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日本人の「公共心」

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写真は、先日訪れていた盛岡市旧市街のにある共同湧水利用場。
「大慈清水」という名前でいまも使われているようです。
盛岡は北海道の旭川に似た寒さと、川の多さなのですが、
川にも近い場所にこの清水はあって、
長く、この土地で暮らす人たちの生活を支えてきた湧水です。
いまも、こぎれいになっている様子を見ると、
この清水を愛し続けてきた地域のみなさんの愛着が伝わってくるかのようです。
利用の用途別に1番槽から4番槽まで仕分けされています。
誰言うともなく、決まりが出来て、それを守り続けてきたのでしょう。
こういう痕跡を見るのは、ほんとうに清々しい。
共産党支持者、あるいは党員であったと言われる網野善彦さんが
書かれた文章の中に、
日本人は、一度も年貢そのものを否定して一揆を起こしたことがない。
という記載がありました。
その政治信条から考えると、ふと目を疑った一節ですが、
「公共」というものに対して、
その権力者がどうであれ、
ある敬意を日本人は持ち続けてきた、というのですね。
社会の奥底深くに、こうした公共心が備わっているのではないかという推論。
ほかの民族社会でどうであるかは、よく知りませんが、
このような部分は、ある程度、是認することに同意します。

さて、ようやくプレゼンの資料制作が一段落。
ついつい、徹夜で寝てしまったり(笑)
してしまったのですが、なんとか、〆切ギリギリでお役は果たせそうです。
でもまぁ、こういうまとめの機会をいただくと
関連する仕事で完全に活かして使えるので
たいへん有意義な「缶詰め」期間でもあります。
やれやれ、ホッと致しました。

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