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新聞は面白くないか

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休日、朝食を終わって、ゆっくりとコーヒーを飲みながら
その日の朝刊に目を通す。
ふだんは、忙しくてなかなか細部まで見ることができないけれど、
このようにしてじっくり読むと、
背景のことも、考えながら読むことが出来るので、気付かなかったことも
ふとした行間に発見できたりする。
新聞が、大変厳しい状況に陥っているようです。
まぁ、全産業が変調を来しているなかなので、
広告の需要が落ち込んでいて、メディア企業がきびしいというのは必然的。
ではあるけれど、やはり昨年から新聞メディアの凋落ぶりが激しい。
一番根本的な問題は、講読率の低下と若年層の新聞離れ。
30代以下の年齢層で、自宅で新聞を読んでいるというひとが減っている。
ひとつはインターネットが普及して
朝、ネットに接続すると主要なニュースはポータルサイトの
トップページに表示されているから、
「とりあえず」話題をチェックすることは可能。
新聞をわざわざ講読しなくても、ニュースが向こうから飛び込んでくる。
そう考えると、1ヶ月4000円弱という値段もきつい。
「必要なときにコンビニで買えばいいや」ってなるのも、自然。
確かにテレビなどもあるわけで、
速報的なニュースはそっちでも情報ゲットできるので、
時間という消費尺度で考えると、新聞は時間がかかりすぎるので
「じっくり」読む、という習慣がどうしても減退する。
まぁ、そんなことが一般的な状況なのでしょうね。
そこに、この景気減退が追い打ちを掛けるように襲ってきて
広告状況を直撃し、未曾有の落ち込みを見せてきている、ということか。
先日も、広告を出稿したのですが、
あれ、と思うくらい反響も見えない。
反響自体は、スペースの大きさとか、広告情報の話題性とかもあるので
不定なものではありますが、
やはり一時代前の熱さのようなものが、感じられない。
っていうようなことですが、
やはり、新聞は面白い。
メディアとしてはやはり、雑誌的な方向に向かわざるを得ないのでしょうね。
インターネットも広告としては頭を打ってきているのですが、
長期的にはインターネットとの「違いはなんなのか」
ということに着目することが一番大切なことのように思います。
そう考えると、やはり新聞独特の、あるいは「新聞社」独特の、
深さを、記事構成の中にいかに叩き込んでいくのか、
ということが、一番面白い要素だと思う。
まずは、「日曜版」をいかに魅力的に作るか、が大切なような気がする。
すくなくとも、ユーザーは、日曜日くらいしか
「ゆっくり新聞を読む」時間が取れなさそうなのだから、
それこそ、その獲得できそうな時間で、どうやったら、
ユーザーをこっちに向かせることが出来るかどうかが、
どうも決定的なポイントのように思われます。
新聞ファンとしては、大いに奮起を期待したいですね。
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