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筋交いと断熱材

リフォーム取材の詳細です。
写真は、内側の壁を解体して断熱材の状態を確認したところ。
この住宅メーカーさんでは、
構造の柱・間柱間に、パネル状になった壁を入れ込む工法を採用しています。
このパネルは枠組みと、合板、筋交いなどで構成されています。
合板は、構造材として認定基準を満たしていない厚み、材質ということ。
構造耐力的には、筋交いで持たせるという建物。
なんですが、筋交いというのは
どうしても断熱欠損を生じやすいのが実態。
この写真の様子を見ても、
筋交い周囲には断熱材に黒ずみが発生しています。
これは、その周囲を、室内から漏れた空気が上昇気流となって流れた痕跡。
空気には汚れがありますから、
細かい粒子と、湿気を含んだ空気は、GWに長時間さらされると
このような変色を発生させるのですね。
それと、このメーカーの工法では「防湿層」が施工されていない。
冬期間、暖房で暖められた室内と、
厳しい温度差のある外部にさらされている壁面では
大きな温度差が発生する。
そこで、防湿層を設けて、結露を防止するとともに
室内側から壁の中に空気道を作らない必要がある。
まぁ、程度の問題なので、この程度の黒ずみだと
どの程度の問題点となって結果したか、は不明ですが、
いずれにせよ、明確に断熱欠損は生じていた。

基本的に筋交いを入れると、
断熱材を「充填する」作業に差し障りは発生せざるを得ない。
GWはシワになったり、ギュー詰めしたりすれば、
そこに空気道が出来るので、
断熱性能をしっかり発揮させることが出来ない。
この写真は、そういうことも表しています。

まぁそのような問題点は見えるわけですが、
もっとひどい状態の断熱材状況も見ることが多いだけに
ある意味、この程度で済んでいたんだ、という感想もあります。
この程度の状況であれば、しっかり「防湿層」が形成されていれば、
そうは寒くない住宅になったのではないかと思われます。

で、リフォームのキモとして、
この家では、「気密化工事」が行われています。
まぁ、こっちはあとからやる工事なので、
なかなかに難しい作業になって参ります。
明日以降、その辺のお話しをしたいと思います。

北のくらしデザインセンター
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