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地盤を確認する

最近、札幌の街ではあちこちで地面を掘り返す公共事業が盛んです。
行政窓口ごとの縦割り事業なので、それぞれで、たとえば道路の工事と
水道の工事はそれぞれ別に発注されることで
つい先日道路を掘り返してやっていたと思ったら
また違う業者がやってきて、また掘り返させてくださいということになる。
前のは道路の工事で、今度は水道だというわけです。
けっして一緒にはやらないことになっている、のかどうか。
誰が考えても、段取りを考えてやれば、少しは無駄は省けるだろうに・・・。
それぞれの許認可権限に差異が生じない、という行政側のメリットのみが優先され
「税金の無駄遣いの抑制」というような、行政にとってのどうでもいい事柄は
まったく顧慮されずに、どんどん既成事実を積み重ねていく。
こういうの、国レベルで言えば、つい2年ほど前に
国交省でも似たような「エコ的な住宅への施策」が大々的に行われている最中に
今度は環境省が、大いにうれしがって
「おれたちも住宅政策をやるんだ」という意気込みで
全国20箇所で大々的な環境モデルハウスを建てていた。
まぁ、まったく意味がないとは思わないけれど、
さりとて、緊急性を要しているかと言えば、とてもそうとは思われない。
ああして建てたモデルハウスって、どう活用しているのでしょうか?

一方で、国の会計をひとつの家の家計例にして考えてみると、
40万円しか収入がないのに、90万円を使うというのが国の歳入歳出の現状。
あ、そのほかに家人の知らないところで、120万円の独自運用がある。
これは毎年、国会審議にも付されない。
こっちの120,万円の方には、ちゃんとした収入は確保されている。
これは家のひとがいろいろに納めている、たとえば高速道路の通行料のようなもので、
でもちゃんとみんなが負担していることには変わりはない。
ちょっとまじめにこの現状を考えようと、
総額210万円の収入に対して、全体としてバランスを考えて支出を考えてみましょう、
と提案する人はいるけれど、
なぜだか知らないが、町内会の回覧板とか、掲示板とか町内放送などで
「ああいうことを言っている人は、実は悪い人で奥さんにも逃げられているんですよ」
みたいな、掟破りの手法まで駆使して意見を押さえ込んでいる。
90万円の支出に対して50万円足りない、という話しか出てこない。
でも160万円ある実際の収入で、
使ってしまっている210万円、そのなかの50万円の借金を
どうにかしようと考えると、知恵もやり方も見えてくるはずですよね。
しかし、この家の家計はけっしてそうはならない。
状況から考えると、どう考えても
支出の仕方に大いに問題がありそうな120万円にからんだ既得権益構造があって、
そっちのほうから、大きな圧力が掛かっていることは見透かせる。
でも、話が大きすぎて毎日の生活からは、見えにくくなっている。
「あの人、顔も悪人面だしね〜」
みたいなことで、毎日が流されていく・・・。
それで税金が足りないから上げるという。
こういう地獄にいたる平和な輪廻は、いったい誰が止めることが出来るのでしょうか?
歴代自民党も、変えると声高に約束した民主党も出来なかった、
こんどは橋下維新なら出来るのでしょうか?
どうも根拠もなく、フラストレーションのはけ口を求めているだけとしか思われない。

って、話が違う展開になってしまった(笑)。
本当は、基礎を考える基本である地盤面のことを書きたかったのです。
ちょうど、掘り返したところだったので、
その様子を業者さんに頼んで、写真に撮らせてもらった次第。
あ、わたしは至ってこういう業者さんには暖かく接しております(笑)。
まぁわが社の地盤はこんな感じの地層になっております。
ここはなかなかいい地盤なんですが、
残念ながら、半分以上砂で埋め戻されてしまっていました。
まるで、隠蔽工作のよう・・・って、どうも疑り深くなっている(笑)。

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