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北海道と本州のつながり

青森に来ております。
急な出張だったので、お盆時期でもあり
チケットが取れるのかどうか心配しておりましたが、
朝一番、札幌を7時に出発して、青森到着は12時ちょっと過ぎ。
途中は早起きを取り戻すかのようにゆっくりしていたので、
体力的には楽ができますね。
しかし、時間的に日帰りはちょっときついので、
青森で1泊している次第。
ちょうど若い人たちの体育系の大会が開かれているようで、
街を歩いていると、そういう元気な人たちばかり。

青森はゆっくりいたことが少ないので
つかの間ですが、街中の散歩を楽しめました。
郷土資料館に立ち寄ったら、ごらんのような地図に遭遇。
アイヌの人たちは、津軽海峡のことを
「しょっぱい川」というように表現するそうですが、
それは歴史年代的に、この地図のような民族的記憶が継承されている
そういう意味のように思われますね。
三内丸山と北海道南部の遺跡は強い相関関係があるそうですが、
この地図を見ていれば、明瞭です。
昔の交通手段は基本的に水運。
木をくりぬいて丸木船カヌーを造り、
さらに木を加工して船を造って、萱などを繊維素材にして帆を立て
海を行き来するというのが、基本的な人間の生態。
日本国家は基本的に農業生産を収奪することを権力の基盤にしてきたので、
交易を基盤に据えたようなこうした北方世界の様子が
なかなか想像力を持てないのかも知れませんね。
いまわたしたちが考える以上に近接した関係性が
日常的に存在していたのが、むしろ長い歴史なのかも知れません。

さて要件は無事に済ませられて
本日から3日間の休みです。
しかし、お盆明けにはふたたび、東京への出張が決定。
これも飛行機がめちゃくちゃ混んでいて
なかなか便が確保できませんでしたが、
なんとか、16日真夜中に東京着の便を確保。
お盆期間中、あちこち移動というのはあんまりなかったのですが、
ことしはいっぺんに押し寄せてきた感じです。
震災の影響で、とどまっていたひとの動きが
一気に活発化してきたのでしょうか?

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