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北海道の省エネ住宅なう。その2

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きのうの続きであります。
引き続いて向かったのは、北海道のQ1.0運動の中心的存在の
武部建設さんの住宅見学であります。
建築途上の住宅と、ごく近くには3年前に建設された「アースチューブ」埋設住宅もあって
2件を見学いたしました。
上の写真は、このアースチューブ空気取り込み口の風量測定中の前真之先生です。
こちらの建物はごく普通の第3種換気の採用ですが、
でありながら、たいへん大きな風量が確保されているということ。
武部さんでは、上下階を貫通する気道が住宅縁辺で数カ所確保されていて
それが役立っているのではないかという推測でした。
しかし、こういう風力計などの測定機器が手品のように登場してくる(笑)。
どうも弁慶の七つ道具のようで、
このほかにもコンパクトデジカメタイプの赤外線カメラなど、
研究者としての必要不可欠な機器を常に持参しているようですね。
またまだ若いので、床下点検口などでは、ガバッと、
身軽にどんどん入っていったりする。
研究への態度、まことに真摯だなぁと気付かされます。

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さて続いて、こっちはグラスウール300mm断熱の建築中現場。
建築中で、この見学日程が組まれた1カ月ほど前には、
「ああ。あそこ、ちょうどいいはずだわ」ということだったのですが、
ご存知のように、今年の北海道は冬が長く居座り、
雪もなかなか消えていかなかったので、
全般的に工事は遅れ気味。
こちらの現場もご多分にもれず、まだ断熱工事までは遠い状況。
というようなことで困っていたら、
なんと、一部だけ300mm断熱をモデル的に施工してくれることに。
システム的に作業手順がもっとも合理的なように考えた納まりを見せてくれました。
充填する壁の100mmの外側に防湿シートを貼り、
外側に200mmグラスウールを付加断熱している。ちょうど1:2になることで、
熱環境的に、きわめて有効な納まりになる。
また、防湿層が構造材充填の100mmの外側に配置されることで
内部での電気配線工事などが格段にやりやすくなる。
付加断熱のグラスウールを保持するための木枠の構成も、
合理的な施工方法が工夫されている。
まぁ、いろいろなノウハウが詰め込まれていましたが、
とくに先生が着目したのは、やはり暖房設備にエアコンを考えている点。
ここでは床下とも言い切れない微妙な位置に納められるのですが、
外壁・屋根、基礎や床下の土間の断熱仕様と合わせて、
いったいどのような温熱環境的ふるまいを見せるか、
先生もきわめて興味津々になっておりまして、
ぜひ温度取りの設置など、調査研究対象としたい、という話の展開に。
ここでも換気、室内気候のコントロールのためのいろいろな工夫が行われており、
そういった実験性にも、強い興味を持たれたようでした。
どちらも最先端に近い施工実践者と、研究者。
話もなかなか尽きずに、次々と展開していって面白い。
新住協は、こういう現場的な創意工夫が数限りなく実践され検証されてきたことが、
最大の組織的な成果なのだったと思いますが、
そういう意味でも、なかなか興味深い取材同行でした。

で、先生一行が千歳へ向かわれた後、
武部さんと、やや遅れた昼食のラーメンを食べながら、
なぜか、還暦祝いとかの「Kバッチ」(還暦の頭文字K)を夫婦ふたり分
ボランティアで購入させられました。(計2000円也)
〜わたしは去年だったのですが、特段御祓いしなかったので、ま、いっか〜
ことしも頑張っている川俣正さんの三笠プロジェクトへの支援です。
でも、わたしもこういう支援活動というか、芸術活動、大好きであります(笑)。
喜んで購入させていただきました。
あ、わたしが2コ購入したら、残りは1コになっていまして
この最後の1コ、気になりました。
地元、市来知(いちきしり)神社の神官渾身の祈祷が込められている。
その「残り物」であります。
たいへん御利益たっぷりそうでありました(笑)。
ただ、わたしはカミさんに持っていったら、案の定、ブーイング。
かと思いきや、そこはできたカミさんで、
いつでもつけられるように神棚に上げて置きましょう、というご託宣(笑)でした。
わが家にも、多少の御利益を期待したいと思います。
ちなみに市来知(いちきしり)神社って、
わたしの母親の生まれ故郷のすぐ近くなんですね。
大切にありがたく、使わせていただきたいと思います。

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