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ケネディ米大使着任、日韓関係前進

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きょうは別のテーマでブログを予定していたのですが、
仕事関係のそっちのテーマは月曜日に発表します。
で、先日のブログでアメリカが日韓関係を修復するように外交姿勢を強めている
というような記事を(アメリカによる日韓「仲裁」か? 2013年11月10日)
書きましたが、どうもさっそくに動きが活発に出てきている。
キャロラインケネディさんというと、ケネディ大統領が狙撃された当時、
その名前をよく耳にした記憶がある。
アメリカでも、こういった政治家の名家という「伝統」のようなものはあるようで、
ケネディ家は、アメリカリベラルのシンボル的な存在として
いまでもかなりの影響力を持っていることを痛感させられる。
アメリカの政治外交的な社会の中で、
駐日大使というものがどんな権能と、権力を有しているのかは
不勉強でよく知らないけれど、
日本、および周辺国家群にとっては、アメリカ政権の意志を
明確にメッセージする極東最高の外交トップであるのかも知れません。
安倍晋三政権の誕生と、ネオ国粋主義的な「維新」の伸張といった
動きに対して、慎重な姿勢を示していたアメリカオバマ政権が
ひとつの意志として、アメリカリベラルのシンボルを
駐日大使に持ってきたのには、ある意味合いがあるのでしょう。
太平洋戦争において、アメリカは自国の大きな損失・犠牲を払い
原爆投下というギリギリの手段も用いてまで確保した
旧・占領国である日本に対しての国際政治上の権益は
世界戦略上の最大の権益カードとしてやはり継続していくでしょう。
で、その旧・占領国に対する支配構造というのは、
これまでやはりアンタッチャブルなものであったのだろうと思います。
日韓ともメディアと官僚という「操作世論と権力機構そのもの」が
アメリカの支配体制の構造の中にある。
本当は大手メディアはそろそろこのことを、
自分たち自身も含めてその支配体制の中にあることを
自己開示した方がいいのではないか。しかし、
それは自明であってもメディアである以上、公言はできないのでしょうか。

そのケネディさんが着任後、すぐに
安倍晋三首相が、訪日した韓国国会議員たちと異例の会談をして
日韓関係改善意欲をあきらかにし、
夜になって、さっそく韓国大統領から「未来志向の関係改善」メッセージが出た。
このことは一昨日、お話しを聞いた福田康夫元総理のスピーチでも
「もう間もなく、改善されます」というくだりがあったように、
確定した路線が、そのように動き始めていると言うことなのでしょう。
<この福田さんのスピーチについて、政治的でない部分を(笑)
月曜日以降に書きます>
一連の流れで把握すると、
アメリカの意志がどういったところにあって、どのようにアジア支配を貫徹するか
そういった手法が見えてきます。
東アジアの世界支配体制をアメリカがどのように再編しようとしているのか、
かなり不可逆的に反日で暴走したように思える韓国に対して
どうやって軌道修正させるのか、
そしてそれに対しての周辺国家の動きなど、
まだまだ大きなうねりがあるように思います。
ただ、アメリカがこうまであからさまに「介入」したということは、
より大きななにかへの対応であるのかも・・・。

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