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そば切りのまな板

昨日は、建築家・藤島喬さんの事務所のオープンハウスに。
最近珍しい、「2世帯住宅」で、もうすぐ6人家族という家。
経緯を伺うと、ニセコに退隠生活をしていたご夫婦が
その父母が札幌で要介護状態になり、
札幌に足繁く帰ってこなければならなくなり、
同時期に、娘さん夫婦が家を新築する予定と重なったため、
それじゃぁ、ということで建てたというお話し。

で、ご主人はすっかりそば打ちに嵌っていて、
どうせ建てるなら、友人たちに自慢のそばを打って
ご馳走したい、できれば、それが昂じたら、
ちょっとした店でも開いてみたい、
っていうような、成り行き・展開で、
そんな住宅を建てたと言うことなのですね。

伺うと、1階はやはり店舗を意識したような雰囲気。
まぁ、そんなあたりは明日以降、またご紹介するとして、
本日は、そば切りのまな板であります。
まな板というと、木目がすっきりとした縦方向にあらわれるものと
相場が決まっております。
なんでかなぁ、などとはあまり考えない。
で、きのう、厨房を見せていただいたら、
なんともおもしろい木目の板がある。
ほえ〜、なんだろうと見入っていたら、
ご主人が「そば切りのまな板なんですよ」と教えていただきました。
集成材というようなことなんですが、
小さな堅めの木を小口切りして、たくさん接着させてあるんですね。
見えている木目は、そういうことなので、非常に楽しい。
千差万別、さまざまなサイコロ状の見え方をしている。
そばを切るためにこういうまな板の方が適しているのだそうです。
こういう集成材は、糊か何かで固めるので、水には弱い。
ところが、そばを切るためには
ほとんど水を使うと言うことはない。
たいていは、粉を振ってそばの「離れ」をよくして切る。
たぶん、そういう使用用途を考えた合理的解決方法なんでしょうね。

でも見ていて、たのしい木目模様。
あぁ、こういうまな板というのも楽しそうだなぁ、と思えました。
ただし、値段は高く、一枚2〜3万円するのだそうです。
わが家のまな板、7〜8枚分かぁ、と嘆息。
でもなんかおもしろそうですね。
わたしもそのうち、そば、作る方でも嵌るかも(笑)。

北のくらしデザインセンター
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