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【アマテラス「自然崇拝」と南紀の風土 南方熊楠邸-5】

 写真は、南方熊楠邸のなかの「書斎」周辺の様子。わたしが南紀に強く惹かれるようになったのは、記紀伝承での神武東征譚にどのような空間的な「蓋然性根拠」があるのだろうか、という探究心からでした。そこから難波から迂回して神武帝 […]

【植物学者の縁側と「庭木」たち 南方熊楠邸-4】

北海道の住宅関係人であるわたしからすると、本州以南地域の住宅文化における「庭園」の占めている要素・重量感について、やや疎外感を持って見ている部分がある。やはり北国ではどんなに端正な庭園を作っても、通年それをガラス建具によ […]

【108年前、大正初期の南紀・田辺市の街区と現在】

 南方熊楠さんの自邸探訪その2であります。こちらの敷地はおおむね400坪ほどで、江戸期に紀州藩の「支藩」であった安藤氏の城下町というのが街区の由来。旧邸で質問にお答えしていただいた女性からの伝聞では、南方家というのは、こ […]

【札幌での日本能率協会主催の建築関係イベント参観】

 日本能率協会主催の建築関連のイベントといえばおおむね東京ビッグサイトなどで行われるので、参観することがこれまで多かった。2年前には出展企業として参加もしていた。多くの建築・工務店関係者と出会うことも多く、そういった意味 […]

【無垢フロアの再生工事〜ワックス掛け】

 やっぱり建築工事って楽しい(笑)。それもリフォームの場合は施主側にとってはいちばん「変化」が明瞭に見えて、あかるい未来が可視化されていくプロセスのように錯覚させられる。  これは自明のことで、工事を依頼する、あるいは自 […]

【緑と暮らしのバランス & 多地域「居住」最適化】

 人間はイキモノのひとつであり、類人猿の出自から言って緑の植生に対して無意識のうちに「回帰」するような心性を持つ存在なのだろうと思います。  現代生活では都市化・コンクリートジャングル化が進展してその「機能性」の進化ぶり […]

【現代人の大テーマ「家をどうするか?」〜道庁住宅会議】

 昨日は表題の会議に参加しておりましたが、画面ショットは同会議での「参考資料」から。  住宅というのは人間生活の基本であり、とくに北海道という地域にとっては積雪寒冷という風土条件から住み続けていくためには、必須関心領域。 […]

【和室の装飾要素「ふすま絵」という表現形式】

 わたしは昨年でこれまで手掛けてきた事業関係からは一歩退いたカタチですが、ひとそれぞれで「高齢化」と向き合うところ、わたしの場合はどうも趣味生活に没頭するとかは、まったく性に合わないようです。習い性ということか。  結局 […]

【日本的インテリア「床の間」の持続可能性】

 先日の有島武郎が借りていた家、「豊平川右岸のリンゴ畑の高級賃貸住宅」で、明治末年当時の札幌における賃貸住宅の様子をお伝えしたけれど、そのなかでわたし的にあらためて気付かされるポイントがあった。  それは寒冷地北海道に住 […]

【明治末、有島武郎の住選択「札幌のベッドタウン」-2】

 きのうの続篇です。  世間的には東京都知事選挙の話題が大きかったようですが、思った以上にステルス「自公」小池知事は強かったのと、立憲共産vsマスコミ批判の2位争いでは、まったく組織を持たないマスコミ批判派が勝利したこと […]