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朝日新聞購読の友人から

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Facebookで、こんな写真がアップされていた。
添えられていた文章。
「朝日の集金、社長のお詫びのしるしとか、
なんか違うのでは、
産経にしたいが札幌は日配がないので。」
ということ。
なんとも、言いようのない虚脱感を感じざるを得ない。
朝日は今回の一連の「誤報」についてのお詫びを
こういうことで決着させる気なのだろうか?
期を同じくして、ベネッセから500円の「お詫び」の知らせが来ていたけれど、
まさか報道メディアが、こんな対応をするのか?
信じて読み続けてきた人間の尊厳に対して、失礼ではないのか?
メディアとしての姿勢に照らしてみて
自分自身、こういうことで本当にいいと思っているのだろうか?

朝日は、誤報自体については謝ったけれど
いわば「主張」については間違っていませんでした、
という姿勢を維持しようとしている。
しかし、その主張の根拠が薄弱になったことについての
批判に対しては答えようとはしていない。
朝日が紙面できちんと答えていない間に、
その空隙についてすら、朝日以外のメディアが解明してきている。
韓国側の反日団体が慰安婦聞き取り調査の様子の動画を公開したそうだ。
それについては読売新聞が、詳細に問題点を解明している。
朝日新聞は、その事実報道だけしか行っていない。
もし朝日が「主張を貫く」とするのであれば、
こうした反日告発慰安婦の声を、肯定的に、その主張を補強するような
事実の解明を行わなければならないのではないか。
いまの朝日新聞の姿勢に沿えば、このような報道姿勢が、
まだしも、まっとうな対応だと思われる。
朝日新聞を購読しているわけではないので、不勉強で
どこか紙面の果てで書かれているのかも知れないが、
インターネットという、いろいろな報道機関のニュースが並列的に
見られるような今日のメディアが置かれた環境条件の中では
朝日からそのような情報発信があった事実は確認されない。

そういうなかで、この「お詫び」。
・・・虚脱感にも襲われる。
まぁ、こうした販売店の動きからすれば、進行している事態はなんであるのかが
正直に見て取れるとも言えるのだけれど、
こんなことでお茶を濁そうとするくらいなら、
きちんと真正面から答えた方が良いのではないか。
受け取る購読者は、朝日の論旨を信じて購入してきた人たちが多い。
別にモノに吊られて朝日を読み続けている人ではないだろう。
であれば、紙面で起こした事態に対して、もっと誠意を持って対処すべきだろう。
いやはや、情けない。

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