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ホッキで地味に盛り上がる苫小牧

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みなさんホッキはお好きでしょうか?
以前にも一度、このブログで取り上げたことがあるのですが、
わたしは、小さい頃からの食習慣でこのホッキが大好物であります。
ホッキは、和名ではウバガイ(姥貝、学名 Pseudocardium sachalinense)で
二枚貝綱異歯亜綱バカガイ上科バカガイ科の1種。
日本海北部と茨城県以北の太平洋、シベリア沿岸まで分布し、
冷水域の外洋に面した浅い海の砂底に生息する。
北海道ではホッキガイ(北寄貝)と呼ぶ。

先週末、苫小牧から室蘭方面をドライブしていて、
朝から食べたのが、このホッキの押し寿司。
昨年取り上げたときには、そこまでとは思いませんでしたが、
ことしは、苫小牧全域でどうもホッキが盛り上がっている。
前記の生育条件域のほぼど真ん中、どんぴしゃの位置に
苫小牧はあるのですね。
北海道内でも製紙工場では有名だったけれど、あんまり特産には
恵まれていなかったように思われる地域でしたが、近年になって
とくにホッキカレーの人気が高まっているようです。
もちろん寿司ネタとしてのホッキも盛り上がっていますね。
気付いてみていると、街のあちこちで「ホッキ」の幟の類が立ち並んでいる。
前回、お持ち帰りで買って来たときには、少し乾燥も進んで
またその芸術的な手作り感が、やや残念な感じだった。
そんなことで、今回は苫小牧の「海の駅ぷらっとみなと市場へ。
この中にあるお寿司屋さん「みなと寿司」で、作ってくれるのであります。
ただし、営業時間が朝7時からで、昼の14:00には閉店してしまう。
そのあとのことも考えると、朝飯で食べるのがいい、
ということで、朝からこういうごちそうを食べてみた次第。
っていうか、やはり食感よりもなにより、この美しさであります。
最初に白コンブを敷き詰めて、その上にホッキを並べて、
ガリやゴマの風味たっぷりの酢飯をほどよく盛りつけていく。
それを切ってからひっくり返して、こんな次第になるのであります。
表面のつやつや感は、白コンブ表面の独特の風合い。
押し寿司って、京都文化地域ではメジャーフードですが、
あっちではコンブはふつうの北海道産の青々としたヤツが使われる。
サバの押し寿司が代表的ですが、コンブの旨みがダイナミックに舌の上で踊る。
一方でホッキには、なぜか、白コンブがあっているようです。
寿司職人さんたちの審美眼的に、これは白コンブとなったのでしょうか?
北海道では素材としての魚介のおいしさが強烈で
にぎり寿司が主流だったのですが、こういう押し寿司文化も盛り上がって欲しい。
苫小牧市港町2-2-5 ぷらっとみなと市場内「みなと寿司」 
ホッキの押し寿司 1,700円也、まことに堪能させられました。

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