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【伊予の山村の生業感・河野家① 四国住空間探訪-9】

古民家への興味でいちばん大きいのは建築というよりも その暮らしぶりの証言という部分ではないかと思っています。 民俗という部分が正直に表出している様子が共感を誘う。 この「四国村」という野外民俗博物館では四国での暮らし方が […]

【脱藩の坂本龍馬も利用か?「茶堂」 四国住空間探訪-8】

四国の古い道沿いにはこうしたお堂があちこちに見られたという。 正面に仏様を祀り、三方は吹き抜けという形状。 この四国村では愛媛県北宇和郡広見村字上川のものが移築された。 嘉永6年(1853年)の落書があり四つ足と呼ばれる […]

【四国村を彩る石の造形・文化 四国住空間探訪-7】

わたしどもの社屋はコンクリートブロックが主体構造。 外皮にもレンガを積んでいて、石系の素材で基本構成されている。 わたし自身は父母がはじめた食品製造業の生産施設として「室〜むろ」があって、 それが北海道での最初期のコンク […]

【冬の北海道、建築と自然の造形アート?】

さてブログは「四国シリーズ」ということで展開中ですがちょっと息抜き。 ことしも2月に入ってもう半ば。大雪の影響でJRが運行できなかったのですが、 昨日、ようやく札幌発着のダイヤが正常化されたというアナウンス。 で、さっそ […]

【平家落人の住まい③「隠居屋」 四国住空間探訪-6】

この祖谷の平家落人集落の住宅を見ていて生業感が見えないと書いた。 われわれが一般的に残る「古民家」では圧倒的に農家や商家が多く、 そういう職種の家屋では生業の屋内作業空間・土間が必須とされる。 それに対してこの平家落人住 […]

【土間がない平家落人家② 四国住空間探訪-5】

四国の秘境と言われる祖谷のかずら橋近くの家。 古民家を見て来て、大体室内作業空間として土間は普遍的と思っていたけれど この家ではなんと土間がないのですね。 説明書きでも「四国には珍しく囲炉裏が各室にある」みたいな記述なの […]

【平家落人末裔の暮らし① 四国住空間探訪-4】

徳島県祖谷地方の「平家落人」伝承の家です。 2回にわたって紹介したかずらで織り上げた吊り橋のある秘境の山村。 平家館と名付けられ落人集団を率いていた平国盛の子孫と伝わる「阿佐家」に ほど近い場所に建っていた家「旧中石家」 […]

【かずらを使った山間架橋工事技術 四国住空間探訪-3】

きのうの続篇ですが、平家の落人たちが集団で四国の「秘境」に退隠したという 落人伝承はほかの事例を考えてもたぶん事実だろうと思います。 このブログでも以前、能登半島の「時国家住宅」上下両家を取材していて 鄙にあっても「大納 […]

【平家落人伝承の地「祖谷のかずら橋」 四国住空間探訪-2】

「祖谷のかずら橋 ゆらゆら揺れど、 主(ぬし)と手を引きゃ コワくない」 という「民謡」があるそうなのですが、手を引き合うほど若くないので(笑) 実際に体験するとなかなか大変。 これは屋島の「四国村」に再現された「かずら […]

【小豆島の農村歌舞伎舞台 四国住空間探訪-1】

さて札幌の大雪ドカ雪での都市機能クライシスでありますが、 昨日は朝からマヒ状態の都市機能ぶりを散歩で確認した後、 昼間には久しぶりに友人と会食で外出。 「JRなにやっているんだ」という意見が飛び交っているのですが、 一昨 […]