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縄文時代の石焼きステーキ皿

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北海道の噴火湾沿いには
豊かな漁場がいまでもたくさん広がっています。
このような条件はどの時代にも同様だったので、
この地域一帯、さらに今の函館市街地などには
縄文期から続く人間の営み痕跡が積層しています。
先日の道南出張の折、
ちょっと足を伸ばして、以前から一度訪問したかった
「大船」遺跡を見学してきました。
ここは、青森の三内丸山とその生活ぶりがほぼ似ていると言うことから、
本家と分家というような関係にあったのではないかと推定されています。
実際、ここで確認されるクリはDNA的に
三内丸山のクリと同じものといわれていて
人間個体もたぶん、日常的に往来があったものと思われます。
遺跡は、これまで見てきた古代遺跡と同様に
水辺からやや後退した高台状の端部に位置していて、
豊かな海の幸と、周辺の植物、クリなどを食べて暮らしていたようです。
この周辺では、北海道唯一の「国宝」中空土偶も発見されています。
しかし、三内丸山と比較して立地的に函館から遠いので、
北海道内でも、その存在意義があまり認識されていません。
ボランティアの説明員の方も、やや手持ちぶさたにしていたのは残念。
ということで、またひとつ、わたしのライフワークのピースが繋がった思いでしたが、
帰り際、展示室となりに無造作に野積みされていたのがこれ。
まんま、石皿なんですね。
やっぱり見ていると、昔のひともわたしたちも
同じようにムクムクと食欲がそそられるような姿形。
そうですね、大型海生動物・くじらなどの食事痕跡も発見されていますので
鯨肉の石焼きステーキなんか、ほどよい塩味で、
周辺の菜っ葉とあわせて豪快に食べまくっていたのではないか。
なんといっても、石の皿の野趣がなんともうまそうに思える。
いろりに火をおこして石を焼いて、
その上に肉を載っけて、塩を振りかけたりしていたのでしょうか?
どうも、こういう食いしん坊の妄想は無限大に広がって参ります(笑)。
産地直送、ではない、産地直食いですから、新鮮みはバツグン。
あぁ、うまそうだなぁ〜〜〜!
北のくらしデザインセンター
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