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Kindleがやってきた

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返品OKキャンペーンとかで
10000円くらいのAmazonの電子書籍端末Kindle PaperWhiteが
30日間使って、気に入らなかったら返品しても良いです、
というセールスの案内がメールできたので
つい、「そういうことなら、チャンスかな・・・」と
Amazon商法に付き合って見ることにしました。
で、きのう写真の端末が送られてきた。

率直な印象。
iPadと比較すると、端末のレスポンスはイマイチではないか、という印象。
慣れていないのが大きいとは思うのですが、
ずっと電子書籍端末、どれにするか迷っていた身にすると、
もうちょっと、キビキビしていて欲しかった。
「これはやっぱりiPadだったかな」と思いつつも
無料本につられてダウンロードしはじめると
「お、古典ばかりだけれど、読まなきゃと思っていた本が・・・」
という浅ましい(笑)欲望がどんどん湧き出てきて
そして、やはり紙の本では得られない利便性に思わず、没入しています。
なんといっても、いちいち本を探して回る必要がない。
自分の好みの本をダウンロードしておけば、いつでも読むことが出来る。
時間の節約効果は計り知れませんね。
まずは、慣れることで、いろいろな古典的作品を読んでみて
その「読書体験」に基づいて、
これからの読書の方法を考えていきたいと思います。
ひとつは、圧倒的な利便性から知的体験の総量が豊かになることは間違いない。
この効果はたぶん、相当な破壊力。
小学校に電子端末を導入しての実験では、
顕著なレベルの「学習効果」が実証されているそうなので、
今後教育現場では、「争って」導入が進んでいくことが予測されます。
検索や辞書機能を使っていけば、学習が飛躍的に深まり理解力が増す。
これは火を見るよりも明らか。
たぶん、世の中的には8割はこうした方向で進む可能性が高い。
ただ、あと2割くらいの部分で、「宝物としての本」という
個人の尊厳にも似た「体験記憶」が再認識もされてくると思う。
さらにもうひとつ、紙の本には「中古本」という
ダウンサイズしたマーケットがあり、また図書館という
「知の福祉」的な機能を果たしている存在もあった。
電子出版では、このような社会的な機能は消えて亡くなっていくのだろうか。
その辺への検討が今後必要だと思う。

というような課題も見えているけれど、
「知のロングテール的な価値の発掘」というような新しい地平も
生まれ出てくるような気もしています。
どっぷりと研究してみたいですね。

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