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【子ども遊び「メンコ」の歴史 戦後こども文化-4】

わたしが札幌で幼年期にはパッチと呼んでいた子ども遊びが、東京では、というか日本中央の文化圏では「メンコ」という呼称で呼ばれていたことが明らかになった。特定の平面を競技盤面としてメンコを並べて相互に相手のメンコを奪い合う仮 […]

【メンコとパッチ:道産子の疑問 戦後こども文化-3】

わたしが幼年期だったいまから60数年前当時、子どもたちは紙芝居に目が釘付けになる一方、冬場でも室内でカラダいっぱい使ったゲームとして「パッチ」に精を出していた。写真のような丸い厚紙に強そうなイラストが描かれたり、有名なプ […]

【2月20日現在わが家周辺「降雪量」429cm】

雪まつりも終わってクルマで遠出したりすると、いわゆる「光の春」を感じる瞬間がときどきある。雪景色には変わりがないのだけれど少し「ぬるみ」のようなものが感じられるのです。春分を1ヶ月先に控え徐々に日の長さも感じられ、早朝の […]

【日本の物語文化〜琵琶法師と紙芝居 戦後こども文化-2】

紙芝居というものは一種のメディアであり、都市環境を必須とする。田舎でも祭りなどのときには出張して上演する紙芝居師もいただろうけれど、ほんの数日間の興業ではその旅費はペイしなかっただろう。紙芝居の「まとめ記事」などを参照す […]

【紙芝居は戦後メディア勃興の導火線? 戦後こども文化-1】

どうもわたしのブログは、コロナ禍以降、「生活文化探求」の方向が強まってきた。冷静な自己分析。現場的な住宅取材はスタッフが頑張っている中で自分自身はこれまで全般的な住宅業界動向を「掘り起こし型」で取材してきていた。それがユ […]

【江戸っ子以来の文化「共通化」 下町長屋探訪-7】

イラスト類は下町風俗資料館展示パネルから。四季変化が温暖な地域での、それも全国から集合してきた移住民たちの共有生活文化が昇華された様子が伝わってくる。 このような江戸っ子・関東地域の四季認識に対して、北海道はたとえばきょ […]

【道産子に先行のニッポン新人類「江戸っ子」 下町長屋探訪-6】

都市計画とか町割りとかという概念は、日本でははじめての本格的な都城建設であった平城京の頃からの歴史過程に表現されてきたものだろう。わたしが暮らす北海道では日本の都市建設の最後の事例として札幌の街並みが造営されている。わた […]

【江戸庶民生活のリアリティ 下町長屋探訪-5】

居住環境と人びとの暮らしぶりの探究を長い仕事人生でわたしは行ってきたと思います。通常業務では編集長職も昨年中に後進スタッフに移譲している。しかしやはり終のテーマとしては、ずっと頭のなかにあり続けていくのでしょう。現代の暮 […]

【冬至ならぬ「雪至」のさっぽろ】

ここしばらくの間、仕事上の懸案対応事項が多くて忙しいのと、降雪が多かったことで毎朝除雪作業でほぼ体力を消耗する一方。で、散歩に出られる機会が極端に少なかった。除雪による筋肉疲労もカラダ各所から悲鳴が上がってきて、ときどき […]

【母娘2人暮らしの機能性空間 下町長屋の「空間密度」-4】

 本ブログ記事では2日間ほどNEWS篇が続きました。本日からブログはふたたび住宅探訪へ復帰。江戸から続く東京下町長屋探訪シリーズの続篇。  上の写真は関東大震災前の大正期東京の下町長屋の様子。年老いた母と娘2人暮らしの長 […]