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【柱梁を仕上げ、板材を削る手業/日本のいい家㊳-8】

今日の木建材は現場で切って貼って組み立てるのが容易なように仕上げられている。 原木への加工処理が資本主義的な合理化システムで貫徹されている。 すべてが経済原則=合理主義に貫かれて生産が統御されている。 それは必然だと思う […]

【列島社会の製材・運搬史/日本のいい家㊳-7】

木を扱う、利用するという営為は人類史の中でもかなり枢要だと思える。 人類が進出した世界同時多発的にこうした技術進化は進んだだろうけれど、 四季変化があり、多量の降雨で豊かな森林を維持する極東アジアの列島は 木造技術進化に […]

【日本列島の森林資源と製材/日本のいい家㊳-5】

木造の日本における初源期を探索するテーマで縄文、弥生、出雲とみてきた。 どうも日本人というのは巨木信仰に近いような民族性を感じる。 太く、高くという志向性が顕著に見られる気がするのですね。 そういう意味で出雲大社に眠って […]

【ヒグマ目撃情報 in わが家周辺住宅街 7/29】

ことしの夏は厳しい暑さが続いている札幌。 行動抑制もあり運動不足解消で日中の暑さを避け早朝散歩される方も多い。 わたしは大体、朝5時半頃に出掛けて7時過ぎに帰宅が日課。 札幌は石狩平野の西南側に位置して大きな山塊群が南側 […]

【縁起絵巻にみる1100年前の社会/日本のいい家特別篇㊲-6】

さて木造建築の工程が視覚化されている松崎天神縁起絵巻をみてきましたが、 この絵巻では当時の社会の様子がうかがえるような描写もある。 上の絵巻絵は菅原道真が多くの人に加護を与えた奇譚が描写されている。 〜巻5 【天神様のご […]

【職人仕事の工夫と技術継承/日本のいい家特別篇㊲-5】

日本木造建築の進化プロセスにとっては神社仏閣は格別の存在。 国家プロジェクトとして取り組まれる大型建築は鎮護国家建築であり、 政争の結果、しばしば消失することのある政治的象徴建築や城郭と比べて 比較的長期間にわたって建ち […]

【1000年超の大工技術と道具取材/日本のいい家特別篇㊲-3】

きのうはこの松崎天神社建築に至る政治社会状況、いわば背景をみた。 当時の日本人口は推計で650万人程度といわれる。 北海道の現在人口はおおむね550万人なので、同程度。 そういう社会の最先端建築技術としての木造専門職人は […]

【人間教育と通過儀礼】

昨日の続きであります。 わが母校高校、学祭での行灯行列という、人間教育に於いて有為と思えていた イベントについて大きな変化があったということだそうです。 この行灯行列と呼称されていたイベントは伝統のものとして わたしたち […]

【盛夏37度? 札幌2021】

昨日いつものようにクルマで外出時、最寄りの市街地の金融機関温度計。 ほかの場所とは違って直射日光が当たるので、 どうも他の一般的な気温よりもやや高めの表示があるのですが、 それにしても札幌の気温としてやや常識外れのプラス […]

【街の句読点 札幌琴似レンガ館】

しばらく堺の町・中世商業都市周辺のことにテーマを絞っていた。 ブログを長く書いてくると自ずと「企画」的な方向を向いてくるようになりますね。 年齢もあってか、建築周辺の人間模様に惹かれてくるようになります。 ただ、その間も […]