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【そば1杯値段で流通・浮世絵-2 江戸期・房総町家-11】

 江戸末期にヨーロッパとの交易が開始されたとき、輸出された陶器などの「緩衝材」として浮世絵の印刷失敗品が使われ、それを受け取った西洋人が緩衝材・浮世絵のカラー印刷のレベルの高さに驚かされたことをきのう書いた。それくらい当 […]

【世界が驚愕した浮世絵文明-1 江戸期・房総町家-10】

さてこの房総のむらでもいちばん魂を揺さぶられる江戸文化の精緻の町家店舗。「本・瓦版」の店・葛飾堂のご紹介であります。わたしどもの主領域・出版は江戸の浮世絵文化の大興隆、大衆文化大革命を見ずには語ることができないと思う。出 […]

【街並み魅力の主役「甘味店」-2 江戸期・房総町家-9】

日本の街の成立は、農業を基盤としたムラの境界の道に沿って出来上がっていったと言われる。生産手段であり、生き延びていく基本である農的生活のなかで非日常の点景として出現したのだろう。農業生産生活・暮らしに不可欠な職人仕事など […]

【甘味・お菓子の民族史-1 江戸期・房総町家-8】

家は希望する人がいて成立する。住宅雑誌・メディアって建築要素把握と生活の関連にスポットを当てる役割。住宅の意味はそこでシアワセな暮らしが営めるかどうか、が最大ポイント。もちろん作り手の紹介は大きい要素ではあるけれど、家を […]

【商家の仕掛け「木製シャッター・配送車」 江戸期・房総町家-7】

さて房総のむら「小間物屋くる里」さんシリーズ。主要な扱い商品としての髪結い関連製品、櫛・かんざしなどの「小間物」を見てみたが、本日は店舗の建築面の機能性について。 商家・町家は人通りのある街道筋などに対して間口を開けてそ […]

【日本女性美探究「髪飾り&結髪」  江戸期・房総町家-5】

どんな時代でも女性は美を探求する。人間の本然として異性へのアピールというものが存在し、人間文化の中核に位置し続けている。日本では和服というファッションが成立し、それに似合った髪型が独特に発展して、江戸期女性は上のような結 […]

【大雪直撃(泣)のなかの新年本格始動】

昨日10日より通常業務が開始という会社は多いだろうと思います。わたしはちょっと札幌を離れていたのですが、昨日帰還。いきなりの大雪の風景が出迎えてくれました(泣)。 知人の北海道内の住宅研究者のTさんからは住宅系時事ネタ復 […]

【「町の鍛冶屋」ふいごも休まず  江戸期・房総町家-4】

唱歌で「村の鍛冶屋」という歌が歌われていた。あれは江戸期を過ぎて明治になって国民皆教育制度が始まったときに音楽の題材として取り上げられたもの。このブログの前シリーズでも「鍛冶屋」は取り上げたが、この時代までは確実にこのよ […]

【店舗POP広告「木工屋-2」 江戸期・房総町家の賑わい-3】

古民家でも商家となると現代の資本主義的なビジネス感覚と相似するカタチがみえてくる。写真は「木工屋」の店先・隅柱に掛けられた「下駄」のPOPと先日紹介の「めしや」の看板。昨日「樽つくり」の様子も見たけれど、木を使って造作す […]

【見える製造業「木工屋-1」 江戸期・房総町家の賑わい-2】

江戸期の千葉県、房総での商家の街並み「見える化」野外博物館探訪。 現代と江戸期のいちばん大きな違いは、現代では日本の基本的な「ものづくり」の実相を日常生活的にこどもたちが体感する機会が失せていること。江戸期までの社会では […]