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壁厚50cm超の実験住宅

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きのうは、以前から訪問したかった仙台市北方の富谷にある
「北州」さんの本社建物に行って参りました。
北州さんは建材販売をスタートに、
2×4(現在は標準で2×6)住宅のハウジング部門も持つ企業。
東北を代表する建築会社ですが、ハウスメーカー的な志向性の強い会社。
住宅性能面へのこだわりを持つ会社ですが、
まぁ、言ってみれば北海道からスタートしたスウェーデンハウス的な志向性の強い
東北の住宅会社といえるでしょう。
昨年5月に環境共生型のオフィスを新築して、そういった賞ももらっています。
今回は通気層を持たない外張り断熱の展開を始めるにあたって、
その工法的な特徴などを発表されたのですが、
その会見当日はこちらの都合がつかなかったので、
お願いして、特別に対応していただいたものです。
この工法については、少しまとめた上で、雑誌の方で取材記事として
まとめたいと思っていますが、
敷地のなかには、写真のような「実験住宅」もありました。
東北大学工学部の吉野教授との共同研究と言うことで、
この住宅はなんと、壁厚が500mm超もあるんだそうです。
ほぼ無暖房住宅のレベルになるものだと思いますが、
ちょうど伺ったときには、社員研修中で詳細なお話は出来ませんでした。
この住宅を教材として、ユーザーへの説明の仕方などを
研修している最中でした。
北州さんというと、そのデザイン性も注目されます。
牧子さんという設計者がすべての住宅について監修しているので、
どういう住宅であっても、「あぁ、北州だなぁ」という雰囲気が感じられます。
聞いたら、設計のスタッフはいろいろなポイントを叩き込まれるんだそうで、
そのあたり、なみなみならない企業努力を傾けているように思います。
写真の住宅などでも、三角の面のある妻側の壁の黒っぽい塗装仕上げなど、
ユーザー心理をしっかり捉えるデザインのポイントが伺えました。
ヨーロッパ北方、とくにドイツに関心が高いのではないか、
というようなデザインの傾向がありますね。
ただし、北州さんは現在、宇都宮まで商圏を南下させていて、
そうなってくると、ヨーロッパで言えば、イタリアンの感覚に近い
関東圏マーケットのユーザー心理、デザインの好みの違いもありますね。
北関東までは、ぎりぎり北州さんらしいデザインでいけても、
南関東地域では、もうすこし軽快感のあるデザインに流れるのかも知れません。
しかし、そうなると、北州というイメージを壊す部分も出てくる。
そのあたりで、難しいポイントがでてくるのでしょうか?
さてさて、ヒルマン監督、大リーグチーム・ロイヤルズの
監督に就任とか、おめでとうございます!
今回の辞任劇、いろいろな考え方は出来るでしょうが、
ハッキリとした出処進退と、その理由の明確な開示ということで、
こころからおめでとうと言えるものだったと思います。
どうも、相手は2年連続で中日の可能性が高まりますが、
最後、日本一まで駆け上がって欲しいものだと思います。
がんばれ、ヒルマン。がんばれ、北海道日本ハムファイターズ!

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