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越後妻有・大地の芸術祭トリエンナーレ見学

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さて、きのうから住まいと環境 東北フォーラムの
視察ツアー・新潟見学であります。
既報の通りわたしは新潟市に前泊して、11時に越後湯沢駅にて
ご一行と合流しまして、そこからは大型車レンタカーでの同乗の旅。
わたしは新潟はほとんど初めてみたいなものですので
見るもの聞くもの、物珍しく見学させていただいておりました。
本州地域で有数の豪雪地帯である、越後妻有<十日町周辺>地域も
はじめて訪れるワケでありまして、それほど予備知識もない。
地域の工務店・フラワーホームさんのお世話になって、
なにやら、建築もあり、芸術もありというツアー程度の認識。
ただ、地域と建築、その関係を掘り下げてみることで、
人間環境への理解を深めるという趣旨。
そもそも、視察のメイン「大地の芸術祭の里」とはということで、
以下にHPから紹介文。

3年に1度の世界最大級の国際芸術祭
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の舞台となる、
越後妻有地域(新潟県十日町市・津南町)を
「大地の芸術祭の里」と呼んでいます。
ここでは、1年を通して、地域に内在するさまざまな価値を
アートを媒介として掘り起こし、その魅力を高め、世界に発信し、
地域再生の道筋を築くことを目指しています。
その成果発表の場となるのが、
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」です。
▼基本理念
「人間は自然に内包される」
越後妻有は、縄文期からの豪雪や河岸段丘といった
厳しい条件のなかで、米づくりをしてきた土地です。
人々は、切り離すことができない人間と自然の関わり方を探りながら、
濃密な集落を営んできました。その祖先にならい、
わたしたちは、「人間は自然に内包される」という理念をかかげ、
美術を人間が自然と関わる術(すべ)と捉え、広大な里山を舞台に、
人と自然とアートが織りなす「大地の芸術祭」を2000年にスタート。
過疎化・高齢化が進む越後妻有の地域再生の契機として、
地域資源の発見や地域の知恵の学習、住民との協働、
空間を息づかせる制作という、アートがもつ力を信じ、
この地域づくりが企画されました。
「人間は自然に内包される」というこの理念が、
「大地の芸術祭の里」のすべてのプログラムに貫かれています。
人間と自然がどう関わっていくかという可能性を示す
モデル地域となることを目指して、越後妻有の地域づくりは進められています。
▼経緯
1994年、新潟県知事が提唱した広地域活性化政策
「ニューにいがた里創プラン」に則り、アートにより地域の魅力を引き出し、
交流人口の拡大等を図る10カ年計画
「越後妻有アートネックレス整備構想」がスタート。
これが出発点となり、地域活性事業の柱として
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が2000年に始まりました。
▼新しい地域づくりのモデル
「大地の芸術祭の里」での地域づくりのあり方は、「妻有方式」として
海外メディアでも多数紹介されるなど、国内外で美術の
枠を越えた評価を得ています。国内では、文化芸術による
創造都市(クリエイティブ・シティ)が関心を呼ぶ中、
徳島、茨城、新潟市、大阪、瀬戸内など全国のさまざまな
地域づくりに影響を与えています。また海外でも、欧米、アジアの
キュレーターや美術関係者、自治体の視察、国際会議、
シンポジウムなどで取り上げられてきました。
▼受賞歴
・「ふるさとイベント大賞グランプリ(総務大臣表彰)」(2001年)
・「地域づくり総務大臣表彰」(2007年)
・「第2回JTB交流文化賞優秀賞」(2007年)
・「第7回オーライ!ニッポン大賞グランプリ(総理大臣賞)」(2009年)
・「地域づくり表彰 国土交通大臣賞」(2010年)
・「第10回エコツーリズム大賞特別賞(環境省)」(2015年)

そんななかですが、さすがに古民家的な建物には感激。
写真はなかなか評判の「うぶすなの家」であります。
築80年を超える茅葺き屋根の古民家。
日本を代表する陶芸家が手がけた器で、
地元のお母さんたちがつくる四季の家庭料理も楽しめるのだそうです。
この地域のひとびとの暮らしよう、生活文化が
肌身に滲みて感じられるようで、まことにすばらしい民家でありました。
っていうようなことでして、
まことに「見学しながら、概要を把握しながら」という旅。
まだまだ、全体像はアタマのなかに像を結んでおりません(笑)。
きょうも、続きを見学していきたいと思います。

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