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西洋美術館にて、モネにひたる

さてきのうは、札幌を朝一番に出ました。
心配していた天候は、北海道中部の空知や石狩北部は大雪ですが、
札幌は不思議に雪が降らず、おかげさまで順調な走り。
ただ、やはり正月帰省の特異日らしく市内から高速と、
クルマの渋滞、というか、北海道にしては、なんですが、
けっこうな混雑ぶりで、予定していた時間よりも10分ほどの遅れで空港到着。
しかし、空港内の混雑ぶりはもっとすごい。
なので、すぐにチェックインから待合室に。
便の発着は順調そのもののようで、定刻15分前には機内へ。
・・・まさに、満席であります。
羽田に着いて、沖縄那覇からの娘と合流。
しばらくぶりに全日空便だったので、ややとまどいましたが、無事に。
そこからツアーコンダクターの開始であります(笑)。
家族旅行とは言え、4人が集まって旅するので
その旅程計画はなかなかたいへんであります。
時間の正確な把握に踏まえて、無駄なく家族の一体感を作っていきたい。
で、羽田からホテルに移動して荷物を預けた後、
1日目の主要な目的地、上野で3箇所の博物館・美術館集中行脚。
まぁ普通で考えれば、ちょっと無謀な日程なんですが
はじめは少し過酷な日程のほうが、わが家らしくてそれはそれで楽しい。
・・・。
ということでしたが、最後の西洋美術館で
モネの「睡蓮」を見て、まったく脚が止まってしまった。
はじめは、西洋美術らしく宗教画が多くて
わたしたち日本人には感受性を全面的には開放できない思い。
それが、モネの展示室ですべてのモヤモヤが吹っ飛んでいきました。
その大作ぶりにまったく圧倒される思い。
宗教画では十分な「対話」が叶わないのですが、
こういう風景画では、心象での対話、作家との見ることでの交感が可能になる。
インターナショナル、という意味でわかりやすい。
宗教画というのは、絵画というものの最大の
ジャンル継続機会だったということを表しているので、無理もないのですが
やはりキリスト教圏世界以外の世界人にはわかりにくいのは当然ですね。
西洋も東洋もアジアもアフリカも超えて語られるのは
やはりこういうテーマ性なのだろうと思います。
20年以上睡蓮ばかり描き続けていたというモネさん、ごく親しく感じさせられます。

で、国立らしく、「個人的な鑑賞利用」に限られますが、
写真撮影も許されているのですね。
ありがたくしっかり撮影させていただきました。
ただし、ブログへの掲載は公表ということになるものと思いますので
申し訳ありませんが、遠慮しました。
代わりに、美術館内部の建築的ひといきのシーン写真であります。
深く愉しめた次第ですが、旅程はまだまだ続いていきます・・・。

日本人が癒されてきた空間 2

最近、日本人の痕跡をたどってきて、
やはり縄文からが、なんとなく日本という「地域性」が似つかわしいと
思うようになってきました。
いまちょうど、筑波大学・安藤邦廣先生の著作を読んでいますが、
先生も、現在残されている日本の古民家のルーツを
縄文以来の定住生活に見ているように感じます。
日本の食文化でも鍋文化が根強いと思うのですが、
それは、やはり縄文からの土器での食文化を感じさせてくれる。
写真のような土間とかまどは、縄文の住居痕跡をイメージさせる。
ここではせいろでなにかを蒸しているようなのですが、
こういったかまどに、縄文土器を嵌め込んで、
基本的には魚介類と森から採取される植物をいっしょに食したに違いない。
茅葺きの屋根と、こういう土間・食文化装置、
こうした基底的な「癒やし空間」を
わたしたちはDNAとして保持しているのではないか。
現在残されている古民家に共通するものはこうした祖型なのではないかと思います。
そして、やはり自分もつよく惹かれてしまう。
人間が命を繋いできたのは、
こういう食空間であり、
それが「住まい」というものの本質的な価値であると思われます。
こういうやすらぎに満たされて初めて、
本当の意味での「癒やし」があったのでしょうね。

さて本日から、休暇を利用して家族旅行にでかけます。
日本の南北で離れ離れに暮らしているので、東京で落ち合って
4日間、いっしょに歩きまわろうと思っている次第。
ただ、この時期、北海道からは天候が心配であります。
きのうも箱根駅伝を見ていましたが、あの関東の晴天には憧れを持つ。
明日以降、そんな様子もお知らせできればと思っています。

原爆ドーム見学以降、考えたこと

2012年に歩いた歴史的空間で、やはり一番衝撃を受けたのは
広島市の原爆ドームだと思います。
住宅技術の研究団体・新住協の全国大会が広島市で開かれた折に
空いた時間を縫って見学させていただきました。

わたしは昭和27年生まれであり、その年代はこの惨禍からの精神的な復興が
日本の政治・文化の主流だったものと思います。
わたしが物心ついたころで考えても、
この惨禍から十年ちょっとしか経過していない。
そういう時代精神が60年や70年の安保反対運動の底流だったことは間違いないでしょう。
そうでありながら、
この原爆ドームと、その記録施設には足を踏み入れたことはありませんでした。
単に北海道在住という地理的に遠いということが主要な原因だったのですが、
やはり、こういう機会に接することが出来てよかったと心から思いました。
その惨禍への直視、学ぶべき教訓は永く日本人は共有していくべきだと深く思いました。
一方で、どうしても、福島第1原子力発電所事故との対比性がテーマとして
浮かび上がってこざるを得ない時期でもあり、その意味でも考えさせられました。
ただ、原爆が国際政治の究極的な事態としての
戦争もしくは威嚇手段に使われるものであるのに対して、
一方の原発はあくまでも平和的なエネルギー利用の手段であるということは
根源的な違いだと思います。
わたしたちや、やや上の「団塊」世代が「反安保」に駆られたのは、
その内語として「反米」ということを無意識に思っていたに違いないと思うのです。
たぶん、アメリカから見ればその支配下に置いた国、
日本の民衆支配において、このことはもっともデリケートに扱うべきテーマでしょう。
しかし抑制的ではあれ、その原爆使用の正統性は譲れないのだろうと思います。
そして戦後世界のパワーポリティックスにおいて、
アメリカは実際に原爆を使用した唯一の国として、現実的に国際政治的には成功してきた。
なんといっても、現実にその兵器を使用した「実績」は
各国政治指導者に、ながく「重し」としての役割を果たし続けてきた。
わたしたち日本人は、内語としての反米を自ら封印しながら、
戦後世界のなかで生き延びる現実的選択をつねにしてきた。
60年安保デモの直後の国家体制選択で、国民は自民党による圧勝を民意としてみせた。

民意の表現としては、
今回の直近衆議院選挙は、この60年安保後の選択民意と似た結果になったと思う。
福島の原発事故と広島の原爆被災とは大きな違いがあるけれど、
その両方において、示された民意の共通性とはなんなのだろうか?
ツイッターなどビッグデータ解析の結果に踏まえた意見、解説が出始めてきている。
やはり今回の民意において「原発事故」は、
他を圧倒するような選択契機になっていたのだといわれている。
反原発派の分断に成功したのだ、というような考え方もあり得るだろうけれど、
そういったことを勘案したとしても、やはり自民圧勝が民意だと考えざるを得ない。
まずは国民経済の安定、足元をしっかりと踏み固めなければ、
たとえ原発廃棄に向かうにしろ、実現可能性がそもそもないのだという、
そういう現実的選択だったように思う。
岸信介は安保闘争で退陣を余儀なくされたけれど、
その孫に当たる安倍晋三は、その流れを察知しうまく生かしたと思う。

さて、被爆直後の当時、人間が住めるようにならないとまで言われた広島の街は
とうの昔に復活し、大きな発展を遂げていました。
地酒を愛し、お好み焼きに舌鼓を打ちながら神楽に陶酔して
語り合う人々は、明るく快活だった。
市内至る所に、原爆被災からの復興樹木が簡単な添え書きと共に生育している。
福島の惨禍から、現代のわたしたちは教訓を汲み取って
復興をなしとげることが出来るのだろうか。
ふたたび日本人は、そういうふうに世界を驚かせることが出来るのか、
今ふり返って見て、この原爆ドームの写真を、そんな思いで見ています。

日本人と木の文化

きのう元旦は、札幌は結局、のどかな冬の1日でした。
去年の12月が記録的な積雪だったので、
この一転ぶりには、やや意外な感じで、いやこんなことはないだろう、
きっとまた嵐が来るのでは、と不安であります。
で、きのうある方のメールマガジンを読んでいて、
ちょっと気味の悪い話を読んでしまいました。
「テクノポートシトラス」さんというMacやPCの関係のショップの方のもので、
名古屋在住の方です。
なんですが、Macのひとらしく理系の感じはせず、
むしろ文系の才能を感じさせる方で、
文章に味があって、ときどき送られてくるメールを愉しみにしているものです。
で、その最新号のなかに、気になる記述が・・・。<以下、抜粋>

〜〜四国を中心に、樹齢何百年という神社の
ご神木が次々に枯れ、原因は根元にドリルで
穴を開け除草剤をぶち込むという、はっきり
器物損壊事件である事がわかった事です。
(中略)
報道では、枯れた巨木は檜の大木が多く、
その後木材業者が
「たまたま」通りかかって、枯れた木の
引き取りを申し出、500万程払って買い
取っていったそうです。
実は現在檜のこれだけ大きな木材は皆無で、
値段の付け様のない高値になるらしい。
名探偵コナンじゃなくても、筋書きは読める
気がしますね。警察もこの線もあると見て
捜査中らしいですが、〜〜

たぶん、新聞や地元放送局などで報じられているものと思いますが、
北海道にいると、なかなか情報に落差があって、
こんな事実を知る機会はありませんでした。
ちょっと身の毛のよだつようなお話。
まぁ「身の毛」のよだちようにはいくつかあると思うのですが、
やはり住宅のことを扱っている立場としては、
こういう人がいるのだと言うことが空恐ろしい。
先日NHK北海道から制作・放送された
旧石器時代から縄文時代の時代転換の様子を解明した歴史報道からすれば、
縄文のスタートから、列島の気候変動、温暖化が
日本に森林文化をもたらし、
定住的な生活を支えてきてくれたものは
木の文化であると解明されてきていると思われるのです。
この列島社会では10000年近く、そのような自然崇拝・森林への素朴な信仰が
いわば、根っこに位置していると思われるのですね。

写真のような「木組み」の各部位への名付けも
日本人と木の文化の根深さを感じさせてくれる。
だから、そういう民族的な精神文化が「鎮守の森」を
社会の精神的支柱としてきた経緯があったのだと思われるのです。
この事件、そのやり口もまた、
近代的な「合理主義」的ななおどろおどろしさを感じます。
罰当たり・・・。
そんな内語が、深く沸き起こってきてたまらない事件だと感じました。

新年あけまして、初詣

みなさん、あけましておめでとうございます。
おかげさまで、ことし年明けの札幌地方は、
事前の予報とは違って、穏やかな天候に恵まれております。
カミさんの調査結果から、
「午前3時〜4時ころが空いている」
ということで、クルマで北海道神宮に初詣に行って参りました。
そうしたところ、調査結果どおりスイスイの状況で、
ふだんは無料なのに今日だけなのか、500円也の料金を徴収された駐車場も、
若干の空き待ち10分ほどでスムーズに停車。
まぁ、駐車場の空き状況の確認と誘導などの人件費がかかっているので
料金徴収はやむを得ないところでしょうか。
寒いなか、作業されているみなさん、たいへんご苦労様であります。
いつもの年と時間が違うのですが、
それにしても道路の「規制」もまったくされていませんで、
出入りの感覚は普段とまったく変化がありません。
たぶん、多くの人出が集中する時間になってくると道路規制が始まるのでしょうか。
で、境内もまったく混雑はなく、
驚くほど、普段の散歩の時の状況とたいして変わらない。
写真は本殿前の「賽銭受け」の場所ですが、
ここでも参拝にはなんの混雑もありませんでした。
ということで、神妙にたくさんのお願いを、
普段の参拝の3倍くらいの時間を掛けて、たっぷりと願を。
「家内安全、商売繁盛、家内安全、商売繁盛・・・」
家族の幸せその他、1年分たっぷりであります。
高2の坊主はさすがに友人たちと行っているため、
カミさんとふたりだけでしたので、お賽銭の数字も縁起のいい額に
ふたりで揃えることも出来て、いい按配であります(笑)。
きっと、普段からよく参拝している分も含めて、
北海道神宮の神様、よ〜くご覧になってくださるものと信じております(笑)。
で、購入したおみくじでは、わたし大吉、カミさん小吉。
いやはや、ありがたや。
ホクホク満面の笑顔で、やった、首尾は上々といった具合でありました。

教訓。
なにごとも計画を立てて、事前の準備を怠りなく。
あ、なんか、
地元銀行(北海道銀行)のコマーシャルが思い起こされる(笑)。
でもまぁ、お金に縁づくのはいいことだし・・・。
というひとりごちの年明け初詣でありました。

末尾写真は、ことしのわが家の年賀状に掲載した坊主手描きの干支、
へびのイラストであります。
みなさんも、幸多い年でありますように。ではでは。

おおみそかに作業終了

きのう始めたときには、どうなることやら、
って思っていた名刺整理の作業ですが、
ソフトのお陰で、どうやらメドが立ってきました、というより、
取り込み作業自体は終了いたしました。
整理して整頓したら、重複だとか、不必要なものだとか、
約7割くらいは整頓できまして、残った取り込みデータは720件あまり。
正月直前の休み期間、ゆったり時間を掛けて取り組んだら、
順調に取り込めた次第です。
で、今度は、取り込んだデータを使い勝手よく整理整頓する作業開始。
しかし、おおむね顔と名前が一致するみなさんなので、
いろいろに活用が広がる感じで、仕事のアイデアも膨らんできます。
これから、休みの間中、ちょこちょこと
データをメンテナンスしていこうと思います。
そんな休日ですが、
きのう、ようやくその気になって書き終えた年賀状も投函できました。
やや作業が長時間に及んだので疲れを感じ、
いま、近くの温泉に出掛けてきたら、すごい混雑ぶり。
大みそかだけはサッパリした身繕いで新年を迎えたいという心理ですね。

さて、ことしもきょうでお仕舞い。
このブログも、選挙前日だけは更新が遅れたのですが、
なんとか、「毎日更新」を継続してきております。
そして仕事では、来年3月に発売になるReplan北海道は、
ついに通巻100号の大台を迎えます。
どちらも継続がすべて。
大きく振りかぶってばかりではすぐに疲れが出てしまいますが、
毎日、すこしづつ、焦らずにコツコツと取り組むことが最大の力ですね。
ことしもブログをご覧いただきありがとうございました。
また、あしたからも継続していきますが(笑)、
年の区切りと言うことで、気持ちを新たにして日々の感じることを
坦々とつづって行きたいと思います。
来年が、みなさまにとって素晴らしい年になることを祈念いたしております。

数年分の名刺・整理整頓

さてきのうから会社業務は休暇に入りました。
このチャンスに、さっそく仕事の整理整頓作業であります。
誰にも頼めないし、そして時間がなければ出来ない、そういった仕事。
そうですね、知り合った人の名刺の整理整頓であります。
なんとかしなくっちゃ、とは思いつつ、
しかし、日常業務に取り紛れて山のように名刺が積み上がり、
どこでどのような関係で知り合ったか、記憶していられる内に整理したい
と、念願し続けてきていたのです。
たぶん、名刺の山は1000〜1500枚は軽く突破しているのではないか。
こういう状態になると、パソコンとスキャナーでデータベース化するしか
方法はないし、それがもっとも効率的でもある。
スキャナーは、ことしの夏くらいに購入して置いたのです。
しかし、なかなか着手ができなかった。
継続して整理し続けるにしても、最初はドカッと山の整理を行わなければ
整理方針も見えてこない。
そのためには気力の整理から、時間の確保を行って
一気呵成の勢いを付けていかなければならない。

ということで、
きのうから、スキャナーを自宅に持ち込んでMacBookProに接続して
はじめて使うスキャナー付属の名刺管理ソフトを起動させながら、
「ふむふむ、なるほど、おおお、これはすごい!」とか、
感嘆詞を奇声とともに発しながら、
データをどんどん整理整頓させている次第であります。
さすがに数年間の思いがすこしづつ片付いていくのは、楽しい。
名刺を読み込ませながら、そのひととの関係を再確認しつつ、
その出会いの様子も同時に鮮明に甦って参ります。
「あ、あのひと、いまどうしているだろうか」
「そういえば、この情報、このひとに伝えなければ」
などと思いがわき上がっても来る。
そうですね、仕事の整理と構想の再構築に、絶対にいい。
やっぱり仕事は究極的には人であります。
パソコンの環境によって、データの活かし方は違うでしょうが、
わたしの場合、Macの「連絡先・アドレスブック」にどんどん取り込まれるので
そのまま、iPhoneにもデータが蓄積されていく。
パソコンで整理整頓してグループ分けも容易になる。
まぁ、夢のようなサクサク感であります(笑)。
ことしはわたし、厄年だったのですが、
年の暮れに来て、こういう体験を出来るようになるとは、ありがたい。
しかしまぁ、取り組めた正味時間は10時間くらいでしょうか。
なので、いまのところ、整理がついた名刺は全体の2割程度。
年末年始静かに、たっぷり楽しく(笑)時間は過ごせそうであります。
さ〜て、まだまだ頑張るぞ、っと。

Replan北海道vol.99 発売!

さて、きのうで会社の業務は御用納め。
ひきつづき、懸案の事項はたくさんあるのですが、
いったん頭を冷やして、年末年始の休暇でリフレッシュですね。
で、毎年年末進行で企画が目白押しになるのですが、
年末最後に、Replan北海道最新刊の発行であります。
年に4回の「季刊発行」で号を重ねて今回で99号となりました。
来年春の号で、25周年・100号に到達であります。
いつも思うのですが、メディアというのはその発行元というのは、
いわば「管理人」のようなもので、
本当の所有者というのは、その雑誌を通してコミュニケーションを取り合う、
読者ユーザーのみなさんと、住宅を真剣につくりつづける人たちなのだと思います。
わたしたち発行者・編集者たちは
そういう関係性が、よりよいものになることを願って、なるべく率直に
こころを込めていい雰囲気の場を提供すべき存在なのだと思っています。
なので、ここまで続けてこられたのは、
雑誌を育ててくれた、そういった関係性なのだと思うのです。
深く感謝申し上げる次第です。
以下、内容案内です。ぜひ書店でお買い求めください。

Replan北海道vol.99 2012年12月28日発売
2012年12月28日発売・2013年冬春号・A4版・定価480円(税込)

【特集】平屋に住む。

2年前、「最近、平屋多くない?」「でも、興味ある人いるのかな?」
とドキドキしながらも特集を組んだ「あこがれの平屋」。
思っていた以上の反響とともに、世代を問わず平屋の
人気が高まっていることをリプランは実感しました。
庭と接した暮らしを求める人、
単純に広さを求めるのではなく自分たちに必要な空間を楽しみたい人、
今では魅力的な平屋がどんどん増えています。
平屋は憧れではなく選択肢のひとつ。
「平屋に住む。」
ことの楽しさを満喫できる、素敵な住まいをご紹介します。

Contents
●巻頭特集/ 平屋に住む。
●炎を囲む暮らし ~薪ストーブで冬を楽しく~
●エリア特集/ 旭川で暮らす
●エリア特集/ オホーツクの住まい
●くらしの演出家たち 10・11・12
●リフォーム特集
●建築写真家・安達 治 Zoom Up 住宅67[最終回]
 「光音(ひかりね)の家 自然を感じる暮らし」堀尾 浩
●北の建築家
 「西野のコートハウス」鷲見 健二
 「focuscanvas」五十嵐 雄祐

こちらからもお求めいただけます。
http://web.replan.ne.jp/content/bookcart/b1hok/h99/index.php/

日本人が癒されてきた空間

北海道に長く住んでいると
だんだんと、この地に似合った文化スタイルのほうに心が向かいます。
暖房は、写真のようないろり程度ではまったく太刀打ちできず、
また、室内で炎を燃焼させればその分に応じて水分が発生して
構造である木材に、徐々に水分含有率が上昇して
結露から来る腐朽から、構造が劣化するというサイクルになっていく。
そういう輪廻から逃れなければ、ここで長く安心して住む家はできない。
そこは、当然のこととして受け入れられる。
しかし、その結果として壁が大壁になり、
構造材がプラスターボードで被覆され、その結果として
壁紙、多くの場合はビニールクロスで仕上げられてしまうことになってしまった。
無機質な、無表情な、いかにも空間を切り取りました、という
そういった無感動な空間に至るのが自然的な趨勢になった。
今日では、そういう空間性にも積極的な意味合いを感じ取るひとも多いけれど。
しかし、ではそういう空間でどういう日本人的感受性が涵養されるのか、
というテーマで考えると、まことに心許ない。
やはりデザインがどうあるべきか、
構造要件から必然性を持っていた日本的空間美から、
結果として疎外されざるを得なかった北海道では、
どんな「新しい日本人的空間美」が育っていくのだろうか?
わたしは、そんな思いを強く持ち続けて来たように思っています。
この写真は、東北地方・会津の古民家での様子ですが、
こういう空間美とも、雰囲気の美とも言えるような空間性の持つ
「癒やしの力」の破壊力には、完全に脱帽せざるを得ない。
こういう囲炉裏端で、自家製の漬け物でも出されて、
それを酒菜に地酒を酌み交わすような時間のもつパワーには圧倒される。
空気を暖めると言うよりも、人体に直接輻射熱を加える薪の暖かみは
芯からひとを寛がせる。
考えてみれば、こういう雰囲気の中には、
家父長制であるとか、地域社会との濃密な関係性とか、地方性とか
そういった「社会システム」そのものの繭のような安心感が、
裏側の安心システムとして機能していたのだと思う。

しかし、こういう空間は今日の社会とエネルギー事情からは
やはり不似合いに過ぎる。
現代的な生活からは乖離がありすぎる。
すでに家族数の決定的な減少が現実になってしまっている。
社会システム自体が、大きな揺れ動きの中に叩き込まれているのだ。
どうしても、こういう「雰囲気」を現代風にアレンジして
あらたな空間性の美に、わたしたちは向かう必要がある。
結局、北海道もその他の地域も、
同じような志向性を持って、住宅のデザインを考え続けていかなければならない。
そんなことを考えさせられています。

住宅企業のWEB活用

ことしスタッフの提案で、当社のWEBサイトに「ホームページ制作します」と
案内をちょこっと掲載したら、かなりの反響がありました。
なかには雑誌でのお付き合いの全くなかった企業さんも多く、
ちょっと驚かされた次第。
で、その状況をお聞きすると、ホームページというものの創成期に
ちょっとした知人関係か、紹介か、
だいたいが身近な範囲で「ITに強そうなひと」にホームページの制作を依頼した、
もしくは見よう見まねで自分で自作した、というみなさんからの問い合わせが多かった。
後者の場合は、当然、表現などの問題がすぐに出てくるので
問題点の特徴が簡単に見えてくるものですから、まぁいいとして、
問題は前者の場合なんですね。
最初はなんとか、この程度でもいいや、という妥協で落ち着く。
表現内容については、その会社のオーナーさんが
「こうして、ああして」と全部、指示を出してまとめ上げるのですね。
「ITに強そうなひと」は、あんまり住宅についての知識がないので、仕方ない。
しかしこの場合、更新がなかなかできないという問題にぶち当たる。
更新の起動力はひたすら発注者側からの要請と言うことになり、
かつ、その内容もすべて会社オーナーさんが企画設計しなければならない。
ディテールの記事表現の詳細に至るまで、全部指示しなければできないのですね。
受ける側でも、住宅の基本知識がないので内容に自信もなく不安でもある。
そんなことが積み重なって、
ホームページが最初のオープン段階から、一歩も進化できず、
住宅を頼もうと考えているユーザーからすると、
まったくホームページの内容が更新されない=不安な会社に見えてしまう。
ようするにホームページ制作はIT知識の問題ではなく、
コミュニケーションの基本ツールだと言うことに
多くの企業が気付いてきているのですね。
そして、大ハウスメーカーはいざ知らず、地域の家づくりの主役である
工務店やビルダーさんでは、こういうことに担当者を養成するわけにもいかない。
ざっと、こんな事情があるというようなことなのです。
当社のような住宅についてのコミュニケーションが主たる事業領域のところに
こうしたリクエストが寄せられている、という次第。
そんなことから、WEB活用について工務店やビルダーさん向けに
少人数によるセミナーを開催することにしました。
最近、インターネット企業の地方マーケット掘り起こしが顕著なのですが、
当社にもいろいろな働きかけがあり、
今回、Yahooさんからの協力申し出もあって、実現させることにしました。以下は案内文。

弊社では、出版・広告事業と併せてWEB関連事業でもみなさまの
プローモーションをお手伝いさせていただいております。
工務店・ビルダー・設計事務所さまのWEBプロモーション戦略につきまして、
ヤフー株式会社さまと共同でセミナーを開催させていただくこととなりました。
ぜひ、ご参加いただければ幸いです。

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     セミナー開催概要 
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 ○開催日:2013年1月23日(水)
 ○時間 :13:30受付開始 14:00セミナー開始(16:30終了予定)
 ○場所 :ReplanOffice 2Fスペース
      札幌市西区山の手3条5丁目3-5(駐車スペース9台有り)
 ○定員 :15名
 ○参加費:無料

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     テーマとタイムスケジュール
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 ○テーマ:工務店・ビルダー・設計事務所さまのWEB活用
      ~メディアミックスによるプロモーション
 ○タイムスケジュール
  14:00:業界におけるプロモーションとユーザー動向
      (株式会社札促社 大成彩)
  14:30:Yahoo!JAPANリスティング広告(ヤフー株式会社 宇佐美学 様)
      リスティング広告商品説明
      メディアミックスの活用
  15:30:WEBサイトリニューアル実例紹介(株式会社札促社 大成彩)
  16:00~:質疑応答
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       ご参加方法
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参加希望の方は、◎お問い合わせ先: webdesign@replan.co.jp
まで、「セミナー参加希望」と書いて、
企業名・参加者名・人数などをお知らせください。
追って詳細をご連絡いたします。
 ☆お席に限りがございますので先着とさせていただきます。