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株式会社北洲社葬参列

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きのうは朝、寒さの強まってきた札幌を出て
仙台までの飛行機移動〜レンタカー〜東北道北上、
岩手県北上で、株式会社北洲創業者、片方 厚夫氏の葬儀に参列しました。
たいへん盛大な葬儀で、大きなホテルの大会場がいっぱいになるほど。
1時間ほど前に到着しましたが、
葬儀参列ということで、やや早めに会場入りして
謹んでご冥福をお祈りいたしました。
北洲さんは、東北における高断熱高気密住宅の雄として
しっかりとしたポリシーを貫かれていますが、
その契機が、故人創業の地、北上の風土の中で培われたものと知らされました。
脳卒中の死亡率が全国一高い地域が、北上近郊にあるのだそうです。
わたしどもとは、事業を大きく展開されてからのお付き合いなので、
葬儀のなかで触れられていた片方会長の個人的な部分は
はじめてお伺いするエピソードもありました。
野球少年だったこと、肺の病気で挫折を経験されたことなど、
はじめて伺った次第です。
清廉な故人のおひとがらが深く偲ばれる葬儀でした。
合掌。

さて、そこから宮城県までの帰路ですが、
駐車場も満杯で、なかなか出るに出られず、夕闇が深くなって行くにつれて
なんと、本格的な降雪状況に・・・。
レンタカーですので、タイヤがどうであるのか
借りるときに確認もしていない(!)。
恐る恐る、猛吹雪のような状況の中を、東北道南下。
家族ラインを見ていたら、札幌は積雪状況になっているではないですか!
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なんとも恐ろしい、ひやひやしながらでしたが、なんとか20時前にホテル投宿できました。
あのままもう少し遅かったら、やばかったかも知れません。
しみじみと、東北は寒いと言うことを思い知らされます。
しかしそれなのに、ホテルの建物の配慮の無さは格別であります(笑)。
以前も東北のホテルの非寒冷地仕様ぶりを書いたことがありますが、
本当にどうしようもないですね。
大きな開口部を設計するのはいいけれど、
温泉の風呂に入ってもカラダが暖まらないような建物では
もてなしもなにもあったものではない。
そういった設計を東北でするのなら、窓ガラスの性能くらいは考えて欲しい。
だいたい結露と、それがもたらすカビ臭さが東北のホテルの定番。
いごこちの悪さはちょっと比類がない。
関東以南地域では顕在化はしないような室内環境の劣悪ぶりが
モロに出てしまいますね。
たぶん、アジアの観光客のみなさんは、北海道のホテルに冬に来ても
その快適ぶりを感じるでしょうが、東北では難しい。
観光地としての魅力に大きな格差が生じてくるでしょうね。
アジアの経済地位の向上の果実を受けるべき、
「寒くて、雪が降るアジアの美しさ」は、どうやら北海道のひとり勝ちが
これからも永続していくように思われます。
とにかく温暖地の設計者がわが物顔で環境性能への無知ぶりをさらけ出すのには
ほとほとへきえきさせられる次第であります。

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