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菅直人就任会見

天皇陛下が静養から帰ってきて
認証式を済ませ、正式に菅直人さんが首相就任会見に臨んだ。
かれは、常に機会があれば必ずトップに立つのに手を挙げ続けてきた人物。
民主党の代表選挙でも、常時立候補してきたのではないかと記憶している。
政治家を志してきた人物として、たいへんわかりやすい。
そういう意味で、
こういう国にしたい、という思いを伝えるという
政治家の本質的部分を感じさせる人物だと思う。
最近の総理大臣で言えば、一番近いなと感じるのは
小泉純一郎タイプなのかなと思う。
かれにも伝わってくる「言葉のメッセージ性」があったけれど、
それ以上に、目線が一般人に近いタイプといえるだろうか。
演説で聴衆の心に伝えない限り当選できない、という
政治家の本質をかいま見せてくる。

日本の停滞は、社会構造の停滞であるのかも知れない、と
感じさせてくれましたね。
やはり2世や3世といった世襲議員にはない素性がある。
親の地盤を継いで、その優位性に乗っかって当選を重ねてきた人物にはない
そういう部分だと思う。
司馬遼太郎好きと公言していたけれど、
ネーミングでも、奇兵隊内閣というあたり、
このへんを国民にさりげなくメッセージするのはみごと。
そして若い年代のひとたちの活躍ぶりを伝える中で
わたしたちにも、なにか、元気を出そうというメッセージを送っている。
民主党の若い政治家たちを紹介して、
ごく普通の家庭に生まれて、夢を持ち、努力して
政治家として、ピュアな活動をしている様、それ自体を国民向けのメッセージに
活用しようと考えているのでしょうね。

枝野さんとか、若い年代の民主党議員を見ていると
たしかに、そういう部分は感じてくる。
少なくとも、「実力のある自民党政治家」というような
そういう雰囲気は感じられない。

まぁ、ここまでは、
菅直人という政治家は、まっすぐに走ってこれている。
スタートした段階から、場所の感覚をしっかり摑んでいて
その場所から、もっとも可能な目標点を定めて
次の位置を指し示すという、そういう方向感覚はある。
ひょっとすると、日本の元気をもう一度甦らせる雰囲気がある。
こういう空気を育てていく、というのも大切かも知れない。
若い年代の人たちにも、希望というものが明確になってくるかも知れない。
そんな思いを感じた次第です。
日本の閉塞感は、為政者の素性の元気のなさが一番だったのかも知れませんね。
元気よく、なにかを変えようというものが
あまりにも欠けていたのかも知れません。

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