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初雪の朝

けさ5時、静かだなぁ、
という雰囲気で目覚める。
予感はあった。
就寝中に、さわがしいあられのような音が感じられたのです。
で、ブラインドを開けてみると、
やはり、初雪であります。
静かに、夜の底が白くなる。
というのが、北国人の初雪への一般的な印象といえるでしょうか。
とにかく、静かさがまず、やってきます。
雪が、遮音の効果を持っているのはその通りなんでしょう。
街を構成しているさまざまな音源に対して
まんべんなく上辺をカバーしてしまう。
したがって、さまざまな音源を動かそうとしても、他のものとの接触に
クッション効果を与え続ける。

で、くらしのモードが切り替わる。
きのうは友人のガソリンスタンド経営者から
朝一番で電話が来て、「タイヤ交換、空いてるから来いや」
っていう案内がありまして、率直に従いました。
タイミングはバッチリであります。
黒澤明さんの作品は自然現象とのコラボレーションが特徴ですが、
北国人は、そういった感受性を否応なく強く持つと思います。
本日はちょうど、札幌市立大学の羽深先生から言われていた
「札幌建築夜学校」で、お話しをする日に当たっております。

「札幌らしさ」

って、住宅ではどんなことが考えられるのか、というテーマ。
そういう事ことへの興味を持っている人たちと、
探求のきっかけを作っていきましょう、ということなのです。
しかし、一応、スライドはいろいろに用意を致しましたが、
テーマがテーマだけに、絞り込みは容易ではない。
どういうことになるのか、出たとこ勝負の側面が大きい(笑)。
でも、それが面白さになっていくのではないか。
黒澤明さんばりに、こういう札幌らしい季節感のチェンジを
うまく利用したアレンジが出来るのかどうか、
はなはだ不安ではありますが、
楽しくお話しできたらいいなと思っております。

本日午後6時半から、札幌市立大学サテライトキャンパス
(札幌市中央区北4条西5丁目 アスティ45ビル12階)
で、入場無料で行われます。
興味のある方は、足をお運びいただければ幸いです。

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