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【歴史時間旅行と北海道の古建築】

年が明けて以降、同時進行的に仕事の企画案件が進行していて、
なかなか詠嘆的にとか詩的にというか、そういった時間を過ごしていません。
人間、公理とか常識的平常心だけの世界にばかりいると、
どうも息が詰まるというか、バランスを取りたくなる。
若いときなら、お酒というのもちょっとしたトリップにはなるでしょうが、
わたしの年代になってくると、やはり歴史時間旅行というのが楽しい。
具体的な古建築というたたずまいに接することで、
過去に確実に存在した人々と、なんとなく対話ができることがあって、
無上の楽しみとなってくるものではないかと思います。

本州以南地域のように積層した時間は確かに少ないのだけれど、
北海道内でも、それなりには古建築がそうしたよすがを見せてくれる。
写真は日本海側の小平町にある花田家番屋。
上の写真もややセピア調に写っていますが、現代の復元された状況。
下の写真は、この建物が最盛期だった江戸末期・明治初期の様子を
イメージとして再現した浮世絵風絵画。
この「イメージを想像力で丹念に紡ぎ出していく」ことが好きなんですね。
そうすると、この時代を生きていた人びとの息づかいのようなものが感じられる。
人間って言うのは、DNA的にこれくらいの時間経過では
たぶん、感受性とかの本質は変化はないと断言できるでしょう。
そうしたら、自分の身体感覚や感じ方を応用して、
これらの人々がどのような気持ちを抱いていたかも、想像できてくる。
まぁそういうことが、歴史時間旅行というようなことなんでしょう。
こういったことが無上に好きなんだと言うことが、いよいよ自覚できます。
やっぱりたまにそういう時間を得たいと思うコトしきりなのであります。
この絵画のなかには、労務しているひとが描かれていますが、
このひとたちが起居していたスペースを見て感嘆させられたことがあります。
人間立って半畳、寝て一畳というコトバがありますが、
大空間の中の「個空間」に、まさにそのコトバ通りのスペースに寝泊まりしていた。
寸法というモジュールも、こういう身体発想から生まれてきたことも
具体的に「こういうこと」と特定できる。
そういう環境の中で、いったいどんな夢を見ていたか、
どんな希望を持って生きていたのかと考えると眠れなくなる(笑)。
また時間を作って、こういうトリップを楽しみたいと思います。

さて、どうなることかと思われた日米首脳会談、なんとか乗り切れたようです。
トランプさんを選んだという
アメリカ政治社会の現実は柔軟に受け止めて行かなければなりませんね。

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