ここのところ、家族のLINEが盛り上がっている(笑)。
っていうか、家族だからアキがなくて続けられる。
これって、コミュニケーションが半端ないので、
家族以外でやっていたら、かなり煮詰まっちゃうような気がする。
以前、このLINEで高校生同士が感情をコントロールできなくなって
女子高生が殺害され、死体が山中に遺棄されたという悲惨な事件があったけれど、
その蓋然性が、なんとなく理解出来るような気がします。
こういったコミュニケーション関係にいまのこどもたちの心はさらされている。
ということが理解出来ると、「ぼっち」ということへの
恐怖心や、辛さのようなこともほの見える気がします。
まぁどうしても、オヤジ的にはこんな話題からになりますが、
このLINEのひとつのウリが、「スタンプ」というヤツ。
これって、使ってみるとなかなか面白い。
というか、これはきわめて日本人的な発明なのではないかと思います。
こういった擬態表現って、コミュニケーション全般での
想像力の総量が大きいのではないかと思う次第。
自分で使ってみると、コミュニケーションを和らげるのに、
たいへん便利に活用できることにすぐに気付く。
これは、使ってみないとその使い心地がわかりにくいし、
また説明もしにくい事柄のようですが、
でも、やはり日本人的だと強く思わされる。
なぜなんだろうか?
ひとつには、敬語とか健常的表現とか、コミュニケーションにおいて、
非常に繊細な感受性を日常レベルでものすごく多用しているのが
日本人の社会である、というようなことに原因があるのか。
あるいは、マンガ文化の最先進国というようなことが
コミュニケーション手段にまで高められてきているということなのか、
どうにもまだ、自分でも不分明なところがあるのですが、
これは使えるし、面白く進化させられるのではないか、
場合によっては、異言語間でもそれを止揚するようなツールになるかも、
っていう妄想が膨らんできています。
写真に使ったのは家族間のコミュニケーションなので
お父さんである自分のキャラは、やはり無料の中ではクマさんがいちばん馴染む。
そのスタンプと、書いた話題での心象との整合性を考えながら、
表現を考えていく作業をとっさにやっているのですね。
その繰り返しが、なかなかに面白い新体験。
さてさて、みなさんはどんなLINEのスタンプを利用されていますか?
Posted on 11月 13th, 2013 by 三木 奎吾
Filed under: 日本社会・文化研究
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