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【呆然とする世界、トランプ大統領誕生】

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「まさか、ないだろう」と思っていた事態が、現出した。
アメリカの大統領にトランプ氏当選であります。
イギリスのEU離脱の国民投票直前にも、離脱しない世論調査だという
まことしやかな情報が流れて、その後株価が上昇した局面があったのですが、
今回も一昨日、似たような動きがあってクリントン勝利という予測だという
それだけの根拠の不確かな情報から株価が上昇していた。
その符号から、むしろまさかという予感を持った次第ですが、
結果は、イギリス社会とアメリカ社会のある共有性を再確認させられた。
で、さっそくきのうの東証株価は900円超の株安。
とくに日本に対する攻撃的なコメントを連発してきたトランプ氏当選は
日本の金融政策、円安誘導政策に対して、アメリカからの攻勢が
今後強まっていくだろうという予測から
主に経済の側面から、不安感が募ってのことだろうと思われます。
言うまでもなく他国の選挙のことであり、日本として関心は持ったとしても
どうこうと言える筋合いのものではない。
ただ、これまで日本はトランプ氏の言動に対して批判的スタンスは取っていた。
メディアなどの報道基調も、おおむねそういった脈絡が支配的だった。
日本の国家戦略としても、反トランプが暗黙の基調だったことは疑いがない。
普通、新聞紙面などでは「予定稿」として、
トランプ当選の場合の識者の論説を掲載するのが一般的だけれど、
そのような記事はWEB上でも日経ビジネスにあった程度。
どうやら、日本中がまるで茫然自失のような状況になっているといえる。

たぶんこういった空気は、汎世界的なようで、
海外の反応を朝日は比較的に詳しく伝えているけれど、
とくにドイツ政府は端的にトランプに対する反感を公言してきたことで、
焦燥感を持っている様子が伝わってくる。
イギリスのEU離脱からの流れに、アメリカも共鳴し同調する世界が
今後の基調的な流れになっていくのだろう。
これまでの世界の基軸・英米が期せずして似た世界観を持つことになる。
トランプは選挙戦最終盤では、まともな大統領候補になろうという
そういった志向性をむしろ捨てて、本来の自分を支持する世論に訴求し、
それが結果として成功したと言うことのようだ。
その戦略が勝利を生んだとすれば、アメリカ社会のサイレントマジョリティを
明瞭にあらわしていると言える。
ただ、投票数自体はクリントンの方が勝利したとも伝えられているので、
アメリカという社会の深刻な亀裂もまた、露呈したといえる。
不確実な時代が幕を開けたというのが率直な表現だと思います。

「トランプ三木」と揶揄されたとジョークを飛ばしていた次第で、
わたしの方はまったく事実無根とあらぬ「疑惑」の解消に努めていたのですが、
その当人としても、やや驚きを持って受け止めております。

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