、
マウスやトラックパッドの異常の原因は、一般的に多いのが
その直下に格納されているバッテリー膨張にあるのですね。
わたしも何度かバッテリー不具合は経験しているけれど、
こういうトラックパッドやマウスの異常は初体験。
完全にそれと特定はできないまでも、バッテリーがそうなる可能性が高いのは
経験的にも了解できるので、Amazonで購入手続き。
というのが今の段階であります。
土曜日には道東方面、月曜日からは東北出張となりますが、
もう一回、ややヘビー級のマシンに逆戻りであります。
Macを使うためにも(笑)、早朝散歩など体力の向上に努めたいと思います。
追伸:結局バックアップはうまくいきませんでした(泣)。
ということで、奥の手でHDDの入れ替えを行いました。
たまたま使えた手ですが、これが一番面倒がなくていいかもしれません。
Posted on 4月 21st, 2017 by 三木 奎吾
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住宅って、工業製品のように「持っていく」ということは
ほぼできない。
まぁ、モンゴルの人たちのパオなどのテント建築は移転可能でしょうが、
それ以外の世界中では、かれらの「牧畜」を中心とした生活様式ではなく
農耕を基本とした生活様式なので、定住的に「そこに住む」ことが常識。
そうすると、住宅というのは定置的存在なので、
それを多くの人に「伝える」には、写真表現が非常に重要。
っていうことで、もう何十年も写真表現と向き合い続けています。
写真は言語ではなく、絵なので、表現としては直感的。
テキスト表現はそれはそれで奥行きが深いのですが、
なんといってもコトバなので、基本的なスキルは多くの人が共有している。
ところが、絵的表現力、受容力というのは、
なかなか共通言語化しにくいものがある。
絵の表現力にしても、棟方志功さんのような表現もあれば、
モネの睡蓮のような表現も、さまざまに存在する。
自分で表現はできなくても、感受力には優れた人もいる。
地球生命体の進化の過程で全ゲノム重複という数奇な経緯を経て
立体的で3次元的な外界認識視力が普遍化して以来、
「見る」という営為からの全情報経験の総量がそこに積層しているように思う。
それこそ「なにをどう見るか」は、日々経験知も重なってきて、
リアルタイムで進化し続けている領域なのだと思います。
写真は、先般来ときどきお伝えしている写真画像修正ソフトでの
「使用前・使用後」なのですが、
iPhoneカメラからの画像を人間の目に近づけるようなAI的技術は、
それこそわたしでも使えるくらいに簡単化してきている。
ただし、そうではあっても、そのソフトで「どう修正するか」ということは、
結局ユーザーに委ねられざるを得ない。
左の写真を右の写真のように修正したのは、
わたし的な住宅写真への「経験知」がそこに関与している。
この「修正の仕方」についての情報経験知の共有化も必要なのでしょうね。
最近、コミュニケーションでの「ギャップ」について
さまざまに気付くことが増えてきているのですが、
こういったレベルのことについても、共有することの難しさを感じています。
Posted on 4月 20th, 2017 by 三木 奎吾
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きのうは北海道地方、きびしい寒さがぶり返して
十勝・帯広では数十センチの降雪があったということです。
なんですが、札幌周辺では風雨は強かったのですが、
おかげさまで、逆戻りまではなっておりません。
ということで、わたしの「早朝散歩」も先週月曜日から復活し、
毎日の散歩路で春の息吹を感じさせてもらっています。
1枚目の写真は札幌円山動物園前のロータリーの花壇。
位置的に森からは離れて開けた場所なので、
陽当たりが抜群によくなっているので、こんなふうにクロッカスとおぼしき
花が見事な群生を見せてくれます。
まだ周囲には残雪が多く残っているのに、
久しぶりに「多色」の世界が一気に顔を覗かせている。
2枚目の写真は、力強い葉の芽吹きであります。
そこかしこからこういう初芽のたくましさが目に飛び込んでくる。
さらに、動物たちも活動が活発化してきている。
まだ、散歩路での主役のエゾリスたちには遭遇していませんが、
3枚目の写真のように、鳥の世界では
つがいが仲良くしている様子が見えてきています。

どうもこういうごく普通のさりげない自然に思いが深くなってくる。
きのうは仕事上でもスタッフの歓送迎会がありました。
自然にも人間生活にも、変化は確実に訪れ、
春は確実に一歩一歩やって参りますね。
本日は、身の回りの自然から、写真での札幌の春の報告でした。
Posted on 4月 19th, 2017 by 三木 奎吾
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きのうの札幌アクト工房さんのオープンハウス見学の続きですが、
引き込みカーポートと玄関の上の位置に微妙な高さの空間があった。
2階建て、そしてシンプルなボックスだけれど、
高さレベルではいろいろな変化が仕込まれていた。
「断面図的にはすごく表現の難しいお宅ですね(笑)」
と、松澤さんと話していたら、その通りだったようで
図面をたくさん描きましたって白状されていました。
シンプルなボックスプランというのは、
外皮の表面積がいちばん合理的に収められて、
熱性能的には欠損の生じにくい外形形状ということができる。
単純なカタチこそ、シンプルイズベストとはいえる。
けれど、そういったカタチには可変性が乏しいかと言われれば、
そんなことはまったくない。
もしそう言う設計者がいるとすれば、その技量はちょっと疑わしい。
こちらの例のように高低差が室内デザイン変化を生み出すこともあり、
そういうことへの住む側の感受性もあるのだと思うのです。
で、2枚目の写真、この玄関側に位置する2階の小さな階段。
ここを上がっていくと、1枚目の写真のような
ギリギリの高さの空間が現れた。大体1.2mくらいかと。
壁紙にはなんと利休鼠〜りきゅうねず色の壁紙が貼られている。
なんとなく茶室的なイメージも漂っているのですが、
「どうしてこんな場所を作ったの?」と聞いたら、
施主さんの子どもさんが狭いところが好きで、
新居に入居するまで暮らしている賃貸住宅でも
押し入れで寝ているのが好きなんだと言うことだそうです。
それは仕方なくということではなく、空間的好みをそのように伝えて、
結果としてこういった空間を作ってもらったそうなのです。
外観を特徴付けていた窓は、この部屋の左側の窓で、
この開口位置からは、隣居に影響されずに手稲山の眺望が得られる。
子どもさんのリクエストに、設計者・施工者は
こんなにもリッチな空間で応えているのです。
世界の建築でも特異に日本人的な茶室みたいな空間に
思い入れや感受性を持っている子どもさんがいるのです。
空間的狭さをあえて受け入れていくことで、自由の本質に目覚める。
これは茶室という文化に込められた本質の部分ではないかと。
利休鼠の色合いに込められた建築側の思いは
この小さな施主さんにきっと伝わるに違いないと感じさせられました。
こんな空間を得た子どもさんは、どんなふうな人間性を涵養するか、
激しく興味をそそられた次第であります。
Posted on 4月 18th, 2017 by 三木 奎吾
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昨年から知人が札幌で住宅を建てたいということで、
数軒の住宅企業と話し合った末にアクト工房というビルダーさんと契約され
今回、めでたく竣工しオープンハウスをされているということで、
なお、わが家から歩いても10分程度のご近所なので、昨日見学してきました。
詳細内容までは関知していなかったのですが、
アクト工房・松澤さんから丁寧にご説明いただきました。
デザイン的にはシンプルなボックスプランで、札幌市西区山の手の
風致地区の街並みに調和する外観が印象的。
ガルバリウム鋼板と木質風の外装が好印象でした。
どうも最近は箱の家といい、シンプルな引き算的デザインに惹かれる。
きのうは引き渡し前の住宅本体工事の完了時点でしたが、
このあと、風致地区として植栽などの工事が引き続き行われるとのこと。
建物の特徴としては、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の
第3者認証を取得されて、最高ランクの5つ星評価です。
現行省エネ基準に対してこの建物は30%省エネであるという評価。
こうした評価制度はユーザー的にはまことに喜ばしい。
この制度は以下のような趣旨・経過でスタートしている。<要旨抜粋>
〜 平成27年7月、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律
(平成27年法律第53号。以下「法」という。)」が公布され、住宅事業建築主
その他の建築物の販売を行う事業者は建築物について、
エネルギー消費性能の表示をするよう努めなければならないとされている。
国土交通省では、建築物のエネルギー消費性能の見える化を通じて、
性能の優れた建築物が市場で適切に評価され選ばれるような
環境整備等を図れるよう「建築物のエネルギー消費性能の表示に関する指針」
(「ガイドライン」という。)を告示として制定した。
BELSにおいては、ガイドラインに基づく第三者認証マークの一つとして
住宅を適用範囲に含む等の改正を行い新たにスタートとなりました。〜
なんかよくわからない言い回し(笑)。
いまのところは「努力規定」だけれど、ようやく性能評価のモノサシを
作りましたよ、大いに利用してくださいね、という趣旨。

で、住宅のディテールでも見所が随所に。
外観的なシンプルさとは違って、内部ではさまざまなデザイン要素。
写真は玄関の様子ですが、細長い「家族のための動線」が特徴的。
玄関土間が長く伸びて、そのサイドに靴収納が仕込まれている。
その手前側には外套掛けも装置されていて、
最近の北海道住宅のひとつの特徴的なエントランス構成になっています。
冬場の生活動線を考えると、北国として合理性を感じます。
そういった機能性が内部デザインとして、このように処理されている。
開放された階段と連動していて楽しい空間を演出している。
居間ダイニングキッチンの生活主要ゾーンは2階。
ここからは近隣の「三角山」への眺望が得られますが、
隣居との視線などを考慮して、窓の配置で高低差をうまく活用・・・。
ってまぁ、いろいろ見所がありますので、1回では書き切れない。
明日以降にもレポートをしていきたいと思います。
Posted on 4月 17th, 2017 by 三木 奎吾
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北海道にはあんまり、雨樋の文化はありません。
冬の間中、屋根からの落雪の危険性が高く、
開拓初期に建てられた建物では瓦も雪といっしょに落下した。
軒先はつららの形態的温床とされて、固くなった雪庇といっしょに
雪が落ちていくときに軒自体も破損を繰り返してきた。
軒とか、庇の類、そして雨樋などの日本的建築要素について
北国住宅ではその必要性よりも、危険性回避の方向に向かった。
雨樋はそういった流れの中で、設置してもどうせ壊れるという
「合理性」から省略されるのが一般的になった。
現代では屋根の勾配すらなくして、雨水はどこかから落ちるというような
非常にアバウトな手法の方に向かってきている。
屋根からの雨水について、その処理方法をあえて計画しないということ。
こういった傾向が今後どうなっていくのかはまだ見通せないと思っています。
さて、そういう雨樋ですが、
日本文化のある意味では中核である神社建築、
その北海道での代表である北海道神宮で、ごらんのように
雨樋が機能破綻していた。
っていうか、この雨樋については相当以前からその施工不良が
発覚しているのですが、なかなか修繕されません。
想像するに、雨樋端部に雪の塊が衝突して変形し、
通常の雨の誘導方向に変化が生じてしまって、
結果として雨があらぬ方向に落水している。
建築としては、こういうことが起こらないように配慮した上で、
なお、発生する不可抗力的な事態については、
可及的速やかにメンテナンス対応するというのが常識的と思われます。
なお、たくさんの参拝客が訪れる神社建築などでは
伝統的日本建築の守護者的な職業的倫理観を持っているに違いなく
そうであれば、常識的対応をするだろうと思っていたのですが、
この事態、一向に終息に向かっておりません。
どうも、雨樋というものそれ自体についての文化的背景とか、
伝統建築的なメンテナンス理解が不足しているように思われる。
よそ事ながら、この推移を気になりながら見ている次第です。
まぁ北海道の神さまらしく、おおらかに構えられているなぁと
そういった気分でいられるウチに、メンテしていただきたいところであります。
Posted on 4月 16th, 2017 by 三木 奎吾
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もう関東ではサクラは散っているのでしょうか?
ちょうど仙台あたりが見頃になってきているのでしょうか?
北海道札幌でもようやく根雪が消えつつあり、
さすがに春の訪れが実感できるようになってきましたが、
しぶとい冬がときどきぶり返し、
4月14日早朝には写真のような光景がみられました。
12日には難波和彦さんを千歳空港までお送りしましたが、
肌寒い天気ですっかりコートをエリを高くされていました。
ときどき雪が交じる冷たい雨でしたが、その後、
本格的に雪が降り出して、またふたたびの白い世界。
あやうく本格的な除雪にふたたび取り組まなければならないかも、
と覚悟はしましたが、そこまではならず、日中淡雪で融けています。

わたしの雪融け後の楽しみは、早朝の散歩です。
月曜日4月10日から再開しているのですが、
北海道神宮周辺の円山自然林のいまの状況はごらんの通り。
軽い靴ではなかなか足下がおぼつかない。
さりとて長靴を履いていては、散歩の軽快感に欠けてしまう。
なかなか、一進一退、メランコリックであります。
しかし段々と、こういった様子にも年とともに違う目線もできてくる。
足下に難渋し、またときどき雪が靴の中に入ってきたりしながらも、
そういった雪の冷たさにも、なお春のありがたさを感じたりする。
・・・っていうようなことを書いていたら、戸外は20度超。
一気に初夏の陽気であります(笑)。
ようやくにしてGWの予定など、夫婦に会話になってくる今日この頃であります。
本日は、やや軽めの話題でありました。
Posted on 4月 15th, 2017 by 三木 奎吾
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当たり前だけれど、人は国の省エネ目標達成のために
家を建てるのではなく、
それぞれのシアワセを実現するという
希望を持って家を建てます。
「ドイツパッシブハウス基準」の目指すものに
シンパシーを感じるのは皆同じだと思うのですが、
基準をそのまま日本に持ち込んできても、うまくいきません。
その理由は、ドイツと日本の気候風土、文化的な違いです。
ドイツはもともと、日本の寒冷地よりもやや温暖だけれど、
冬場の日照が極めて少ないので、ひたすらに断熱が効果を発揮します。
この冬場の日照条件において、日本とは違いがありすぎるのですね。
日本は南北に長く、寒さの質も各地域で違いがあります。
ドイツよりはるかに寒冷な地域も多いけれど、一方で冬場の日照を
かなり大きく利用することが可能な地域もまた多い。
住宅が備えるべき性能品質スペックは、あくまでもその地の気候風土、
人の暮らしへのフィットがもっとも大切。
つまりは、日本にふさわしい
オリジナリティのあるパッシブハウスが求められているのです。
そんな中、東北での高断熱住宅をリードする北洲ハウジングが、
仙台市内で意欲的なプロジェクトへの取り組みを見せています。
名付けて「プレミアムパッシブハウス(略称:PPH)」。
今でこそ、ペアガラスの樹脂サッシは常識化してきましたが、
東北では北洲が1985年に本州地域で最初に住宅に標準採用。
パイオニアとして、東北・本州地域の住宅づくりを先導してきました。
樹脂サッシがようやく日本の窓のシェアで10%を超え、
標準になりつつあるこのタイミングで、北洲として次代の標準になる家、
いわば企業ポリシーとしての先導性を示すものとして建てた住宅が
このPPHです。
これは、丹念に「人をつつむ」空間品質を追求していて、
現在時点で考えられる最高水準の技術を実証する住宅だといえるでしょう。
ただし、UA値競争やZEHなどでの有利性をむやみに自己目的とせず、
あくまでこの地域での「住む品質」にこだわった住宅提案。
居住者を募集して、居住体験をフィードバックしてもらい
さらに住まいの「いごこち」品質を高めようという企画。
環境性能についても、温湿度や消費電力などの測定をし
東北大学工学部と共同でその成果を発表していく考えとのことで、
作り手の目線だけでなく、住まい手の細やかな感受性によって、
居住品質をさらにふるいにかけようとしています。
作り手の自己満足や競争心理優先で、
本当にユーザー本位の家づくりができているのだろうか、
という業界への問いかけにもなっています。

PPHでは、そのコンセプトを実現するために、
機械設備に過度に頼ることなく、
建築的な「断熱」「蓄熱」「遮熱」を通じて
理想の温熱環境に迫っている。
断熱性能的には
UA値(外皮平均熱貫流率)0.23W/㎡K。
室温を一定に保つ働きをする潜熱蓄熱塗り壁材「エコナウォール25」や、
冬期日射取得と夏期遮熱を兼ね備えた窓「パッシブフェンスター」を採用。
さらに、こうしたスペックで下記のような「3つの達成基準」を目指しています。
1.ZEH Ready 40
建物の外皮性能(断熱性)を高めることで、省エネルギーを実現。
具体的にはBEI 0.4以下に設計し消費エネルギーを大幅削減。
<ちなみにBEIとは、基準一次エネルギー消費量に対して当該物件の
設計一次エネルギー消費量が何パーセントであるかを示す指標。
値が少なければ少ないほどエネルギー消費量が少ない。>
2.Fuel Poverty 0
(ゼロ)
住先進国イギリスでは年金・収入の10%以上が光熱費に使われてしまう
世帯
「Fuel Poverty(燃料貧困)」が問題視されていることから、
日本でも光熱費が年金・収入の5%以下になるようにエネルギー設計。
3.Asset Value 30
住宅は設備に頼り過ぎると、維持・交換費用が膨大になる可能性がある。
長期にわたる省エネ効果の持続や、経年劣化が少ない部材選び。
30年間コスト試算、省メンテで快適性が続く住宅を目指しています。
特に2、3などの基準、設計視線は非常に興味深いので、
次回以降、このテーマに注目してこの住宅を再度取り上げることにします。
この住宅は、一般公開は4月29日~5月7日に実施する予定とのこと。
居住環境のほか、「快適性・いごこち」を考えた家づくりで、
人のくらしへの配慮といったソフト面も大いに参考になると思われます。
住宅建築に携わる多くの人に有益な住宅体験になるでしょうね。
Posted on 4月 14th, 2017 by 三木 奎吾
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2日間、既報のように東大名誉教授の難波和彦さんの
講演のアテンドから、懇親会での人の紹介、交友の促進など、
さらに翌日は若干の北海道住宅見学案内などをしていました。
これまではこうした「情報交流の仲立ち」は、
寒冷地条件に於いて大いに参考にできると考えられ、
住宅見学を強く希望される東北地域のみなさんが中心でしたが、
今回は東京、中央との情報交流というケースです。
考えてみると、従来こういった交流がそれほどなかったのは、
そういうことに意味がそう大きく感じられなかったことと、
仲介的な立場のメディアがなかったということがあるかも知れません。
たまたまわたしどもは東北でも事業展開していて、本州中央と
北海道の立場としてコミュニケーションを図れるスタンスがあります。
一方、本州中央の側でも「高断熱高気密」ということが
2020年の省エネ基準義務化を見据えて徐々に重要性が増してきて、
事実上、地域を挙げてそのことに取り組んできた北海道の知見への
注目度が高まってきているということかも知れません。
今回、たまたま機会が合致したこともありますが、
ある意味、中央そのものともいえる東大名誉教授の立場の難波さんが
北海道の工務店グループで講演を引き受けていただけたのも、
こういった状況が機会を作ったように思います。
総会という機会もあって地方行政から専門機関、研究者のみなさんなど、
多彩なそれこそオール北海道的な接近遭遇がありました。
で、きのうも北海道の現在の代表的な建築家・宮島豊氏も
難波さんにご紹介しました。
宮島氏はいま、北海道住宅の室内気候コントロール技術をベースに
さらに一歩進め、チーズやワインといった食品加工・家内制手工業という
北海道での6次産業ともいわれる「ものづくりと観光」的側面も持った、
あらたな領域にふさわしい建築の仕事に
できるだけ機械設備に依存しない「パッシブ」な環境制御技術を駆使して
取り組まれている様子も難波さんにされていました。
難波さんは工場施設の設計などもされていることから、
技術知見の交流はそのあたりからの切り口もあり得るのかもと、
そんな思いも持って話題を聞いておりました。
見学行脚を終えての帰り際、
「非常に濃厚な2日間」だったという難波さんのコトバがありましたが、
今後の北海道地域と本州中央との対話促進を
大いに計っていきたいという思いを強く持った次第です。
ご協力いただいたすべてのみなさんに感謝申し上げます。
Posted on 4月 13th, 2017 by 三木 奎吾
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昨年来、いろいろな経緯で東大名誉教授・難波和彦氏とのコミットがあります。
で、きのうは北海道内工務店グループ・アース21の札幌での年度総会にて
難波和彦氏による講演会が実現してそのアテンド役を仰せつかっていました。
ちょうど氏の「箱の家」シリーズの北海道での住宅計画があり、
その流れ的にもタイミングが合致したものです。
難波氏はながく東大工学部で教授を務められていましたが、
北海道の立場からするとこれまではやや縁遠い印象。
住宅関係者には「箱の家」は高名な存在ではあっても、
その機微に接する機会は少なく、また講演を聞く機会はなかった。
わたし自身も、講演というのは今回はじめて聞くことが出来ました。
また、講演までの時間でいろいろ「取材」することもできて
たいへん有意義にお話を伺うことができました。
北海道の住宅技術は、北大・荒谷先生が寒地住宅研究の端緒を開かれ、
その後、東大工学部出身者として鎌田紀彦先生が室蘭工大に
赴任されて、一気に実践的な工法研究が進んだわけですが、
難波氏はその東大工学部で鎌田紀彦先生とほぼ同時代を過ごされ、
同じように日本の住宅工法の合理化に取り組んでこられたということ。
東大では難波氏が池辺陽氏に師事されたのに対して、
鎌田氏は内田祥哉氏に師事されていた。
このふたりとも、プロトタイプとしての住宅をテーマとして
取り組まれてきたということが、取材ヒアリングで了解出来ました。
ただ不思議と接点はなかったようです。
鎌田氏はその後、北海道の工務店と工法の実践的革新に取り組まれ、
一方で難波氏は、「箱の家」シリーズという実作に取り組まれてきた。
どちらも当時の東大闘争によって影響も受けていたようです。
そのあたりの消息もたいへん興味深い部分がありました。
Replan誌面では現在、鎌田先生に「Q1.0住宅デザイン論」を
連載していただいていますが、そのモチーフとしても難波氏の
「箱の家」シリーズの仕事は有為なものと認識できました。
難波氏はこの2月に仙台で開催された北海道の住宅技術資格
BIS講習を受講され、幸い資格を取得されました。
東大名誉教授という肩書きを持たれながら、
なお一受講者として高断熱高気密の寒冷地技術を受け入れる姿勢には
地域としての北海道として、非常にリスペクトを感じさせられます。
今後とも、北海道と中央との関係づくりに於いて
大いに力をお貸しいただきたいと念願しております。
ということで、本日は数軒の住宅をみていただきたくご案内する予定。
あ、氏の「箱の家」の現在の北限 in秋田については、5月初旬発行の弊社
「東北のデザイン住宅2017」にて巻頭で紹介しています。
追ってご案内しますので、ぜひお買い求めくださいますように(笑)。
WEBでも販売させていただきます。
Posted on 4月 12th, 2017 by 三木 奎吾
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