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【本丸御殿に躍動する「トラトラトラ」 名古屋城探訪-4】

 写真は名古屋城本丸御殿の障壁画のうち、玄関の間に飾られているトラ群であります。金箔の背景色と和の空間の漆喰の白、畳の自然な黄色の色合いの相関性が、いかにも日本的な感受性のある極点なのだという印象を受ける。美術館などで金 […]

【障壁画の復元模写 名古屋城探訪-3】

 昨日で当面の懸案事項について、一気呵成に一段落させられた。そういう特異日というのはあるもので、いろいろな作業段取りが複雑に絡み合いながら「腑に落ちる」みたいな感覚で、大団円を迎える。仕事というものは人間のやることなので […]

【冬のなんでもない風景と三角屋根という人跡】

 写真は土曜日に行っていた日帰り温泉施設からの冬の北海道のなんでもない景色。雪は木立のすべてに明瞭な「陰影感」を加筆して、墨絵的な美感を際だたせていく。植物という存在が無音ながらまるでオーケストラのように視覚的な「音楽性 […]

【2015/9/10名古屋の雲と「死は存在しない」読了】

 セカンドライフの日常にすこしづつ移行してきて、カミさんや家族とゆっくりと過ごす安寧感を抱くような時間を過ごせるようになって来た。昨日もやや遠い日帰り温泉までの往復のドライブを楽しんでおりましたが、ちょうどこの時期らしい […]

【「飛鳥・藤原」、世界遺産登録へ前進】

 ブログでは「名古屋城」探訪シリーズの予定なんですが、奈良県橿原市の知人から「飛鳥・藤原の官都とその関連資産群」がようやく世界遺産登録リストに記載されることになって、地元では大いに盛り上がってきていますよ、というご案内の […]

【東海地域はなぜ天下人を生んだのか 名古屋城探訪-2】

 写真は名古屋城の展示で、やはりこの人物がいなければと言える信長さんの肖像画。この城郭、名古屋城自体はその後の尾張徳川家の本拠地として、天下普請で建築されたものなので、尾張織田家とは無関係ではあるけれど、戦国末期に全国統 […]

【尾張名古屋を「持つ」お城 名古屋城探訪-1】

 城郭は広い意味では「住宅の分類」という説に導かれて探訪記、今回は名古屋城。「尾張名古屋は城で持つ」という天下の名城であります。建築関係の探訪記録がわたしのMacには大量に保存されていて、こちらの記録は2015年9月のフ […]

【年末へ、闌けていく季節】

 昨日、ちょっと懸案になっていて心理的にも重たくなっていた案件にようやくメドがついて、一段落であります。で、その流れから行動予定も決定できて見通しが立ってきた。  さて一進一退で徐々に冬が深まってきている北海道札幌。写真 […]

【城郭の攻撃仕様「石落とし」 金沢城-5】

 戦国の活発な内戦状況の中で、日本の戦争技術、建築仕様は変化して行ったけれど、城壁が高く上げられていってその高低差を活かした防御側の「攻撃装置」としてこの石落としは普遍的に作られていった。高所から攻め上がってくる敵勢に対 […]

【江戸初期の「五十軒長屋」木構造解析 金沢城-4】

 写真は金沢城「五十軒長屋」の内観と外観。この建築の用途としては、この建築がその上に建てられている石垣・土塁が、門を破って侵入してきた敵勢の攻撃から「城内」を防御するものだったことは一目瞭然。石垣手前には堀も仕込まれてい […]