本文へジャンプ

日本最北の地・稚内

北海道、ここんところ
本州地域とはまったく違う雨の夏を過ごしております。
涼しいのはいいけれど、このまま秋になってしまうのがさみしい・・・。
13日、あんまり天気がよくないので、
ドライブならば、天気の良さそうな場所まで行けるのではないかと
進路を北にとって出発いたしまして、
結局は、最北の稚内まで走ってみようと脚を伸ばしました。
今回は道央道を深川まで上がって、そこから海沿いに出て
日本海側の留萌あたりから北上したのですが、
北の方は、途中から高い木もなくなっていく。
低灌木が強い浜風に必死にしがみついているような海岸線が続きます。
天塩の町を抜けて海岸線を北上すると
以前探検に来た「オトンルイ」遺跡があります。
アイヌが北方サハリンに進出した拠点集落と言われており、
天然の古代外洋船の港として、好適地の様相を見せているそうです。
左手の日本海と、それに沿うように砂州状の陸地があって、
その内側に、湖のような水運適地が広がっているという地域なのですね。
その地形の有り様は、津軽十三湊があった十三湖に近似していて
木造の船が陸伝いに、日本海岸を南北に行き来する錨地というイメージが彷彿とする。
でも、いまクルマを走らせれば、360度のパノラマが広がる
いかにも北海道的な地域であります。
そういえば、途中、たぶん冬の吹雪を避けるかのように
ぽつんとコンクリートのトンネルがありました。
段々近づいて入ろうかとした矢先、
トンネル内から猛スピードで飛び出してきたクルマが
こちら側車線にはみ出し、飛び出してくる!
ちょうどカミさんが運転していて、路肩側にハンドルを切って急停車。
間一髪、命からがらだったのですが、
相手の車は何事もなかったかのように走り去っていく。
どうも、トンネルのなかで減速もせずに走って、
急に明るい外に出たので、フラッシュを焚いたような白光のなかで
ハンドルがずれて右側車線にはみ出したことを自覚していなかったようです。
たぶん、北海道以外からの運転者のようだったのですが、
こういった条件、状況も起こりうるので、ぜひ注意していただきたいですね。
とっさのハンドル捌きが出来て、何事もなかったのはまぁ幸いでした。

さてまぁ、アテのない道中ですので、
あちこちの道の駅に途中下車して、ちょこちょこと食べ歩き。
ふたりでラーメンを1杯だけ頼んで味見したりしておりました。
で、途中で稚内に行こうと言うことで
稚内の道の駅を探したら、鉄道の駅と同じ場所。
日本最北端の鉄道、という置き看板もあってさいはて感を演出している(笑)。


でもなぁ、そう教えられてもイマイチ、迫っては来ないなぁ。
稚内は、はじめて来たのですが、想像以上に都会で
ロシアからのみなさんとか、なかなか「国境感」は感じられます。
しかし、結局思い出したのは、名物の「たこしゃぶ」であります(笑)。
駅の近くの観光向けの市場で、
どうかなぁと思いつつも2000円弱で冷凍したヤツを購入。

帰り道は、国道40号線という幹線道路を通って帰りましたが、
内陸側になると、少しは高い木々が生育しています。
しかし、なかなか農業の痕跡は見えない。
しばらく走って酪農地帯が目につくようになって、その後、
ようやく「そば畑」が広がるようになる。
この時期の淡い緑とも白とも言えないあの風景、なかなかいいのではないでしょうか。
北海道、ラベンダー畑などが有名になりましたが、
北の方のそば畑も悪くはないのではないかと・・・。
だれか、写真家の方、あの美をクローズアップしてみてください。

で、くだんの「たこしゃぶ」。
1日おいて翌日夜に食べたのですが、超美味でありました。
むむむ、もっと買ってくればよかった・・・。

Comments are closed.